ABE GUITARS

ギター・ウクレレ制作
フレット楽器全般 修理調整

グレーベン 指板バインディング切り出し

2009年06月05日 | ネック関連
オリジナル指板のバインディングは、ハカランダのようなので


ハカランダの指板材から切り出します
 

前の作業 続き

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グレーベン トラスロッド挿入

2009年06月04日 | ネック関連
ボディ側に、トラスロッド用の溝を作成します。


レイアウトして


ナイフや鑿を使って溝を作ります


トラスロッドの上面にローズ材を貼り付けます。これが指板材と接着されることによって、トラスロッドが利く、というわけです。
 

スクレイパーで平面を出し


ナット部分をスプルースで埋木


これでトラスロッドの挿入は完了し、指板の接着に移ります。

前の作業 続き

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オベーションベース ナット・サドル調整

2009年06月03日 | ナット・サドル作成・調整
オベーションのベースをお預かりです。オクターブが合わないので何とかして欲しい、というご依頼内容です。が、特殊なピックアップなのでサドルを太くしてオクターブのピークの位置を変える、という技を使うことができません。ならばブリッジを剥がして位置補正、というのが真っ当な修理ですが、大掛かりすぎるのでその案は却下。とりあえず、弦高を低くして、できるだけズレを少なくする、という対処策を取る事にしました。
 

まずは裏のカバーを外して



ロッド調整をします


そしてナット溝の調整


サドルは特殊な構造なので、底を削っての高さ調整は不可


尚且つ、シム調整をしているにも関わらず、4弦側は低く1弦側は高い、というアンバランスな弦高なので、


1弦側の上面を削ってバランスを取った上で、エボニー材で全体を底上げ、という手法を取りました。
 
3・4弦は合いましたが、2弦は微妙にシャープ、1弦はかなりシャープ。ですが、これが限度です。

オベーションは画期的な楽器だと思いますが、シビアな調整を施そうとすると、かなり厳しい部分があります。どこまで調整するかは、結局はプレイヤーのプレイスタイルや要望如何、ということになるのですが。

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テレキャスター?セットアップ

2009年06月02日 | ナット・サドル作成・調整
テレキャスターをお預かりしました。フェンダーのロゴはあるのですが、シリアルが無かったり、仕様に何となく違和感があるので、おそらくコピー物ではないかと・・・。
 

ナット溝の調整。アングル付のヘッドと比べ、溝の角度の付け方に工夫が必要です。


サドル・オクターブ調整をして完了。サドルは2つの弦に対して1個なので、1弦は合っても2弦が合わない、という事が起こるので、全体的なバランスを考えて調整します。


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ヤマハ G-90 ネックカラーリング

2009年06月01日 | 塗装剥離・再塗装
サンディングシーラー塗布後、指板側面を削って色落ちしたところを補色。均一な色合いにすることは無理なので、濃い目の茶系でグラデーションをかけて、色ムラを目立たなくし、クリアコートを塗り重ねていきます。


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