Now+here Man's Blog

Surf, Run and Trails / Endurance For Fun

Planing Hi ~認知症にならないメカニズム

2014-11-26 00:35:17 | windsurfin'


ウインドサーファーは一般的に若いって言われる。
自分の周りのウインドサーファーは見た目も若いし、
それは体型や姿勢、考え方なんかも含めて相対的に総合的に若いということだ。
若造りってことではないよ。
ジメジメした暗い話しをしないし、泣き言も言わない。
ポジティブな考え方をする人が多い気がする。
実際多いんだろうと思う。

これは各々の性格の問題ではなく、脳の医学的見地から説明できるようだ。

まず、脳は左脳、右脳から成り、直感派は右脳がメインで、論理派は左脳。
これは周知のこと。
でもこれが隔たってはいけない。
左脳が弱い人は右脳がその弱さを補強し、
右脳が弱い人はその逆。
年齢を重ねるほど、人間というのは左右の脳バランスをコントロールできなくなる。
つまり物事を複雑に考える。
余計な心配、無用な思い、一言多い、愚痴が連発。
若い人はそうではない。
それは脳がシンプルに左右相互に働き合い、連携作用をスムースに行っているからだ。

シンプルな左右相互、これに必要なのは非日常な体験が定期的に連続的に起こること。
セイルセッティング、フィンの位置、ジョイントの位置を、
究極のコンディションの中で冷静に考えること。
そして、その思考途中に並行して、全く無心になり
まさに心の目を持って波や風の一部となる瞬間を経験すること。
これはおそらくスピードスポーツ以外にはない。
1/10秒、もしくは1/100秒単位で身体が反応する。

身体が反応するというのは嘘で、絶妙な左右脳のバランスが成し遂げる、
人間だからこそできる術である。

起きる、電車に乗る、デスクにいる、帰る、飲む、やる、寝るの繰り返しでは
脳の活性はない。
部下の馬鹿さ加減に悩んでも、会議の資料を作っても、脳は一切活性しない。

そういうことだ。

心は歳を取らない。
我々はそれを実証している。
少し遠慮して言うと、心は歳を取らないということを信じたいし、そうでありたいと願う。

大きい波や強風に挑むことは、
自分という存在を自分自身に納得させる行為であり、
それが最高の選択方法であるということに誇りを持っている。
全ては心の状態。
しかし、心というのは医学的に言えば概念であり、
根本は脳の使い方、ということに尽きる。

この左右の脳バランスをコントロールできている人間は脳の老化から程遠いということである。


さて、脳バランスを保ち、脳を柔らかく、十分な血流を維持するため、
絶対必要なものがある。
それは、紫外線。
紫外線を浴びて生成されるのがビタミンD。
ビタミンDのみが体内で作られる。
ビタミンDの欠乏が肉体の老化を早くし、認知症発症を高める。
認知症の老人の多くはビタミンD欠乏が原因との見解がある。

皮膚ガンの心配が当然あるが、
実は紫外線と皮膚ガン発症の報告事例は欧米人対象であり、
日本人での両者の相関関係は極めて少ないらしい。

ビタミンDは体内貯蓄が可能だが、その期間は2~3週間。
日焼け止めはビタミン生成にブレーキをかけてしまい、
ましてや冬に紫外線を取り込むことは一般の人には難しいね。

よく、日焼けした小麦色というのは女性に向けられた形容詞だが、
メイクを落としても大きな差はない。
しかし、白い女性がメイクを落とすととても老けて見える場合が多い。

その人の肌の資質の問題もあって、焼けると色が汚く、うんこ色な人もいる。
まあそれは焼きすぎ、何事にも限度がある。
あくまでほどほどに、ってことだ。

以上、書いたことはメディア情報から参考にしたことがメインで、
ウインドサーフィンというスポーツにリンクさせてみた。
いずれ、太陽と風と波は地球の生命体には非常に重要で、
それらを利用していて、それらの恩恵は必ず受けているということは信じたい。

もちろんサーフィンもカイトもSUPも同じ体験を享受できる。
ただウインドのプレーニングのスピードは群を抜いていて、
一瞬の感覚体験ではなく、脳を含めた身体そのものにとてつもない影響を及ぼしているということだ。

さ~て、週末吹きますかね~?

全ての女性がウインドサーフィンを始めるべき10の理由

2014-11-25 00:04:00 | windsurfin'

ある海外サイトで女性にウインドサーフィンを勧める、『全ての女性がウインドサーフィンを始めるべき10の理由』という記事があった。ちょっとわかりやすく訳してみたけど、少し哲学的なところもあり。でもだいたいその通りだなって思ったので記してみるよ。

 

1.体型が変わる。ウィンドサーフィンはクロスフィットワークアウトのようなもの。

楽しむだけで、本人はワークアウトしているとは認識していない。

それでいて2シーズンもやれば身体に変化が訪れる。ウインドサーフィンを続けている人はバランスがとれた体型と、強い足腰とより高い心肺機能を持つ。

 

2.好きなものは何でも食べられる。ウィンドサーフィンは、時間あたり1000カロリー費やす。

ちなみに10キロ1時間のランニングでは600カロリー。サーフィンよりも数倍ものカロリーを消費する。

だから2、3時間フルにウインドしたら恐ろしくたくさん食べてもよい。それで太ることはあり得ない。

 

3.少なくても海にいる間、その前後、心配事は頭から離れる。

風を感じて走り始めた瞬間、全てが消える。鬱やストレスを抱えるウインドサーファーは私の知る限り皆無だ。

太陽の光を浴び、風を全身に感じ、日常生活にはあり得ない至福を感じることができるから。

 

4.ハッピーな仲間に囲まれる。ウインドによって幸せになった人々に会い、その幸せ感をシェアできる。仕事、近隣住民以外、大切な仲間ができることは会社勤めの人にとってはミラクルなのだ。

 

5.旅をするとき、ただ単に移動したり眺めたりするのではなく、自らその自然に溶け込み、楽しむことができる。

風や波を通し、その土地を理解し人々に会い想像を超える体験ができる。

多くにおいて地球上の素晴らしいと言われるところには風が吹き波が立つ。

 

6.ウインドサーフィンはそれ自体が生活の一部となり、ライフスタイル、ファッションがセクシーでキュートなビーチスタイルになる。自然に必然的に。

 

7.多くの男性は女性ウィンドサーファーが好きである。ウインドサーフィンをする女性は魅力的な何かがある。

ボーイフレンドがウインドサーファーならば、彼はさらにあなたを愛する。

一緒にウインドすることで、人生のこの素晴らしい時間を共有できる。

 

8.ウィンドサーフィンは永遠にできる。年齢制限がない。

世界中どこでも60代、70代のウインドサーファーが波に乗っている。歩くことができる限り、風を操り波を読む力は経験が重要のため技術力は向上する傾向にある。

もちろん始める年齢が遅くても大きくデメリットになることはない。

 

9.平水面、ウエーブ海面、いろいろなコンディションをチョイスできる。

サーフィンのように波だけではなく、まず風ありき。だから乗れる機会は多く退屈する週末は少ない。

 

10.自尊心が養われる。

ウィンドサーフィンすることで、心はクールに保たれ、自信を持つことができ、そして平穏な心を持つ人間になれる。あくせくせず自然の時間の流れに身を委ねることを風と波から学ぶ。

誰にもあなたからウインドサーフィンを奪うことはできない。

ウインドを続けること、それは人生を振り返り後悔することすら非現実的なものになる。


遠州、ウエーブシーズン始まる

2014-11-17 18:30:00 | 日記

 

ジャクソン・ブラウンのニューアルバム「Standing in the breach」
いいアルバムだ。

 

晩秋、初冬の11/15土曜日、
ジャクソン・ブラウンが6年ぶりにリリースしたアルバムを聴きながら、
きらめく海面を横目に西湘バイパスを通り、
紅葉色づく朝もやの箱根新道を抜け、
東名高速を時速95キロにクルーズセットし、
ゆったり大人しく御前崎方面に向かう。

 

70、80年代に聴いた素晴らしい音楽について、
知っている限りそのアーティストは絶対リタイアすることはない。
僕が50歳を過ぎても、Jackson Browneの名で新曲を届けてくれる。

 

今シーズンも、懲りることなく、飽きることなく、挫けることなく、また強風の地へ向かっている。
車から見える景色は快晴で空気も澄んでいてとても気持ちが良い。
一方、外の景色と僕の気持ちは相反する。
これから強風でウエーブライドするんだという緊張感で手のひらが少し汗ばみ、
革のステアリングが不要にもしっとりする。

 

ジャクソン・ブラウンはそのギャップを埋めるように適度なボリュームでスピーカーを鳴らす。
少しばかり無理をし続け若いつもりでいる男にはとてもナイスなウエーブトリップミュージックである。

 

2時間半ドライブし、千浜に着いた。
満車になりつつある駐車場にいる人たちの8割以上は知っている顔である。
みんなお互い知っているので和気藹々な雰囲気。
でも客観的にみると非常に独特な雰囲気。
みんな穏やかな顔をしているが、
その隙間から、これから向かう強風コンディションに緊張感も伝わってくる。
ウエーブライダーが集まる駐車場はいつも一種異様なベールに包まれる。

 

ビーチに出るため砂丘を超える。
道具を抱えてるし、砂に足が埋まり意外に疲れる。

 

ビーチには犬と散歩する人はいない。
手をつなぐカップルもいない。
グループ交際ではしゃぐ大学生もいない。
サーファーもいないし、フラダンサーもいない。

 

何もない。

 

風と波と水面を走るセイルしかない。
とても無機質で殺風景。 でも熱いね。ここは。

 


風は4.0~4.5。
波は小さい。 腹。
まだ11月半ばなので海水も風もまだ温かい。
やはり気温が高いうちは冬型の気圧配置であっても風が安定しないのだろうか、
風の強弱に翻弄され充足感に満ちるものではなかった。

 

なかなか掘れたブレイクが回ってこなかった。
だから板を返しても失速してしまう人が多く、
中にはリップするたびに停止する人もいたよ。
これはサーフィンではない。
FINを蹴っただけで、レイルが使われていない。

 

FINで飛ばすスプレーと、レイルで飛ばすスプレーは質が違う。
レイルで飛ばすとカーテンのような綺麗な水の壁ができる。

 

ブレイクしないのなら浅いダウンザラインの方がサーフィンライクに遊べる。
あとはこういうコンディションのときこそバックサイドにトライだね。

 

バックサイドだよ。
まあ、トライしようと思うのはこうやって反省するときだけどね。

 

セイルサイズは3.9。
ボードを76Lと69Lチェンジしながら乗ったよ。
セイルはたぶん4.2が正解だったね。

 

17時には周囲は真っ暗になり、気が付けばみんな帰路に着いたようだ。
駐車場には自分の車を含め3台しか残っていなかった。

 

道具を片付けシートに座り、朝コンビニで買ったパスタを食う。
冷たくなったパスタをむせながら口に運ぶ。
日中何も食べてなかったんだ。
口の周りがケチャップだらけで、鏡を見たら顔中潮だらけだったし、目は疲れていて、
だから人食い変態猟奇殺人者みたいに見えた。

 

でも、冷たくて恐ろしく不味いパスタだったけど、
でも心は本当に美味しいパスタだ!って言ってたよ。
やっぱりそれなりに乗ってたんだな。

 

 


朝焼けSunriseウエーブ

2014-11-13 18:36:24 | windsurfin'

2014/11/13 西の風強く 快晴 

 

低気圧が日本海に入り12日(水曜)に南西風が吹くと予報が出た。

しかし、あいにく風が吹き始めたのは日没直前。

 

12日深夜にかけて低気圧は日本列島を横断。

本日13日早朝に日本列島は典型的な西高東低の冬型の気圧配置になった。

 

10日前の11/3に西風が吹いたが、この日は西高東低ではなかった。

だから今日13日が湘南では今季初の西高東低の大西となる。

 

大西は湘南地方の漁師用語で、漁ができなくなる嫌われものの季節風だ。

大西は沖から大きなウネリを伴う冷たく重い強いまやかしの南西風。

何故まやかしかというと、列島山脈を越えてきた北風が

遠州方面の海岸線に沿ってねじ曲がるため湘南地方に南西風として訪れるわけである。

だから沖は北風なんだね。

 

大西が吹くと漁はもちろん、サーフィンもままならない。

大西の恵みを享受できるのは、ウインドサーファー、カイトサーファーだけとなる。

 

その大西でベストゲレンデになるのが茅ヶ崎。

ウインドサーフィンは、海に向かって真横から風が吹くのが一番良い。

何故かって言われると説明が面倒なんで省きます。とにかく横からの風が良い!!

で、湘南の地形上、サイドから風が吹き付けるのは茅ヶ崎だけなんだね。

 

というわけで、11月13日を皮切りに、冬のウエーブライドシーズンがついに開幕したのさ。

 

オレはというと、まだ暗いうちに起床し、ラッキーの散歩を済ませから、

4.8㎡と4.2㎡のセイルと76Lのボードを自転車に積んだ。

ビーチに着くと自分の他に2名いた。 イクミとカワシマだ。

4.8㎡をセットしていると、知らないサーファーが、おはようございまーす!と挨拶してくる。

平日の早朝はローカルしかいないので自然に知り合いになるし、自ずと声を掛け合う。

気持ちいいね。宮崎みたいだ。宮崎も挨拶が当たり前のようにされる。

まあ茅ヶ崎はホノルルとアロハ提携したからね。 挨拶しなくちゃ!

 

ボードを水に浮かべる。 立つ。セイルを引き込む。

岸よりは風が弱かったが、波を2つ越えたらいきなりトップスピードに入った。

潮が引いてる時間帯だったのか、沖はほぼ真っ平ら、波は腹でグラッシー。

4.8を走らせる風なのに、面は全く荒れてなく、適度に掘れて、かつ絶妙に張っている。

そして江ノ島方面から登った朝陽は、沖に向かってプレーニングするオレを強烈に照らした。

眩しくて目がくらむぜ~。

水はまだまだ温かく、そのせいか足元への水の反発は柔らかい。

柔らかいなりにもしっかりしたバネが内蔵されている上等なマットレスのようだ。

 

沖でジャイブしてインサイドに向かうと、

朝陽が照らすビーチやマンションや松林がパノラマで目に飛び込んでくる。

海を挟んで日常生活がそこにある。

ジャイブを決めたポイントから陸に1キロも行かないところで、

あいつは牛乳を飲み、あの娘は歯を磨いている。

 

ローカリズムの究極はそういうことを感じることだ。

 

彼女が洗面所で歯磨きのすすぎで水をペッ!とするときに、

オレは波しぶきで口に入った海水をペッ!とする。

ローカリズムにはその近距離の親近感という側面があった方がなおいい、ってことだね。

 

波は15分単位で徐々に上がり、腹から胸サイズになった。

ウネリを沖から曳いてくる。徐々に傾斜がついてくる。

待って待って耐えて耐えて、波のピークがはっきりするまで待つ。

ピークの少し風上まで板を走らせ、そこでちょっとだけステイして、

で、狙いを定めて、一気に前傾する。

ボトムターンの調子が良い。

ランニング効果で足腰がぶれない。膝がバシッと曲がる。

ボードノーズがリップめがけて駆け上がる。

サイドショアと波のクオリティーとスラスターボードの組み合わせが、

深いターンを可能にした。

 

波を駆け上がると、セイルのパネル越しに朝陽が飛び込んでくる。

眩しくて目が眩み視界を失う。

あまりに眩しくて、バランスを失い転んで波に巻かれて、そして海面に浮上する。

するとセッティングのときに挨拶してきたサーファーが斜め前にいたよ。

目が合って、「わお!かっこいいですね~!」と彼が遠くから大きな声で言ってきた。

 

なんかとても幸せな気分になったよ。


エッセイ&写真集を自費出版するよ。  なんちて♪( ´θ`)ノ

2014-11-11 22:55:10 | 日記

 

 型は古いけど、ミラーレスの一眼レフをゲットした。
 OLYMPUS PEN E-PL1
 
 軽量で人気機種だったみたい。
 レンズが2種類付いてる。
 
 実勢価格で10万弱くらい。
 
 カメラには知識もセンスもほとんど皆無で、
 デジカメは過去に2台買ったけど、結局ほとんど使わず。
 今はiPhoneカメラに頼りっぱなし。
 
 オイラの場合はiPhoneで撮っても、一眼レフで撮っても変わらないだろうな。
 
 ただ、一眼レフは背景をぼかしたりそれなりに撮ってくれる。
 まあ、ぼかすのもカメラが自動にやってくれるんだけど。
 
 とにかく、カメラというのはセンスだろね。
 完全にアートの世界。
 まずはどういう構図で撮りたいか、ってイメージがないとね。
 それからそのイメージのための絞りとか露出とかISOとか。
  マシン機能は最後の最後だね。

 
 iPhoneやスマホのカメラでもとても良い写真を撮影する人がいる。
 きっとそういう人は、普段そういう目で物事を見ているんだろう。
 いろんな目線から多角的に風景を見ているんだろう。
 
 その人の目、それはきっと心の眼なんだろうけど、それが画像になってるってことだ。
 だからカメラを持つときは心を浄化しないとね。
 真のカメラは自分の心にあり。それこそ眼がレンズだ。
 
 風も波もない、穏やかな週末は海辺に出ていろいろ撮ってみるよ。
 その絵から何かが想像できて、次の絵につながるような、文字のない絵だけの文章のような写真だね。
 それにエッセイを付け加える。
 湘南Chronicles みたいな感じだ。
 人々の生活感や生き様や、友の波や風に挑む姿。
  砂嵐のビーチや台風で荒れた海の厳しさと、風が終わった時の優しさ。
 それを全部合わせて卑しさや優しさや温かさが伝わる感じ。
 
 そんな本でも出せたらいいなあ。