オベーション1717 Eliteをお預かりしました。電池ホルダーをネジで止めるタイプなので、かなりの初期型です。修理内容は、フレットすり合わせとナット・サドル調整。ほとんどのギターのネックは、ボディとの接合部から元起き(順ゾリ)していることが多いのですが、このオベーションは逆ゾリしている感じで、弦高が極端に低くなって、かなりビレる状態です。
まずはフレットのすり合わせを行います。
ナット溝の調整をした後、サドル調整に入ります。ブリッジを外すと、調整用のシムが見えます。シムでサドルをかさ上げしても弦高が低いということは、ネックがかなり逆ゾリしている証拠です。さらにかさ上げする必要があります。
数枚のシムで調整されていました。
同じようなシムをさらに数枚重ねてもいいのですが、ブリッジ底と溝の接地面を確実にするために、シムの代わりにローズウッドを切り出して敷くことにしました。この方が、弦の震動がサドルからブリッジに確実に伝わるからです。
サイズを調整して、溝に収めたところです。
サドルの高さはブリッジの厚みギリギリに収まり、弦高も適切な値に設定できました。音質も確実に向上しています。
修理前のサドルの高さと比べると、かなり高くなったのがわかります。
お問い合わせ ABE GUITARS
まずはフレットのすり合わせを行います。
ナット溝の調整をした後、サドル調整に入ります。ブリッジを外すと、調整用のシムが見えます。シムでサドルをかさ上げしても弦高が低いということは、ネックがかなり逆ゾリしている証拠です。さらにかさ上げする必要があります。
数枚のシムで調整されていました。
同じようなシムをさらに数枚重ねてもいいのですが、ブリッジ底と溝の接地面を確実にするために、シムの代わりにローズウッドを切り出して敷くことにしました。この方が、弦の震動がサドルからブリッジに確実に伝わるからです。
サイズを調整して、溝に収めたところです。
サドルの高さはブリッジの厚みギリギリに収まり、弦高も適切な値に設定できました。音質も確実に向上しています。
修理前のサドルの高さと比べると、かなり高くなったのがわかります。
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