今日はちょっとブログを早く書きたくなった。
こっそり仕事中に書いた。
で、昼休みに送信ボタンを押すつもりだ。
とても個人的な話を含んでいるので読む必要はないですよ。
ブログは単なる日記だからね。
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昨夜は他部署の歓迎会に招待された。
招待といっても割り勘だったけど。
一緒に飲んでおくと、あとあと仕事が楽になるので、
お邪魔させていただいたわけだ。
2件目で、オイラはスナックという、
わけのわからない異次元の世界に行った。
そのスナックという種類の飲食店には15年前に行ったことがある。
わけのわからない、いかにも薬から造った焼酎の水割り。
そして、ポテチやクラッカーのたぐいのカワキモン。
低いガラスのテーブルに、一度座ると二度と立ち上がれないくらい
ケツが落ち込むソファー。
カウンターの中には鼻から煙草の煙を噴出するヌリカベ怪獣ママゴン。
カウンター席には、マイクの下端を天井に45度くらい向けて
小指を立てて、めったり鼻についた歌声で歌う30代の女性客。
オイラはなぜこういう飲食店が世の中に存在しているのかわからん。
駅前の雑居ビルにはその手の店がわんさか入っている。
『ママ、きたよ~』とか言って、ママに『ほ』の字の男たちがやってくる。
『ほ』男は一人行動が基本で、あまり複数では来ない。
友達には教えたくないのだ。
『ほ』男の目当てが美人なら恋敵になるし、
すんげーブスなら、『おめーの感覚おかしくね??』って言われるからだ。
とにかく、カウンターが男ばかりというのは異様な雰囲気がある。
男が10人いると10本のポコ先は
カウンター内を移動する標的に合わせて移動する
宇宙戦艦ヤマトのパルスレーザー砲みたいだ。
15年前と違うのは、カラオケの本体に赤外線で曲を転送するシステムと、
液晶テレビがモニターになっているところだ。
進化したのはそのくらいで、
客とタメグチをきく煙噴出ママゴンとニヤケた間抜田穂男はいつの時代もいる。
シャープアクオス亀山モデルのモニターに、栞のテーマのタイトルが映し出され、
BOSEのスピーカーからイントロが流れた。
誰かが曲をリクエストしたんだな。
オイラはこの曲を聴くとたまらない気持になる。
18歳になる娘の名前はこの曲から取ったのだ。
彼女が思春期を迎えるころ離婚をしたので、
彼女がぐれたのは想像に易しい。
ところが、実際は想像を絶するくらいぐれた。
オイラに親権はないものの、
何年か前には学校に行って担当教師に文句を言った。
警察からも呼び出しをくらったこともあるし、裁判所にも行った。
リストカットの跡が何本もあり、ほとんど死にかけの凶器になっていった。
そういう子を持つと、親は嘆くものだ。なんでオレの子が????
子を嘆き、仕事を嘆き、実生活を嘆き、オレも不幸だったな。
ところが、去年だ。ちょうどオイラが転職した時期だ。
彼女に大事件が起きた。
そして人間はこうも変わるものかという大変貌を遂げた。
娘にもよかったし、
オイラ的には全てが上向きになってきたときにその事件が起きた。
それを機会に、遠く離れた娘は『パパ、パパ』と電話をかけてきたり、
メールをくれたりする。
とにかく根がとても優しい子で、その点はオイラとは違うかもしれないなあ。
その曲のカラオケのせいで、そんなことがバババっと走馬灯のように回った。
酔っていたせいもあって、元妻に、
娘が厚生して立派になったことに感謝のメールをした。
『結婚いつするの?』なんてメールが返ってきた。
オイラは調子に乗ってしまい、次は加山雄三歌うとか、
ラーメン食べて帰るとか、いささか度が過ぎてしまったようだ。
それもあの煙噴出ママゴンの店のせいなのだ。
オイラは時空を超えてちょっとフラッシュバックしただけだ。
マイク上げ女がコウダクミを歌った時は腹が立ったな。
ハニーフラッシュはオシリのちっちゃな女の子しか歌ってはいけないのだ。