土曜日、無残なくらい海はプアーコンディション。
潮が引いた時間帯は立って波待ちできるほど、しかも混雑。
無風、ジメジメ、ノーサンキュー!
家に帰ると、エマージェンシー用のホットラインが鳴った。
実を言うと、今まで誰にも話したことがなかったのだが、
オイラの家は神奈川県立地球防衛軍茅ケ崎支部なのだ。
オイラは茅ケ崎支部の隊員なのだが、出動要請は一度もない。
ホットラインは都内馬込出張所からのものだった。
山梨県上九一色村に怪獣が出現して暴れているというのだ。
緊急出動して欲しいとのことだったが、オイラはどうしても土曜夜のエンタの神様を見たかった。
なので日曜の出動に変更してもらったのだ。
翌朝、家を出て西湘バイパスを通り、大井松田から御殿場まで高速を使った。
もちろんETCだ。
イグニッションをアクセサリーにすると『ETCカードを挿入してください』とアナウンスが流れる。
オイラはICチップを改造し、『優しく挿入してね』にアナウンスを変更した。
毎回車のエンジンをかけるときはゾクゾクするぜ!
さあ、上九一色へ向かってGOだ!
御殿場をおりたら大渋滞だ。しかも山中湖へ向かう道路だ。
『OH! SHITTTTT!』
富士五湖有料道路を使うことにした。
始めて通る道だ。
物凄い濃霧で霧雨はワイパーがうまく利かない。
やがて長いトンネルに差し掛かり抜けた。
別世界だった。青空が広がり気温がいきなり上がった。そこは夏だった。
富士山が左手に、そしてその広大な裾野を走り抜ける。
自分が怪獣を退治しにいくのを忘れてしまうほどの感動光景だった。
待ち望んでいた夏がやってきた。
その夏は海ではなく、青い空と緑の木々を介してオイラのハートにやってきた。
なんていう清々しさ。オイラはストーンズのCD『刺青の男』をフルボリュームにした。
現地に到着した。モトス湖だ。
以前、モトスに住むというモッシーに日本中が騒いだことがある。
今回は『キャバゴン』だ。
M78星雲のかなたにある海の惑星アオケン星から追放になった星人のようだ。
ウインドサーファーだったその星人は、勤務先の販促用ノベルティーを友人に横流したということで、
関係惑星からなる宇宙裁判の結果、島流しの刑ならぬ星流しの刑にあったのだ。
オイラはポインター号をキャンプ地におき、湖畔に向かって歩いた。
地球防衛軍の服装はかっこいい。
グレーベースで白いヘルメットだ。胸のポケットにはウルトラアイが入っている。
ウルトラアイは五反田TOCのサーフバザールで1480円で買ったものだ。
ドラゴン湖畔にたどり着くとキャバゴンはすぐわかった。
なにせデカイ。身長は4M60㎝だ。
プレーニングフォームをとっているため膝を曲げているが、膝をのばすと460だ。
たぶんセイルが6.5㎡だからだ。

湖畔には夏休みの子供たちが大勢いた。
ここでオイラがウルトラマントウリョウになり、戦闘態勢にはいると予測できない危険がある。
場所をキャンプ地に移した。
オイラはいきなりクーラーボックスを開け、
『まぁまぁまぁ』と言い、ビールを差し出した。
キャバゴンはあっというまに2本飲んでオイラに観念した。
ほんでもってパリッとソーゼージにツブツブマスタードをつけて、オイラにくれた。
うまかった。
『お前はマストサイズくらい大きい。だから顔も大きいな!』
『いえいえ違います。顔が大きいのではなく、身体が小さいのです。』
『お前はアンタッチャブルの山崎か!』
『でも小梅太夫も好きなんです。』
時間をずらして馬込出張所の隊員がやってきた。
『君の出る幕ではなかったよ』
オイラはティシュでウルトラアイのレンズを拭きながら言った。
午後風が吹いてきた。
平和なモトス湖が戻ってきたのだ。
上側でタクミサンやakiさんを確認した。
クール君がクールクル回っていた。
オイラはポインター号で湘南へと帰るのであった。
今回気がついたことだけど、モトスには女性が増えた。
しかもビギナーじゃない。
まともに走り、まともにジャイブし、バルカンしてる女性もいる。
板はフリスタだけど、冬は確実にウエーブしてる連中だね。
それと、昔と変わらずスラロームも多い。
ニールのRSに最新のスラ板だ。
でも何故か、はっきり言ってフォームのいい人は少ない。
たぶんそんなにプレーニングフォーム決めなくてもそこそこ走っちゃうのかな~?
それこそスラローマーも荒れ荒れ海面で乗ったらいいのにね。
要はウインドはオールマイティーじゃないとダメなんじゃないかと思ったんだ。
ウエーブやってるよ!なんていう人がジャイブ後半で失速してみ!
笑われちゃうよな。
テール思い切り沈めたピポットジャイブできなかったりしたらカッコ悪い。
だからズバッというと、平水面で乗れないのはヘタクソなんだな。
ヘタクソは永遠にヘタクソで、なぜかというと基礎ができてないんだ。
日曜はそれを痛感した。
平水面にこそ課題が転がってるんじゃないかな。
オレ的には見直しの時期だと思った。
リップやボトムターンが見えてきた時期こそ基礎を大切にしなくちゃね。
潮が引いた時間帯は立って波待ちできるほど、しかも混雑。
無風、ジメジメ、ノーサンキュー!
家に帰ると、エマージェンシー用のホットラインが鳴った。
実を言うと、今まで誰にも話したことがなかったのだが、
オイラの家は神奈川県立地球防衛軍茅ケ崎支部なのだ。
オイラは茅ケ崎支部の隊員なのだが、出動要請は一度もない。
ホットラインは都内馬込出張所からのものだった。
山梨県上九一色村に怪獣が出現して暴れているというのだ。
緊急出動して欲しいとのことだったが、オイラはどうしても土曜夜のエンタの神様を見たかった。
なので日曜の出動に変更してもらったのだ。
翌朝、家を出て西湘バイパスを通り、大井松田から御殿場まで高速を使った。
もちろんETCだ。
イグニッションをアクセサリーにすると『ETCカードを挿入してください』とアナウンスが流れる。
オイラはICチップを改造し、『優しく挿入してね』にアナウンスを変更した。
毎回車のエンジンをかけるときはゾクゾクするぜ!
さあ、上九一色へ向かってGOだ!
御殿場をおりたら大渋滞だ。しかも山中湖へ向かう道路だ。
『OH! SHITTTTT!』
富士五湖有料道路を使うことにした。
始めて通る道だ。
物凄い濃霧で霧雨はワイパーがうまく利かない。
やがて長いトンネルに差し掛かり抜けた。
別世界だった。青空が広がり気温がいきなり上がった。そこは夏だった。
富士山が左手に、そしてその広大な裾野を走り抜ける。
自分が怪獣を退治しにいくのを忘れてしまうほどの感動光景だった。
待ち望んでいた夏がやってきた。
その夏は海ではなく、青い空と緑の木々を介してオイラのハートにやってきた。
なんていう清々しさ。オイラはストーンズのCD『刺青の男』をフルボリュームにした。
現地に到着した。モトス湖だ。
以前、モトスに住むというモッシーに日本中が騒いだことがある。
今回は『キャバゴン』だ。
M78星雲のかなたにある海の惑星アオケン星から追放になった星人のようだ。
ウインドサーファーだったその星人は、勤務先の販促用ノベルティーを友人に横流したということで、
関係惑星からなる宇宙裁判の結果、島流しの刑ならぬ星流しの刑にあったのだ。
オイラはポインター号をキャンプ地におき、湖畔に向かって歩いた。
地球防衛軍の服装はかっこいい。
グレーベースで白いヘルメットだ。胸のポケットにはウルトラアイが入っている。
ウルトラアイは五反田TOCのサーフバザールで1480円で買ったものだ。
ドラゴン湖畔にたどり着くとキャバゴンはすぐわかった。
なにせデカイ。身長は4M60㎝だ。
プレーニングフォームをとっているため膝を曲げているが、膝をのばすと460だ。
たぶんセイルが6.5㎡だからだ。

湖畔には夏休みの子供たちが大勢いた。
ここでオイラがウルトラマントウリョウになり、戦闘態勢にはいると予測できない危険がある。
場所をキャンプ地に移した。
オイラはいきなりクーラーボックスを開け、
『まぁまぁまぁ』と言い、ビールを差し出した。
キャバゴンはあっというまに2本飲んでオイラに観念した。
ほんでもってパリッとソーゼージにツブツブマスタードをつけて、オイラにくれた。
うまかった。
『お前はマストサイズくらい大きい。だから顔も大きいな!』
『いえいえ違います。顔が大きいのではなく、身体が小さいのです。』
『お前はアンタッチャブルの山崎か!』
『でも小梅太夫も好きなんです。』
時間をずらして馬込出張所の隊員がやってきた。
『君の出る幕ではなかったよ』
オイラはティシュでウルトラアイのレンズを拭きながら言った。
午後風が吹いてきた。
平和なモトス湖が戻ってきたのだ。
上側でタクミサンやakiさんを確認した。
クール君がクールクル回っていた。
オイラはポインター号で湘南へと帰るのであった。
今回気がついたことだけど、モトスには女性が増えた。
しかもビギナーじゃない。
まともに走り、まともにジャイブし、バルカンしてる女性もいる。
板はフリスタだけど、冬は確実にウエーブしてる連中だね。
それと、昔と変わらずスラロームも多い。
ニールのRSに最新のスラ板だ。
でも何故か、はっきり言ってフォームのいい人は少ない。
たぶんそんなにプレーニングフォーム決めなくてもそこそこ走っちゃうのかな~?
それこそスラローマーも荒れ荒れ海面で乗ったらいいのにね。
要はウインドはオールマイティーじゃないとダメなんじゃないかと思ったんだ。
ウエーブやってるよ!なんていう人がジャイブ後半で失速してみ!
笑われちゃうよな。
テール思い切り沈めたピポットジャイブできなかったりしたらカッコ悪い。
だからズバッというと、平水面で乗れないのはヘタクソなんだな。
ヘタクソは永遠にヘタクソで、なぜかというと基礎ができてないんだ。
日曜はそれを痛感した。
平水面にこそ課題が転がってるんじゃないかな。
オレ的には見直しの時期だと思った。
リップやボトムターンが見えてきた時期こそ基礎を大切にしなくちゃね。