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今日はいろいろ感慨深い日だった。
転職活動で新しく進路をほんの数ミリ見出して現を抜かすオレ。現って『うつつ』って読むんだってさ。
オレはその証拠に会社で妙な行動を取った。
会社はこうあるべき、社員はこういう行動を取るべきと講釈を垂れたりしたんだ。
自分から見て、笑える自分だった。
日中は都内で働く妹からメールをもらった。
妹の友人のブログを紹介されたんだ。
そのブログは、日常生活を様々な視点から捉え、精密にかつ繊細に書かれていてオレを魅了した。
思わず大笑いしそうな記事あり、そして知人の死を含む悲しい記事あり、
とても心の『キレイ』な人のブログだった。
我々が日ごろの生活で見失いそうになるものを、しっかり新鮮に捉えている。
本人から了解をいただければ紹介したいと思う。
その方は逗子海岸に住み、記事内容からSロ兄貴の近所と判明した。
ウインドサーフィンを始めたいとか始めたとか、そんな記事もあった。
オレの妹は、バンドをやっていて、
10数年前のこと、オイラは妹とM氏という音楽プロデューサーを引き合わせることになった。
M氏は、田原俊彦のバックバンドでギターを弾いていて、
ステージでは多分『哀愁でいと』を弾いたはずだ。
オレは高3のハジケ舞台を思い出し、初めてお会いしたときはやはり顔から火を噴出した。
そのM氏と妹の出会いで企画CDが発売された。
妹はアイドル路線はイヤで、ロック歌えるならマイナー上等!というクールな姿勢で、
ちょこちょこ音楽業に精を出した。
そのM氏と親友だったのが逗子に住むブロガーK氏だというわけだ。
M氏は先月9月に末期癌で亡くなった。
オレと大きく歳は変わらない。
とても多くの方々が弔問に集まったらしい。
信望があり仲間思いで、多くの業界の方々が弔問し葬儀が営まれたらしい。
K氏が弔辞を述べた。大親友だったそうだ。
オレは友達の弔辞だけはイヤだ。それはあまりにも辛い。
話は変わる。M氏、K氏の芸能界話で思い出した。
オイラは吹けば飛ぶよな中小企業にいるけど、
なんとなく華やかな世界にちょこっとだけ首を突っ込んだこともある。
亡国のイージスなんかに出たS氏の影武者をしたことがある。
ほんとに思い出さないと忘れるくらいの些細な話だ。
S氏とは1度だけ飲んだ。
背格好がオレと同じで、凄く礼儀正しく、オレは恐縮しっぱなしだった。
人生はほんとにひょっとした偶然の繋がりで成り立っていて、
それはときに悲しさと切なさと苦しさをもたらす。
しかしその偶然は自分から起こさなければ繋がっていかないし、起こさない限り自己の進歩はない。
今オレは何かを変えようとしてる。
それは外から起こったわけじゃなく、自らの変化だ。
もちろんあの忌々しい出来事がきっかけになってるけど、
それがあるから今、一念発起できると思えばそれも感謝である。
今感謝といえば嘘になるな。感謝するのは5年後にしておく。
逗子のK氏とはいずれ会うことになるであろうし、
前向きな努力は偶然を必然に変えてくれる摂理性を持つものと信じている。
そうしなければ生きている意味すらない。
人生とは人が生きる目的でも意味でもない。
人が生きる瞬間瞬間のプロセスだ。目的は結果論だ、と思う。
そろそろ地元のウインドサーファー、
特にウエーブライディング好きのオヤジたちの忘年会を気にしなくちゃいけない。
何故だかオレが幹事さんなんだ。幹事さんは嫌いじゃない。
今日、毎回お世話になってる茅ヶ崎湯快爽快に予約しに行ってきた。
仕事付き合いは全くない友達。
湘南に住まない限り酒を飲み交わす仲にはなり得なかったであろう友達。
そういう仲間たちが集まって飲むというのは実は世間的には稀だと思っている。
集まるのは結婚式、そして誰かが死んだときの葬式。
誰かが死んで集まるのは事実だし、それは誰かの死まで刻々近づいている。
だからオレはそういうオバカな飲み会を大切にしたい。
みんなが笑う顔は自分をハッピーにするし、目に見えない力をもらえる。
持つべきものは友達である。
いつも会わなくても、ウインドサーフィンで極限を共有してるフィールドがある。それは強みだ。
そんなことを予約帰りに思ったりした。
今日は感慨深い日だった。