気まぐれ猫と音楽だらけの暮らし

マイフェバレット満載!好きなことしかしない気まま気まぐれでもちょっとセンチメンタルな、お話ばかりですが、聞いて!

着物ファイルから見えたこと

2010-08-16 21:56:55 | アート・文化

 着物を写真に撮りファイルにしていますが、ない物が出てきたので整理し直す事にしました。仕事が始まったので印刷も再開。他人にくれたものや傷んでリメイクしたものを処分していきます。それでも「あったはず」のものがなかったり二重になったりしていましたので数も数え直すことに・・・・。この話を姫と友人Kに話したら二人とも同じ反応「何で今さら?」というの「数えなくてもあることは分かっているのに…」というのです。そうじゃなくてさぁ・・・・。何があって何が無いのか知りたいじゃないですか?

 訪問着が増えたのでパーティーにも対応できるようになりました。夏の単衣や薄物の正絹物が増えたので季節代わりにクリーニングに出すものもあるようです。今年は暑いので10月中旬までは単衣が活躍するでしょう。

 今回のファイルでは訪問着・付け下げ・色無地・小紋に分け、素材によっても分けました。勿論単衣か袷かも分けました。ついでに化繊も別にしました。帯も名古屋帯と袋帯にわけ、洒落物か礼装用かにも分けました。増えれば後ろにつくのでいつに日にかはまたやり直すんですけどね。

 かなりの枚数あると思っていたのに意外に少なくて驚いたし安心したしと変な気分です。まだ買ってもいいよねえ?などと野望がわきます。

 年代によって好みも分かれますね。母親の着物歴が分かります。最初は9マルキ位の安い大島紬を買ってその後に良いものを購入したりしている。泥染めに偏ったり、小紋でも花づくしなどを集めている時期もあるようです。ちょうど私の年代から着物歴が始まるので好みも同じなので助かります。唐子文様などは少し前まではあまり好きではなかったのですが、子供が大きくなるにつれかわいいと思えるようになりました。不思議です。

 先日どうしても着用出来ないほど酷いシミがある着物を帯に仕立て直しました。残り生地は半襟や帯揚げにする予定です。裾除けと袖だけの二部式襦袢を作っても良い感じ。絞りの雲取り文様ですからかなり高級。もったいないですからねしっかり全部使い切ります。羽織にする案もあったのですが自分は羽織をあまり着ないので却下。帯にしたらシックで良い感じ。派手な小紋に合いそうです。今から楽しみです。

 昔はこうやってつくりかえて生地を大事にしていったのですから、私のやることは普通のこと。でも他のお客様が「勿体ない」というのです。眺めている方が勿体ないでしょ・・と言ったら黙り込んじゃった。この方着物を沢山御買い上げになる有名な人なのですが着物を着ているところを見たことが無いという人。いつ着るんだろう?前の展示会でも留袖を購入して辻が花も買っていたし・・・ってよく見てますね(自分でも呆れますけど)

 ファイルにすると今度はこういう着物が欲しいなあとか、無い色や傾向が分かるので便利です。また妄想コーデが出来るので楽です。

 姫の着物と殿の着物は別にしているのですが、そのうち全部姫にいくのでまあいいか。


秋旅行の計画

2010-08-16 00:36:36 | 日記・エッセイ・コラム
まだまだ暑い日が続いていて、8月末までは絽の着物が大活躍でうれしい限りですが、9月の残暑に単衣は厳しいかな。浴衣は無理だし・・・などといいつつ、お召を出してきては袖を通す日を楽しみにしています。
 10月の出張は京都。良いですねえ~秋の京都。今から着て行く物を考えております。前泊後泊もあるので全部で三泊四日の行程。出張そのものは一泊二日なのに、田舎暮らしは辛いです。
 問題は行き先。京都なのはうれしい。でも着物文化の本場ですから半端な着物じゃばかにされそうでいまから気合が入ります。こうなると出番は堅物と呼ばれる織りの着物です。しかも大島紬じゃなくやはり黄八丈でしょう。もしくは無地感覚の紬。これは柄が無い分帯で遊べるので重宝します。京都だと京友禅などきらびやかなので還って地味に行こうかなと思います。目立たない様に目立つ。これが大事。無理難題?そうでもないのです。よそいきは結構みなさん御持ちだから究極の普段着にお金をかけるこれは着物通には痛い・・・・。さて、何を着よう。秋だからね。
 そういえば俳句の季語って結構実生活とはずれてますね。夏の季語に「牡丹」がある。「芙蓉」は秋。これに合わせるとなると大変。面白いです。勉強したくなりました。
 作家もののプレタ物でも斬新なデザインだと受け入れて貰える事も多いので、最近は臆することなく来て歩けます。むしろ定番の柄よりも良い感じ。
 秋は展示会や旅行、出張が多いので忙しい。そのたびに着て行く物をかえるのも大変。講習会や会議なら江戸小紋ですっきりしゃっきりビジネススーツ的に決められるのですが・・・・。旅行は楽しみたいですからね。
 今から悩んでいます。
 一番の悩みは黒の付け下げに合う帯。これが難しい。難題です。今まで黒の墨流しや絽の着物はありますが、帯は案外簡単だったのです。御対で購入したらしきものがあるからかな。楽です。でも今回の作家ものは違う。着物を生かすようにしかも帯で遊べるように・・・・・。何本か候補を手に入れてみては合わせる予定です。いらなくなったら誰かに売りつけよう!
 姫の丸帯が届いたので振袖に合わせてみたいなと思います。それより帯結びを練習しないと・・・・。変わり結びは難しいですからね。
 さて・・・・。夏の展示会には塩沢紬か白鷹お召で。秋の展示会には黒の付け下げで。京都には・・・・・?
 うれしい悩みは続きます。楽しい時間です。