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(ジェイアール名古屋タカシマヤ)
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4/5(日)
月例湘南マラソンに参加しました~。
この大会、登録者は2万5千人以上。
近年ランニングブームで新規登録は既存登録者からの紹介制度。
知人から登録者を見つけて紹介してもらい、高校時代のクロスカントリ-(今でいうトレラン)を最後に、約35年ぶりのレース復活!!
なんて書くとカッコいいけど、まあ初レース@ハーフマラソンです。
鵠沼スケートパークのそばの広場で7時から受け付け。天気は曇り。いまにも雨が降りそう。
新規登録料の500円を払い、登録ナンバー"25142"とバーコードを受け取る。
次は隣のブースでエントリー。
1,3,5,10,20キロと幅がある。
10キロは普段走ってるから、20キロに挑戦。
1500円払う。
スタート地点に移動。
場所はスエヒロポイント、スケパー前ポイントの中間のトイレのあたり。
電光掲示板が設置されていて、なかなかそれっぽい。
選手の年齢層は高い。高くて年季が入っている。
なにせ今にも雨が降りそうで寒かったので、よほどの走り好きじゃないと来ない感じ。
年配者でも筋肉の付き方が違うし、腹の脂肪が1mmも余分にない。
みんな短パンにランニングシャツ。 ガーミンのGPSウオッチに、アシックスシューズ。
やっぱ主流はアシックスなのかな??
オイラと言えば、雨対策にウインドブレーカー。
最近また膝の調子が悪くテーピングし、その上にランニングスパッツ。でアディダス短パン。
シューズはナイキフリー3.0ではなく、膝へのショックを考慮して昔のナイキズームストラクチャー。
ナイキがあまりいないんだよ。 不思議っす。
時計はNIKE+スポーツウオッチ。
これも少ない。 ガーミンが多い。
なんか周りと違う。オイラ、借りてきたネコみたいだ。
20キロの部、8:20スタート。
ホーンと同時にGPSウオッチのボタンを押す。これがしたかったぜ!
スタートと同時にみんな一斉に飛び出す。
先頭があっという間にドンドン前に出ていく。
膝は痛くない。
呼吸も順調。
少し飛ばす。
1キロペース4’33”
鵠沼を出て茅ヶ崎に入りパーク前、4’50”
ちょっと危険。オイラ的には飛ばし過ぎ。
ペースを落とす。
裏パーク~白樺 5’00”
この時点でどんどん抜かされていく。 誰も抜けない。
明らかに自分より年上の人、世間からオジイチャンと言われる人、
そんな人たちにドンドン抜かされていく。
女性にも抜かされていく。
5’00”ペースでこんなにも抜かされるのか???
唖然とする。
とてもとても悔しくなったが、追い越したところでまた抜かされる。
そのくらいは簡単に想像できた。
だから、結局は自分と闘う事にした。
どこで自分を奮い立たせるか、、、
最後の4キロで飛ばせばいいさ。
ラチエン通り入口あたりから、つんのめる様に前に進む。
それまでは体力温存のランをしようと決めた。
それまでのんびり楽しもう。
そしたらいつものペースで走ることができたよ。
あまりプレッシャーはなかったかも。
とにかく楽しく走るってことにした。
この初ランでどんな楽しい思い出ができるのか、、
そう考えると気持ちが少し楽になったよ。
そこから数分後、雄三通り入口に給水ポイントが現れた。
人生で初の給水ポイントだ。
カッコ良くコップを手に取り、パッと飲んで残りをバッと吐いてコップを投げ捨てる。
そういう風にやってみようと思った。
でも台の上にあるのは水だけじゃないんだね。食いものもあった。
右手に水の入った紙コップ、左手に一切れのカステラ。 只だとみれば強欲にゲットするオレ。
まず水を飲もうと試みた。
とてもじゃない。紙コップが口のところでピッタリとセットなんかできやしない。
飲もうと思った水を全部顔にかけてしまった。
勢いでかけた水の少しだけが口に入ったレベル。
みっともない。カッコ悪い。
給水方法を練習しといたほうがいい、とネットにあったな。
こういうことだった。
口に入らないんだよ。飲めるもんじゃない。
立ち止まってもいいから飲むべきだ。
紙コップを捨て、カステラを口に入れた。
これがまた失敗だった。
走っていて口の中は乾いている。そこにカステラだ。
粉々に砕いたダンボールを口に入れてる感じになった。
走ってるサイクリングロードは選手だけでなく、一般の人も歩いてるし、サーファーも行きかっている。
そこでカステラをペッと吐けやしない。
なるべく口を閉じたままにし、唾液を確保して、極力鼻のみで呼吸した。
スピードは変えず。
カラカラのカステラに、少しずつダマができ始め、やっとの思いでネチャネチャになった。
飲み込むまで1キロかかったかもしれない。
いや~、カステラ補給は反対っす!!!!
やがてサザンビーチを超える。
西浜エリアに入る。
トップ集団とすれ違う。彼らは折り返しで戻ってきたということだ。
トップはものスゲー速い!スピード感がオイラとは全く違う。
これは相当離されているんだろうなあ。。
サイクリングロードの終点、柳島で折り返す。
江の島~を通り越した~、オレの家も近い~♪
でも折り返すわけだからまた家から離れていくわけでなんとなく力が抜ける。
折り返しから自分よりレイトの人たちとすれ違うことになる。
すれ違う人たち全てのランナーがみんな自分なりに真剣に前に突き進んでいる。
老いも若きも男も女も。
距離に差はついても、ゴールを目指す思いはきっとみんな同じで、なかなか感動的である。
20キロのハーフの部には女性も多く参加している。
20キロクラスになると普段そこそこ走ってるわけだから、みんなスタイルがいい。
Tシャツ、短パン、スパッツが女性のオーソドックスなレースの格好で、
腹やケツや腰回りに余分なものが殆ど付いてない。
さて、折り返し後、自分より20分遅れくらいの女性とすれ違った。
腹腰にはに余分なものが付いておらず、胸には余分なものが付いている。
Looks SO GOOD!!!!
小顔で明るい笑顔で走ってる。
そうそう。女性ランナーは顔の脂肪も取れるので小顔なのだ。
まるで現役のモデルのようだ。
すれ違う数秒前に目が合う。
いいね~、まあ、こんなのないと辛くて走ってられねーや!
彼女の笑顔の中に、やはりツラさが見える。
気持ちいいけど、少し切ない。
上がる呼吸を、我慢して押し殺す。
その女性は恍惚な状態で、ちょっとエロチックにも見えた。
いや~、良い光景だ。
真夏のビーチの水着とはまた違った感じだ。
ランナー冥利につきますなあ!!!
すれ違った直後、思い切り鼻呼吸してみる。
ハイビスカスのようなアロハな香りが一瞬漂う。
さすが湘南、茅ヶ崎アロハ!!
さあ、このまま鵠沼まで帰れるのか、と思ったら大間違い。
超モチベーションダウンの要因たるものが待っていた。
またまた折り返しがあったんだよ。
せっかく鵠沼に向けて戻ってるというのに、白樺(茅ヶ崎駅入り口)でまた柳島へ戻る。
20キロ確保するためには、複数の折り返しが必要で、
20キロハーフの部では計3回折り返すという事だった。
これにはメゲタ。
一旦ゴールに向かって、そこからゴールに逆行する。
疲労が一気に押し寄せてきた。
前後にランナーはいなくなり、ほとんど単独ランになった。
もくもく走る。つまらなくなってきた。
でもだ。
再度折り返したというこは、またあのエロチックモデルとすれ違うことができる。
エロチックなんだけど清楚。 美人なアスリートである。
もう楽しみはそれしかない。
折り返しが2個増えたという事は、あと2回会えるという事だ。
彼女はコースの向こうからキチンとした足取りで走ってくる。
表情はちゃんとしてる。行先をしっかりみつめている。
距離が近くなる。
10、8、6、4m。
2mのところでチラッとオイラを見る。
ちゃんとしたアスリートの表情なのにその瞬間切ない目でオイラを見つめる。
「わたし、本当はとても切ないのよ、あっあああああ~」な感じだった。
その伝達時間、1秒。
「へいへい、ベイビー。残念だけどオレはなにもしちゃやれねーぜ。
しっかりと走り切るんだ。JUST DO IT NOW! (いつやる、今でしょ!)」
と、心の中で声援を送ってやった。
すれ違う瞬間、またハイビスカスお花畑の香りを吸いこんでエナジーを得た。
全く同じこともう1回した。最後の折り返しすれ違いで。
「ヘイヘイ、ベイビー!短い間でしたが大変お世話になりました!バイビー!!」
さあ、そろそろ本気を出すかな。
裏パーク通過。まだだ。
パーク通過。まだだ。
ラチエン通り入口。よし、GO!
スピードを上げた。。。あれ?上がらん。
なぜだ???
カステラを口にいっぱいにして鼻でしか呼吸できなかったことからリズムが狂ったのか?
まあモデラーは、ある意味の給水と考えて、、
やはり圧倒的なスタミナ不足だったような気がするよ。
経験もないし、そりゃオイラはビギナーだ。
ペースは5’05”をキープしていたけど、徐々に徐々に落ちていき、最後は5’11”になった。
鵠沼の手前のガードをくぐりゴール。
順位は真ん中くらい。
20キロ、5’11”は自分にとっては大満足な値に違いないんだけど、
余力の無さにガッカリした。
それが悔しい。
どんどん越されて追い付くことができなかった。抜き去る快感を味わいたかったなあ。
まあとにかく良い経験をしたよ。