Now+here Man's Blog

Surf, Run and Trails / Endurance For Fun

全ての女性がウインドサーフィンを始めるべき10の理由

2014-11-25 00:04:00 | windsurfin'

ある海外サイトで女性にウインドサーフィンを勧める、『全ての女性がウインドサーフィンを始めるべき10の理由』という記事があった。ちょっとわかりやすく訳してみたけど、少し哲学的なところもあり。でもだいたいその通りだなって思ったので記してみるよ。

 

1.体型が変わる。ウィンドサーフィンはクロスフィットワークアウトのようなもの。

楽しむだけで、本人はワークアウトしているとは認識していない。

それでいて2シーズンもやれば身体に変化が訪れる。ウインドサーフィンを続けている人はバランスがとれた体型と、強い足腰とより高い心肺機能を持つ。

 

2.好きなものは何でも食べられる。ウィンドサーフィンは、時間あたり1000カロリー費やす。

ちなみに10キロ1時間のランニングでは600カロリー。サーフィンよりも数倍ものカロリーを消費する。

だから2、3時間フルにウインドしたら恐ろしくたくさん食べてもよい。それで太ることはあり得ない。

 

3.少なくても海にいる間、その前後、心配事は頭から離れる。

風を感じて走り始めた瞬間、全てが消える。鬱やストレスを抱えるウインドサーファーは私の知る限り皆無だ。

太陽の光を浴び、風を全身に感じ、日常生活にはあり得ない至福を感じることができるから。

 

4.ハッピーな仲間に囲まれる。ウインドによって幸せになった人々に会い、その幸せ感をシェアできる。仕事、近隣住民以外、大切な仲間ができることは会社勤めの人にとってはミラクルなのだ。

 

5.旅をするとき、ただ単に移動したり眺めたりするのではなく、自らその自然に溶け込み、楽しむことができる。

風や波を通し、その土地を理解し人々に会い想像を超える体験ができる。

多くにおいて地球上の素晴らしいと言われるところには風が吹き波が立つ。

 

6.ウインドサーフィンはそれ自体が生活の一部となり、ライフスタイル、ファッションがセクシーでキュートなビーチスタイルになる。自然に必然的に。

 

7.多くの男性は女性ウィンドサーファーが好きである。ウインドサーフィンをする女性は魅力的な何かがある。

ボーイフレンドがウインドサーファーならば、彼はさらにあなたを愛する。

一緒にウインドすることで、人生のこの素晴らしい時間を共有できる。

 

8.ウィンドサーフィンは永遠にできる。年齢制限がない。

世界中どこでも60代、70代のウインドサーファーが波に乗っている。歩くことができる限り、風を操り波を読む力は経験が重要のため技術力は向上する傾向にある。

もちろん始める年齢が遅くても大きくデメリットになることはない。

 

9.平水面、ウエーブ海面、いろいろなコンディションをチョイスできる。

サーフィンのように波だけではなく、まず風ありき。だから乗れる機会は多く退屈する週末は少ない。

 

10.自尊心が養われる。

ウィンドサーフィンすることで、心はクールに保たれ、自信を持つことができ、そして平穏な心を持つ人間になれる。あくせくせず自然の時間の流れに身を委ねることを風と波から学ぶ。

誰にもあなたからウインドサーフィンを奪うことはできない。

ウインドを続けること、それは人生を振り返り後悔することすら非現実的なものになる。


朝焼けSunriseウエーブ

2014-11-13 18:36:24 | windsurfin'

2014/11/13 西の風強く 快晴 

 

低気圧が日本海に入り12日(水曜)に南西風が吹くと予報が出た。

しかし、あいにく風が吹き始めたのは日没直前。

 

12日深夜にかけて低気圧は日本列島を横断。

本日13日早朝に日本列島は典型的な西高東低の冬型の気圧配置になった。

 

10日前の11/3に西風が吹いたが、この日は西高東低ではなかった。

だから今日13日が湘南では今季初の西高東低の大西となる。

 

大西は湘南地方の漁師用語で、漁ができなくなる嫌われものの季節風だ。

大西は沖から大きなウネリを伴う冷たく重い強いまやかしの南西風。

何故まやかしかというと、列島山脈を越えてきた北風が

遠州方面の海岸線に沿ってねじ曲がるため湘南地方に南西風として訪れるわけである。

だから沖は北風なんだね。

 

大西が吹くと漁はもちろん、サーフィンもままならない。

大西の恵みを享受できるのは、ウインドサーファー、カイトサーファーだけとなる。

 

その大西でベストゲレンデになるのが茅ヶ崎。

ウインドサーフィンは、海に向かって真横から風が吹くのが一番良い。

何故かって言われると説明が面倒なんで省きます。とにかく横からの風が良い!!

で、湘南の地形上、サイドから風が吹き付けるのは茅ヶ崎だけなんだね。

 

というわけで、11月13日を皮切りに、冬のウエーブライドシーズンがついに開幕したのさ。

 

オレはというと、まだ暗いうちに起床し、ラッキーの散歩を済ませから、

4.8㎡と4.2㎡のセイルと76Lのボードを自転車に積んだ。

ビーチに着くと自分の他に2名いた。 イクミとカワシマだ。

4.8㎡をセットしていると、知らないサーファーが、おはようございまーす!と挨拶してくる。

平日の早朝はローカルしかいないので自然に知り合いになるし、自ずと声を掛け合う。

気持ちいいね。宮崎みたいだ。宮崎も挨拶が当たり前のようにされる。

まあ茅ヶ崎はホノルルとアロハ提携したからね。 挨拶しなくちゃ!

 

ボードを水に浮かべる。 立つ。セイルを引き込む。

岸よりは風が弱かったが、波を2つ越えたらいきなりトップスピードに入った。

潮が引いてる時間帯だったのか、沖はほぼ真っ平ら、波は腹でグラッシー。

4.8を走らせる風なのに、面は全く荒れてなく、適度に掘れて、かつ絶妙に張っている。

そして江ノ島方面から登った朝陽は、沖に向かってプレーニングするオレを強烈に照らした。

眩しくて目がくらむぜ~。

水はまだまだ温かく、そのせいか足元への水の反発は柔らかい。

柔らかいなりにもしっかりしたバネが内蔵されている上等なマットレスのようだ。

 

沖でジャイブしてインサイドに向かうと、

朝陽が照らすビーチやマンションや松林がパノラマで目に飛び込んでくる。

海を挟んで日常生活がそこにある。

ジャイブを決めたポイントから陸に1キロも行かないところで、

あいつは牛乳を飲み、あの娘は歯を磨いている。

 

ローカリズムの究極はそういうことを感じることだ。

 

彼女が洗面所で歯磨きのすすぎで水をペッ!とするときに、

オレは波しぶきで口に入った海水をペッ!とする。

ローカリズムにはその近距離の親近感という側面があった方がなおいい、ってことだね。

 

波は15分単位で徐々に上がり、腹から胸サイズになった。

ウネリを沖から曳いてくる。徐々に傾斜がついてくる。

待って待って耐えて耐えて、波のピークがはっきりするまで待つ。

ピークの少し風上まで板を走らせ、そこでちょっとだけステイして、

で、狙いを定めて、一気に前傾する。

ボトムターンの調子が良い。

ランニング効果で足腰がぶれない。膝がバシッと曲がる。

ボードノーズがリップめがけて駆け上がる。

サイドショアと波のクオリティーとスラスターボードの組み合わせが、

深いターンを可能にした。

 

波を駆け上がると、セイルのパネル越しに朝陽が飛び込んでくる。

眩しくて目が眩み視界を失う。

あまりに眩しくて、バランスを失い転んで波に巻かれて、そして海面に浮上する。

するとセッティングのときに挨拶してきたサーファーが斜め前にいたよ。

目が合って、「わお!かっこいいですね~!」と彼が遠くから大きな声で言ってきた。

 

なんかとても幸せな気分になったよ。


ランニングするとウインドはどう変わるのか?

2014-11-04 21:05:49 | windsurfin'

ランニング初めて40日。
週3日ペースで、150キロ走破。

一回のランの平均8~10キロ。

さてランニングがウインドサーフにどのような効果があったか実験レポートしてみよう。

まず自分自身の身体について。
体重はほとんど変わらず。
59キロ前後が58.5キロ前後。
ウンチ前後くらいの差しかない。

なんでだ? はあ~、飲んで食ってる量は変わらんのになあ。。

体脂肪はよくわからん。脂肪計は測るたびに数値が変わるんだよ。
その壊れてるかもしれない計測で15%くらい。
腹回りはベルトの穴が1つ半分凹んだぞい。

 

さて、実験日は11月2日。
西南西の風、4.2~4.5㎡。
自分は4.8㎡。

吹き始めから日没前16:30まで3時間弱、ほぼノンストップ。

波は腰腹のジャンク。波まとまらず乗りづらい。
さすがにアウトのジャイブは真剣モード。
ブーム手を放してしまうと道具が風下にぶっ飛んでしまうくらい吹いてる。

こういうとき軽量なオイラは本当に不利だよ。

でも確かにビーチは砂嵐だったよ。冬並みに吹いてた。


さて、ウインドしてる間、常に不安があった。
それはランニングで痛めた右膝なんだね。
オーバーワークが祟ったんだ。
前日の1日に病院に行ってブロック注射してもらったよ。
キシロカインっていう麻酔だ。
これが痛いのなんのって、
チクリの後に、ズドーンと鉛のように重い鈍痛に襲われる。
アブラ汗まみれになったよ。
これは痛みを取るだけで、膝自体が治るわけじゃない。

だから、波でジャンプしないように、チョップを舐めるように走って、
膝にショックを与えないようにした。

走った結果、膝を痛めたというマイナスはあるけれど、
総体的にはオーバーセイルにちと強くなったかも。
いやいや、強くなった気だね。
普通に板暴れまくりだし、スラスターなのにフィン抜けまくったし。
でも、アウトに出ても、「こんなのへっちゃら!」「もっと吹いてみやがれ!」的な気はあった。
たぶんそれが最も重要な獲得物だったかもね。

あとひとつ、ボトムターンで板がコンパスで円を描くように回っていった。

膝の入りが柔軟性が増して良くなったかも。

まあそれも気のせいかもしれないど、その気が大事かなと。

つまり、走ることで自分の身体に対する自信を得ることができる、です。

80%の力や技量が120%発揮できるんではなく、
いつも50%しか出せない人が80%出せる、そんな感じ。

まじにやるならちゃんと筋トレしないとね。

でも、やっぱりね、走ってウインドがどうなるかというと、一言で言うともっと楽しくなる、だ。

世の中のスポーツ、いや、人類の営みの中で最も刺激的で官能的で爆発的に永劫に楽しい、と思ったよ。


My Summer Vacation

2014-08-21 18:00:27 | windsurfin'

夏休み終わり。
8/14-19の5日間。
今までは9日間。

特に去年は2か月。
一昨年は4か月半の夏休みだったから、
今回の夏休みは恐ろしく異常に短く感じたぞ。

でも、5日間が社会復帰にはちょうどいい期間だったかも。
まあ短い割には非常に深い有意義な夏休みだった。

5日間の中で、SUPの世界大会、湘南茅ヶ崎プロが地元で開催された。



世界のトッププロに混じり一般エントリーもあり、
大会運営も非常にスムースで、
天候にも恵まれ活気にあふれる素晴らしい雰囲気で行われた。

茅ヶ崎が世界のchigasakiとして名を馳せるだろう、
世界大会にふさわしい強風ハードコンディションとサポート体制だったよ。

メーカー、スポンサーのフラッグが風でバタバタいい、
ステージスピーカーからはGOODミュージックがガンガンかかる。

https://www.youtube.com/watch?v=B38knamOBWk

<iframe src="//www.youtube.com/embed/B38knamOBWk" frameborder="0" width="1119" height="496"></iframe>

この大会中、エリア規制が、ウインドサーフィン、サーフィンに影響することはあまりなく、
いつもとほとんど変わりなくプレイできた。

SUP、ウインド、サーフィン、カヌーといろんなマリンスポーツが共存する、
良きビーチとして地元以外の人々に伝わったんだと思うよ。

さて、オレはというと、この大会開催日からの夏休み5日間、すべてウインドした。
セイルサイズは4.8~5.4㎡。

17日の日曜は、地元のシークレットに行ってみた。
サーフィンでは有名だがウインドでは未開の地。
シャワー設備、芝生などまるで海外のビーチパークのよう。
ただし、駐車場は近辺には一切なく、ローカルオンリー。
パークがサーフィン大会でエリア規制が入ったとき使える。
ローカルサーファーが非常にきついポイントなので要注意だけど。

 

ウインド5日間で、新地開拓は思い出に残るが、

ウインド自体でいい思い出になったものがある。
それは5.4㎡でストレートオンショアの18日の月曜日のこと、
夕方にかけ、とてもキレイでフェイスクリーンの波がバンバン入って来た。
ちょっと色気を出して、ダックジャイブテイクオフをしたんだよ。
セイルの下をくぐりながらのボトムターンになったよ。
いつもは足を入れ替えるタイミングのところに腹~胸サイズあったので、
そのままクリューファーストのまま板を返してみた。
とても気持ちよくクリアした。
セイルはクリューファーストなんで、セイル返しせずにそのままプルアウト。

新しい技にトライすることはなくなったけど、タイミングよく偶然にできたのでとても嬉しかった。
新鮮だったよ。
50過ぎても、少しでも新しいことができると感無量になる。

あとこのときあらためて一つ発見したことがある。
クリュファーストの波乗りはセイルバランスを取ることに集中する。
セイルバランス=ほとんどシバー状態。 引き込むと転ぶ。
でも板がキレイに返る。
つまりオンショアでは板意識だけで、セイルに風を入れてはダメよ~ダメダメ、ってことを再確認したよ。

以上、夏休み報告!
もちろん気の合う友達とたくさん飲んだよ。

暑かったけど、短かったよね、夏。
って、映画「稲村ジェーン」のセリフがあったけど、
今年はこうだね。

すげー暑いし、とにかく長く感じるよね、夏。


真夏のサイド→激オフショアレスキューな無礼者

2014-07-28 14:34:03 | windsurfin'

7/26(土)
うだるような暑さ。
午後から南南西予報が出ているが、あまり吹くような気配なし。
波乗りするにも、、、ウインドするにも、、、
結局手ぶらでビーチに行ってみる。

途中の西浜では波が腹前後で割れていて遊べている。
いったん帰宅してサーフボードを持ってこようかな、と思ったけど、
オンショアで魅力的なコンディションとは言えず、さっさと諦める。

そのままパーク方面へ移動。
相変わらずBBQ団体が多い。
最近思うのは、BBQの低年齢化。
20歳前後な感じの若い連中が多い。
酒の飲み方がへたくそで、カラオケマシン持ってきて大ボリュームの宴会状態。

彼らは全くオシャレではない。

逗子の海の家のクラブ化営業が禁止されて、いまや海の家の客が激減というが、
そこに行きたかった連中が流れてきてるのかな?

そこへ予想していなかった南南西が吹き始めた。1時半、いきなりだ。
海面に白波が現れ、カラオケ宴会のBBQの鉄板では砂入り焼きそばが香ばしい煙を飛ばし、
風で飛ばされた紙コップのビールでテーブルがグチャグチャになった。

大特急で家に戻り、83Lと5.4をチャリに積んでまたビーチへ。

ちゃんと走れたね。
ただ、終始波は無く、ほぼフラット。
風はとても安定していたので、ウエーブの道具だったけど江の島まで行ってみた。
帰りは不安だったね。どこ目指して帰ればいいのか目標物が見えない。

とにかくとても気持ちよかったなあ。
陸はうだるような暑さ。
海上には涼しい風が強く吹き、海水は少しヒンヤリする。
極上の避暑ウインドだったね。


7/27(日)
天気図は、太平洋高気圧が張り出し、日本海に前線。
典型的な梅雨明け後の南西パターン。
前日より強く吹きそうだったので、76Lに4.8でビーチに向かう。
みんな5.3とか5.8で走ってたよ。
4.8じゃあ走らない感じ。
でもとりあえずセッティング。

で、セッティングしてたらみるみる風が上がってきた。
砂が飛び始めた。
出艇した。
なんと真っサイド。真西。右からのスタボー風。
出た途端、4.8オーバー。アウトはさらに吹いている。
吹き始めなので波は極めて小さい。腰~腹。
海上にはオレと4.7のショウテンと数名だけになった。

そのあと、少し落ち着いて、風は南西にシフト。
結果5.0~5.2コンディションだったけど、オレは4.8で十分楽しめたよ。
久々にウエーブライドもできたし!

16時前、風が止まった。前線通過でオフショアになる前兆。
この間10分。
オフになった瞬間、嵐のように北風が吹き荒れた。
ビーチにあった浮き輪がものすごい勢いで沖の彼方へ海面を転がりながらすっ飛んで行った。
海風と違い、町中の埃を含んだ北風はビーチのテントやBBQやカラオケ軍団を襲う。
海面は一部竜巻っぽい黄色い砂の柱が立っている。
なかなかすごい光景だったね。

この北風の餌食になったウインドサーファーがいた。
サザンビーチから出艇し、Tバーのブランケにはまり動けなくなり、
パークローカルとライフセーバーでレスキューボートを出す。

しかし、このウインド、レスキューを拒否したのか?
なんとか一人で帰ろうとしている。
ストレートオフショアなので帰れるわけねえです。
インサイドは超ガスティー。いつ無風になるかわからん。
で、そいつ結局レスキューされたよ。
カッコわるいなあ。

で、助けられてお礼の一つ言わなかったらしい。
ニヤニヤしてたってさ。

江の島のショップのステッカー貼ってたよ。
そういうのはサザンビーチローカルは出入り禁止にするんだろうな。

カラオケ宴会に、無礼なウインドサーファー、北風が怒るぜ!