昨夜、就寝中、何かが顔付近に落ちてきて、ふと目が覚めた。
こういうとき、人間の脳はものすごいスピードで開店する。
普通落ちるものがない場所で、何かが落ちる。
虫以外の何物でもない。
たぶん、ポトッととてもかすかに枕の上に落ちた音を聞き逃さなかった。
ハエや蚊は落ちることなく顔をかすめて飛び続けるし、
ブーンという音を発する。
そんなことを、たぶん突然の目覚めからコンマ何秒かで、
これは長めの虫に違いないと確信した。
ミミズや毛虫、ちょっと重めのクモあたりだ。
目覚め後、数秒して手の甲に鋭い痛みが走った。
ワッチャー!!!とブルース・リーなみの声を出して、部屋の灯りをつけた。
そのとき午前4時。
枕の上にはニョロニョロ動き這いずり回る10センチほどのムカデ。
ぎょええええええーーーーー!! とにかく気持ちわりいいい!!!!
腰がくだけるくらい気持ち悪い。 足が百本あるでねえか!! 百足でムカデ。
ティッシュを2枚とり、ぎゅっと握った。
握った指の隙間からムカデがニョロニョロと首を出した。
仰天して手を広げてしまい、床に落とした。
刺された手の甲はジンジン痛みが増してきた。
なんとかムカデをつかまえ、トイレにグッバイフォーエバーした。
まだ、酒が残っていたし、急に起きたせいで気持ち悪くなり、
がんばって甲にムヒを塗って、また寝たのであった。
あらためて、7時半にちゃんと起きた。
痛みは取れていた。
早速、ムカデを調べた。
ムカデは益虫で、外注を食ってくれる。
それとムカデの油漬けや乾燥したやつの粉末は火傷に効くらしい。
韓国では鶏の腹にオオムカデをいっぱい詰めて、煮るだか焼くだかして食うらしい。
毒は皮膚の表に付着するタイプなので、熱い湯で石鹸でゴシゴシ洗うといいみたい。
ムカデは家庭にいることが多く、夜行性。
玄関の靴や、脱ぎ捨てたジーンズに潜んでいる事が多いんだってさ。