先週末に弟の葬儀が終了した。
通夜、告別式合わせて400名もの方々にご会葬いただいた。
遺族としてもその数にビックリで、故人の偉大さと人気のほどが
亡くなってから初めて知ることとなった。
それは世間体を気にして挨拶で来るのではなく、
突然の事故というのもあるだろうが、皆さん本当に悲しんでくれ、
中には、自力で立ってられないくらいの男性もいるくらい、
それはそれは悲しく、かつ厳かで、感動的な葬儀だった。
僕は遺族代表で会葬御礼を務めたが、
その前に子供たちのパパへの手紙を読む場面があったので、
僕としてもすらすら御礼を述べることができなかった。
そのときバックにはジョンレノンのイマジンやラブや、
ビートルズのロングアンドワインディングロードとレットイットビーや、
キッスのハードラックウーマンが会場で静かに流れた。
少し前の記事でジョンのことを書いたのでなんかスピリチュアルだなあ、
と思ったりした。
さて、事故はニュースでも報道されたように、
弟は15階のビルから、高さ70Mから落下して即死した。
幸い、仰向けの状態で地面に叩きつけられたようなので顔は残った。
爆死のように体のパ-ツが飛散してなくなっちゃうわけではないので、
グシャグシャになったが、プロがなんとか復元してくれた。
それと胸ポケットの携帯電話は壊れていなかったので、
取引関係や友人など各方面に連絡を取ることができた。
彼は、この道20年の大ベテランで、最近念願かなって独立した。
過去に仕事仲間を2人、同じ転落事故で亡くしている。
だから人一倍安全には気を使う男だったのだ。
養うべきものに家族と従業員がいるからなおさらその思いは強かったはずだ。
ビルからぶら下がるとき、当然安全ベルトをしてフックをロープに固定する。
しかし、ロープのフックより上の部分が切れてしまったのだ。2本同時に。
2本同じ太さの物を使用する。万が一どちらかが切れてもいいように。
それが同じ位置が同時に切れるという不可解な現象が起きたので、
本人も納得していないだろう。
亡くなった翌日、彼の無事生還した携帯のアラームが鳴った。
彼の起きる気配を娘が察知した。ドアを開く音がした。
いつも通り仕事に向かったようである。
死んだ自覚は初七日をかけて徐々にしていくのだろう。
原因は警察で調べてくれているが、ただただ事故であることを祈るだけである。
パパはちょっとおっちょこちょいだったね、あとあとはその方が家族のためにはよい。
僕はこの1週間という時間を本当に長く感じた。
衝撃の事故当日から10日しかたっていないけど、まるで1年前くらい長い。
僕はこの度の死でいろいろ教わることがあった。
まず当然ながら、死は突然やってくるものだということ。
確率は低いにしろ、社会生活では死はそこにある。
自動車の運転や電車に乗っていても、不可抗力がある。
地震など自然災害もやってくる。
海のスポーツをしていると、一般の人より事故遭遇の確立は一気に上がる。
気を付ける、というのはあまりに曖昧なので、こう言い変えよう。
確認すべき項目を明確にしといてチェックすべきだ。
それと、彼は人に好かれたからこそたくさんの会葬をいただいたが、
それは彼がその人々にちゃんと接していたからだ。
彼が好かれたのではなく、彼が好いた結果なのだな。
だから、ちゃんと人に接しようということだ。
僕が死んでもそれだけの人は集まらない。
会葬に来た全員が同じことを思っただろう。
オレが死んだら一体何人来るのだろう、と。
通夜、告別式合わせて400名もの方々にご会葬いただいた。
遺族としてもその数にビックリで、故人の偉大さと人気のほどが
亡くなってから初めて知ることとなった。
それは世間体を気にして挨拶で来るのではなく、
突然の事故というのもあるだろうが、皆さん本当に悲しんでくれ、
中には、自力で立ってられないくらいの男性もいるくらい、
それはそれは悲しく、かつ厳かで、感動的な葬儀だった。
僕は遺族代表で会葬御礼を務めたが、
その前に子供たちのパパへの手紙を読む場面があったので、
僕としてもすらすら御礼を述べることができなかった。
そのときバックにはジョンレノンのイマジンやラブや、
ビートルズのロングアンドワインディングロードとレットイットビーや、
キッスのハードラックウーマンが会場で静かに流れた。
少し前の記事でジョンのことを書いたのでなんかスピリチュアルだなあ、
と思ったりした。
さて、事故はニュースでも報道されたように、
弟は15階のビルから、高さ70Mから落下して即死した。
幸い、仰向けの状態で地面に叩きつけられたようなので顔は残った。
爆死のように体のパ-ツが飛散してなくなっちゃうわけではないので、
グシャグシャになったが、プロがなんとか復元してくれた。
それと胸ポケットの携帯電話は壊れていなかったので、
取引関係や友人など各方面に連絡を取ることができた。
彼は、この道20年の大ベテランで、最近念願かなって独立した。
過去に仕事仲間を2人、同じ転落事故で亡くしている。
だから人一倍安全には気を使う男だったのだ。
養うべきものに家族と従業員がいるからなおさらその思いは強かったはずだ。
ビルからぶら下がるとき、当然安全ベルトをしてフックをロープに固定する。
しかし、ロープのフックより上の部分が切れてしまったのだ。2本同時に。
2本同じ太さの物を使用する。万が一どちらかが切れてもいいように。
それが同じ位置が同時に切れるという不可解な現象が起きたので、
本人も納得していないだろう。
亡くなった翌日、彼の無事生還した携帯のアラームが鳴った。
彼の起きる気配を娘が察知した。ドアを開く音がした。
いつも通り仕事に向かったようである。
死んだ自覚は初七日をかけて徐々にしていくのだろう。
原因は警察で調べてくれているが、ただただ事故であることを祈るだけである。
パパはちょっとおっちょこちょいだったね、あとあとはその方が家族のためにはよい。
僕はこの1週間という時間を本当に長く感じた。
衝撃の事故当日から10日しかたっていないけど、まるで1年前くらい長い。
僕はこの度の死でいろいろ教わることがあった。
まず当然ながら、死は突然やってくるものだということ。
確率は低いにしろ、社会生活では死はそこにある。
自動車の運転や電車に乗っていても、不可抗力がある。
地震など自然災害もやってくる。
海のスポーツをしていると、一般の人より事故遭遇の確立は一気に上がる。
気を付ける、というのはあまりに曖昧なので、こう言い変えよう。
確認すべき項目を明確にしといてチェックすべきだ。
それと、彼は人に好かれたからこそたくさんの会葬をいただいたが、
それは彼がその人々にちゃんと接していたからだ。
彼が好かれたのではなく、彼が好いた結果なのだな。
だから、ちゃんと人に接しようということだ。
僕が死んでもそれだけの人は集まらない。
会葬に来た全員が同じことを思っただろう。
オレが死んだら一体何人来るのだろう、と。