気まぐれ猫と音楽だらけの暮らし

マイフェバレット満載!好きなことしかしない気まま気まぐれでもちょっとセンチメンタルな、お話ばかりですが、聞いて!

決心と揺らぐ心のはざまで

2014-11-10 22:16:22 | 日記・エッセイ・コラム
震災から早くも四年目を迎えようとしている。東京電力の賠償も進み、日々の生活はなんとなく「生かされている」感はあるものの、表面上では誰が被災者でそうじゃないかなど、見分けはつかなくなった。その中でも、新居を構えて前に進もうとしているのにまだ「いずれは故郷の町へ帰りたいと思っている」という本音を聞かされると、揺らぐ自分がいる。
もともと、私は生まれた町と育った町が違う。まして大学生活は関東圏なので、またここでも故郷と離れて暮らすことでの解放感なども味わっているので、その時にはわからなかった、故郷への思いなどは今更必要だとも思っていない。
それでも、一緒に「諦めたよ」という人が急に「いや、戻れるなら戻りたいと思ったりもする」という発言をし始めた。彼の故郷は秋田だから、潔くそこまで帰れば?とも思うのだが、故郷は違うらしい。
住宅取得分の差額は支払うというので、儲かりはしないが、それなりの善意は有るのかな・・・とも思う。しかしここでまた進まない。書類が不備だとか何とかで、もー払う気がないならほっておいて!とも投げ出したくなるのをぐっとこらえて、もらえるものならもらっておこうという気になって、頑張って交渉する。
来年の三月末で高速道路通行料無料化は終わるとか、医療費無料も終わるとか、いろいろ不安はある。
せめて当時16歳未満だった子供にはずっと医療費を無料にしてもらい、安心して暮らせるようにしてもらいたいという気持ちはある。
そんななかで、友人知人が本音をぽつりと漏らす。
ああ、それが本音なのね。
自分もそうなのかなと心をのぞいてみたが見えなかった。

明日はどうなるんだろう。


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