昨日のサタプロの阿部邦子さんの講演が中日新聞、読売新聞に掲載されました。
読売新聞より
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読売新聞でも紹介されました。(2/19)
【石巻の仮設住宅で暮らす女性】
東日本大震災による津波で自宅が全壊し、宮城県石巻市十八成(くぐなり)浜の仮設住宅で暮らしている
阿部邦子さんが18日、名古屋市東区の東海高校・中学校を訪れ、市民約200人を前に講演した。
阿部さんは、26軒の仮設住宅の住民のとりまとめ役として活動している。
この日は、名古屋市中区の「東別院」を拠点に、十八成浜でがれき撤去や被災者への食事提供などの支援活動をしている団体「愛知ボランティアセンター」に招かれた。
阿部さんは、「避難所にいる時は、仮設住宅に入居することを願って頑張ってきた。しかし、仮設に入ると、次はどうすればいいのか、本当にみえない」と被災者の厳しい現実を話した。
また、「だれかに話を聞いてもらうだけで、被災地の私たちはうれしい。皆さんも来てほしい」と話した。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aichi/news/20120218-OYT8T00918.htm
(2012年2月19日 読売新聞)
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中日新聞より
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東日本大震災で被災し、宮城県石巻市の仮設住宅に住む作家 阿部邦子さんの講演会が18日、名古屋市東区の東海中学・高校であった。
年2回開く市民公開講座の一環。
東海高の久田光政教諭が、毎週末に石巻市で活動する被災地支援団体「愛知ボランティアセンター」(名古屋市熱田区)の代表を務めていることから実現した。
阿部さんは、センターを通してがれきの撤去に来た中学生の男子生徒とのエピソードを紹介し、
「片付けながら、『これはゴミじゃないよね、邦子さんたちが暮らした証しなんだよね』と言ってくれた。
そこまで気持ちを分かってくれてうれしかった」と話した。
今後ボランティアを希望する人は、
「がれき撤去だけがボランティアじゃない。被災者同士で話せないことを聞いてくれるのは、今の私たちにとって一番のニーズ。目を見つめてうなずいてくれるだけでいい」と呼び掛けた。
阿部さんは現在、石巻市の地方紙「石巻かほく」でコラムを連載中。仮設住宅での暮らしや、ボランティアとの交流などをつづっている。 (蜘手美鶴)
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「石巻かほく」で連載中「阿部邦子のがれきに咲いた花」はこちらから
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20120219/CK2012021902000099.html