気まぐれ猫と音楽だらけの暮らし

マイフェバレット満載!好きなことしかしない気まま気まぐれでもちょっとセンチメンタルな、お話ばかりですが、聞いて!

着物で夏旅行

2010-08-02 22:14:53 | コスメ・ファッション

 三泊四日で関東・東海へ出かける事になりました。最初は勿論着物で出かける予定で準備を始めたのですが、気温が暑すぎて大変じゃないか?と言われて躊躇していたのです。

 でも!今日になってやっぱり初志貫徹しようと思いました。出来るだけTPOに合う限り着物で生きて行こうと決意したのですから、頑張りたいなと、こうなると意地ですね。

 意外だと言われたこともあるんですが、着物旅行の方が荷物が少ないのです。何しろ着物は小さく畳めるので荷物がコンパクトになる。また帯か着物のどちらかを二つ持てば印象が変わるので「毎日同じ」にならずに済むのも女性にはありがたいのです。最近リバーシブルの着物を手に入れたのでこれまた便利。ドレスコードに合わせて洋装は沢山必要ですが、着物は格の上げ下げが楽なのです。

 足袋はお風呂のときに一緒に入って洗う。そのあとにバスタオルでくるんで踏む。そうしてから部屋に干すと一晩で乾きます。半襟は二枚付けて行って汚れたら外す。でも半襟もそんなに汚れないので二・三日は大丈夫。

 今回はどうしても途中で洋装になるので、荷物が多いのですが仕方ないです。それでも着物は小さく畳んで隅っこにいれておけます。草履も平たいから邪魔じゃない。何より一番好きなことは長い移動時間に肩が凝らないこと。草履で足の指の間にある「つぼ」を押して解消できるのです。腰も痛くならない。冷房で冷えてもお腹周りは暖かいので体調を崩しにくい。(冬はその反対になりますね。)

 着物に慣れると汚さないから気にならないし、雨も大丈夫なように化繊にするとかの工夫も出来ます。

 着物だとレストランでも良い席をもらえたり、サービスがあったり、ラッキーも多いです。海外だとなおさらです。

 最近のスーツケース(キャリー)のなかにも「和テイスト」なものもあって着物でも違和感なく持ち歩けます。うれしいです。でも着物バッグなるものはあまり使いません。便利には出来ているのでしょうが、小さく畳めるという点を見逃している。もっと小さく作ってくれればいいのに・・・と残念です。畳めない人にはいいかもしれませんけどね。

 私の究極の裏ワザ。

 帰りに疲れたら帯枕を外して角出し風にしてしまうこと。時間があればトイレに駆け込んで帯を半幅に変えます。最近はパウダールームも備えてあって着替えもできるので楽。お太鼓から半幅に変えて電車に乗ると楽です。家に帰るという最後の日のみですが・・・・・。

 着物旅行。大丈夫です。

 


Aちゃん寸志を貰う

2010-08-02 21:51:44 | ボウリング

 今日は最後の練習日。朝一のオイル引きたての状態での練習をしようと昼前にセンターに行き練習開始。センターの計らいでデュアルレーンで投げさせてもらいました。すると・・・・・。支配人が現われて「これ少しだけど」と寸志を渡されたAちゃん。(勿論私もいましたが)「ありがとうございます」しっかり挨拶。(当たり前ですけど)その後支配人の奥様も勤務しているので「がんばってね」と声をかけて貰って「はい!」と元気に言えました。

 でもですねぇそのちょっと前までは泣いていたんですよ。怒られていたから。だらだら練習するなら辞めろ。泣くな!両手投げなら両手投げの特性をいかすような投げ方をしなければ意味ない!と・・・・。まるで女優。泣いたり笑ったり変幻自在です。ある意味すごいなあと感心してしまいましたが、しっかりゲームの組み立てや投げ方について議論しまいした。

 そのあとしばらく考えていたAちゃん。「もう一ゲーム投げさせてください」というので好きにさせました。絶対に全体練習のときに「何故両手投げなのか」を問われるはずです。その時にしっかりと自分の意思でこうしよう、こう投げようと決めて練習しているという理由を述べられ、また納得させられるスコアをメイクする必要があるからです。

 すっきりした顔で練習を終わり従業員に見送られてセンターを出たAちゃん。

 寸志の金額を見てびっくり。「これはこまったなあ」と・・・。かわいいですね。

 こうやって応援してくださる人々。本当にありがたいです。わざわざ車まで来て声をかけてくれる常連のメンバー。「笑え!」と言われました。泣き虫でふくれっ面なのを知っているからです。Aちゃんも知っているので「へへへ」と照れ笑い。皆知っているんです。悔しいから泣く。嫌いで泣いているわけじゃない。でも出来れば泣かないで投げて欲しい。楽しんで欲しいと思っているのです。


留袖の常識?!

2010-08-02 00:10:41 | アート・文化

 呉服屋の店長との話の中でどうしても引っかかる事がありました。それは「結婚式の留袖の帯締め帯揚げは白か金じゃないとおかしい」という一言。

 とある結婚式の裏方で顔を出したという店長。ある人の着つけの段階でその方が持っていたのが「黄緑色の帯揚げ帯締め」。「これじゃダメよ!」と大御所の一言で急きょ借りてその場をやり過ごしたとか。「留袖に色ものを使うなんてかんがえられないですよ」とのたまう。

 「う~ん。そうなの?」と疑問形の私。何がいけないの?着物の定番や常識はいつどこでだれがそう決めたのでしょうね?と。

 本来なら・・・・・。喪服はあり得ない。そもそもそれが「正装」だからであって葬式に着て行くばかりが用じゃないはずなんです。それを少し華を添えてということで江戸褄がある。つまり留袖。既婚婦人になって振袖の袖を短くしたから「留袖」この種類には「色留袖」と呼ばれる訪問着に紋が入ったものがあり、「黒留袖」と呼ばれるいわゆる江戸褄がありこれも紋がある。次に「色無地」の紋入りがあって・・・・。と、「正装」にもランクがある。そこまでは周知の事実なのでいまさら意義を唱える気は毛頭ない。それらを着ないからと言って「正装じゃない」とも言い切れないが、「小紋」はいくら頑張っても「正装」にはならないからだ。

 問題は小物類。重要なのは帯揚げ帯締め。それよりも「帯」そのものはどうなんだ?!という話もありますが、大抵の場合着物と帯はセット購入されることが殆どなのでよほどの偏屈じゃないかぎり留袖にあう帯を持ってくるはず。で、小物の話になる。

 だれが「白」「金」にしたの?それじゃないと絶対に失礼なの?何故その色なの?別の色は絶対にあり得ないの?御止色の紫はどうなの?ドレスコードに引っかかるの?

 そこで友人の出番。「平織りの帯締め自体が近年の作だから…本当の意味で言ったらまるくげじゃないとダメってことよねえ」

 そうなのよ。色が問題なら正装なら「まるくげじゃないとダメ」という決まりが残らなければおかしいでしょう?

 男性のフォーマルなんて曖昧の象徴だもの。ネクタイ一本で冠婚葬祭OKですからね。黒なら葬式法事、白なら結婚式披露宴。これほど楽な事はない。でも葬式にピンクはないだろうけど、結婚式にピンクはダメ?カジュアルすぎ?でもフォーマル礼服をもっていないならダークスーツにしてもいいよね?

 まあ、留袖に「黄緑」というのもなんですが、一昔前は何にでも合わせられると黄緑や紫はよく売れたとか。確かにね。式典ではいますよ。紫。しかも古代紫てかてか。

 ていうか今のご時世着物を着る機会自体が少ないのに、その上ダメだしの連発じゃあ着物に興味を持たなくなるのは当然。留袖を売りつけるついでにセットで帯締め帯揚げのフォーマル用も売ったら?これじゃなきゃダメですからね!と念を押して。

 留袖を何人の着物人が持っているだろう。一枚はあるって人は多いですね。でも単衣がないって人は多い。まして盛夏用の紗留袖なんて無理。でも成田屋は持ってましたね。市川海老蔵結婚式にはいますいます。さすが。本家本元着物の文化継承者です。

 ちなみに民謡の世界では結婚しても70でも振袖は着ます。留袖を着て伊達襟は赤。帯締め帯揚げも赤。津軽民謡をやる人は大抵そうなっている。社中で揃えるときには浴衣を買わせられます。お揃いのやつ。着ものだと高いから浴衣にして着物の用に着る。これは当たり前。だから・・・・。常識はどうなんだろうなんて考えもしなかった。

 結婚式には「白」は花嫁の色なので遠慮するっていう話は私も守りますよ。でもねえ、宴席の9割が黒だと幻滅しますね。黒のフォーマルドレスって一時期流行ったでしょう?その中にチャイナドレスで出席したらあとでブーイング。「おかしい」っていうのよね。なんで?どこが?ダメなの?イブニングだからショールは羽織っていたし、中国人じゃないけれどチャイナドレスは中国の正装でしょう?なんで?韓国の結婚式は女性の全員がチマチョゴリでしたね。立派。色もさまざま。でもベールをかぶるのは花嫁。だから分かる。中国もそう。ベールをかぶるのは多種多様な民族と宗教がやるのでこの辺面白いですね。イスラム教もユダヤ教もそうだし。

 留袖の常識・・・・・・。う~ん。

 そうは言っても私が留袖を着るならやっぱり帯締め帯揚げは無難に白に金糸の物にするでしょうね。(え?ずるい?なんで?)だってそれに合う帯といったらそうそうないから・・・・・。自然にそうなると思うのです。

 明治政府の決めた「衣替え」を民間人に押しつけたわけでもないでしょうにね。10月でも暑い日に袷を着るなんて地獄。6月の寒い日に単衣も地獄。

 何とかならないのかしら?

 だからいつまでたっても着物の新人が出ないのよ!

 定番とか常識にとらわれてがちがちじゃあ、新しいものを作っても売れるわけがない。

 自分は普段着着物しかないから関係ないけど。自由気ままにコーディネイトして楽しんでます。

 ああめんどくさ!