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Surf, Run and Trails / Endurance For Fun

最大酸素摂取量とフルマラソンタイムの関係

2018-08-16 00:20:20 | ランニング

ガーミンの上位機種にVO2maxを計測する機能がある。

インプットされている体重とランニング中の心拍、速さや距離やピッチから算出するんだろう。

実際トレッドミルを走りながらの給排気から酸素を計測するのとどのくらい差があるかはわからない。

でも、まあいちおの目安にはなるだろう。

 

自分の場合は53。

(ちなみに川内優輝は82、瀬古利彦は84。バケモンっすね。)

 

この最大酸素摂取量がマラソンタイムに大きく影響するのは既知。

走力、走法なんかのテクニックは別にして、最大酸素摂取量とタイムとの関係はいろんなサイトで検証されている。

 

結論から言えば、タイムを縮めるのに、最大酸素摂取量が足りてれば、もっとタイム短縮できるし、摂取量が不足していればそれを増やしてあげないといけない。

最大酸素摂取量が足りないのに、いくら気合を入れても、いくら良いシューズを履いても限界があるということだ。

 

自分の場合の計算例を記すので、最大酸素摂取量がわかっていれば是非計算トライしてみてもらいたい。

 

最大酸素摂取量 VO2max  53

体重 56キロ

マラソン自己ベスト 3:20:10

 

1分間の最大摂取量 53×56kg=2.968L

酸素1Lで生産できるカロリーは5kcalとする。

1分間で2.968×5kcal=14.84kcalのカロリーを生産。

1キロ走るのに必要なカロリーは体重と同等のカロリーなので56kcalとする。

14.84÷56kcal=0.265km=265m/分 ・・・①

 

酸素を最大限に摂取できる身体環境下では1分間で265m走れるということ。

 

フルマラソンタイム 3:20:10 ▶ キロペース 4’45”/km = 4.75/km

1000m÷4.75=210.5m/分 ・・・②

 

理論上は1分間で265m走れる①  実際は210.5mで走った②

②÷①=80%

 

フルマラソンでは自己の心肺機能の80%で走ったという結果。

 

一般にフルマラソンは75%で走ると言われている。

だから自分のタイムが75%以下ならもっと追い込めるということだ。

 

自分の場合、最大酸素摂取量が53のままで90%まで出すとする。

これ確実に根性の問題。

 

90%出し切ったとすると、逆算してキロペース4’12”

フルマラソン予測タイムは、2:57:13

 

サブ3達成!

でも10キロ地点で、たぶん心臓破裂して死んじゃう気がしますな。


Road to Trail ナイトトレイル湘南平

2018-08-10 00:10:10 | ランニング


(湘南平 ナイトトレイル 山頂到達後に見える絶景)


湘南平を含む高麗山(こまやま)公園は、平塚市と大磯町にまたがる風致公園で、
大別すると、絶景が楽しめる「湘南平ゾーン」、
バーベキューやキャンプが楽しめる「子供の森ゾーン」、
本格的な自然が楽しめる「浅間山ゾーン」の3つのゾーンで構成されています。
「神奈川県の景勝50選」「かながわの花の名所100選」「夜景100選」など多くの指定を受けています。
(平塚市HPより)

ここでトレイルランニングができる。
高麗山は標高168mと小さい。
小さいといってナメてはいけない。
小さい山ほど、多彩なコースを持つ。
丘陵が東西に伸びているのでそれなりにアップダウンがある。
コースのとり方で、それなりの距離が取れる。
しかも、絶対ロストしない。
ほとんど町中にある山だから遭難しない。必ず道路に出る。

テレビ塔のあるとこまで行けばレストハウスがあるし、
そこまでの車道を使えば、激坂チャレンジもできる。

とにかくジョギング気分でトライできるので、
これからトレイルしてみようかな、というランナーにとってはとてもいい環境と言える。
テレビ塔のある高台から見下ろす湘南海岸はとにかく素晴らしいので!

ここは自宅から6キロのところにある。
平日、会社から帰宅し、トレイル入口までロードラン。
ヘッドランプを点けてトレイルを走る。
山頂までのピストン。
またロードを走って家に着く。
これで16キロ弱。


湘南は鎌倉トレイルがメジャーだけど、なんといってもハイカーが多い。
その点、湘南平はハイカーもランナーも超マバラ。
平日はすれ違うことも珍しい。
もちろんナイトランですれ違うことは皆無。

この街ちかトレイル含めて、江ノ島までの海岸線、柳島スポーツ公園のトラックにジョグコース。
大磯までの海ラン。 遠足気分で箱根温泉ラン。
大山トレイルも家から15キロだから走る気ならば全く問題ない。
とにかくランニング起点として、藤沢~茅ケ崎~平塚はかなりラン聖地っぽい(^o^)
ランニングステーションも数箇所できたし、ランニングアカデミーの活動も活発。


波乗りで引っ越してくる人は大勢いるけど、ランで引っ越してくる人がいても全く自然な感じがするね。
だって、都内じゃあ皇居を走るためにそこへ車や電車で移動するんだろ??
車や電車を使うのはトレイルなのでは??(^^)

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さてさて、ここからは湘南Road to Trailのためのシューズ選びについて。


家から走って山に行き、山も走る。
ここで悩むのはシューズだった。
トレイルシューズでロード走るとソールが減って、山道をグリップしなくなる。
それにロードを快適に走るのにはトレイルシューズには限界がある。
そのグリップのせいでアスファルトではブレーキになっちゃうのだ。
かといってロードシューズで行ったら、山道がツルピカハゲ丸。

この悩みを解決するシューズが今年モントレイルから発売された。
そのシューズで先月のキタタン出たんだけど、
とにかくロードが快適。普通に走れる。
走っていてトレイルシューズってこと忘れる。
山では普通にトレイルシューズになる。
走っていてロードシューズってこと忘れる。

実際のレースではロード率って結構高いから、
こういうタイプのシューズがもう少しリリースされるかもね。

長野では売れないかもしれないけど、湘南ならバカ売れするかもよ、と思う。

(キタタンのとき持ち込んだシューズ。 左上On cloudventure peak トレイルシューズの完成形。

左下Montrail バハダⅢ 言わずと知れたトレイルのオールラウンダー。

そして右Montrail variant X.S.R.  ロード兼用  ロード率高いキタタンなどレースにも。)

(がっちり厚底。着地はソフト。反発力はハード。)

(キタタンフィニッシュ。シューズはランナーの足の皮膚の一部。ともにフィニッシュラインへ。)

 

 

 

 

 

 

 


SWISS ENGINEERING vs. アミャゾン

2018-08-07 00:48:49 | ランニング

アミャゾンでシューズを注文したことがある。
ショップで試着できない人にとって返品無料なので便利である。
しかも旧モデルは割引率が良くて、普段の練習用にと頼んだのだ。

数回注文したのだが、これが見事に全部外れている。
気に入る、気に入らない、じゃない。
不良品だ。

もしかしたら不良品と思わない人もいるかも知れないけど、
オレの場合は、不良品にした。

アミャゾンから配達されたシューズ、縫製位置が違う。接着にムラがある。ベロに折り目があり甲に当たる。
最大の不具合は同じサイズ表記なのに0.5も違う。
よくあります。メーカー担当者はロットが違うから、って言う。
いやいやいやいや、、、よくあっちゃダメっしょ。ロットが違っても同じものじゃなくちゃ。
先日なんかトレイル用シューズを発注して、履くときに踵のループ引っ張ったら取れちゃったし。。。

ちょいとだけ専門分野になるけど、
量産製造工程にCopy Exactlyっていう考えがある。
今や常識なんだけど、製品にばらつきが無いように、材料メーカー変更、製造機械や治具変更、作業者変更、
要は、不良品というものは変更が起こったときに生じるので、変更に関する全てを厳しく管理するという手法だ。

世の中の製造工程は、東南アジアや中国に展開するが当たり前と思ったほうが良い。
現地で作業経験の乏しい者に作らせるので、指示サイドのぶれない信念を持つ生産技術力がない運用できない。
開発力、設計力より、生産技術力が圧倒的に必要。
どうやれば現地で作りやすいか、無理せずできるか、快適に作業できるか、検査しやすいか、
モチベーションを高められるか、教育は効果的か、そんなの含めて生産技術力。



ちゃんと現地に展開してるのかな~???
メーカー自体がシューズをアパレル製品と思ってるのでは???

製品ポリシー、性能は素晴らしい。でもそれは設計段階でのことだ。
でもそれが製造現場に伝わっていない。

シューズって明らかに工業製品。しかも人間が直接身につけるもの。
そのことをメーカーの人すべてが認識してるんだろうか。
シューズは、非常に高度なエンジニアリングだと思います。
足の形は人それぞれだから多少のムラはいいのだ、と思う先に縫製不具合が生まれるのだよ。

必ずモデルになる基準の足型がある。
それに忠実に作ることだ。
その上で多くのランナーが絶賛するシューズって凄いと思わないか?

シューズというのは、Engineering の結晶なのだ。
半導体製品、自動車製品とはぜんぜん違う。
機能、快適性、速さだけ目指すだけではなく、
それを生身の人間が履いて、走り、歩き、挫け、止まり、怒り、責め、泣き、笑う接点であるのだ。

オレはEngineer だから、なんとなくわかるよ。
計算して、方法を決めるだけじゃない。それだけだと単なるManufacturing。
この製品はこうあるべき、という固い信念がベースにあって初めてEngineering。

だから、OnシューズにSwiss Engineering と刻印されている背景は、
それなりの覚悟で臨んでいるメーカー姿勢の表れだと思うのだ。

開発とか製造のこととかメーカーは言わないよね。
散々な苦労があるさ。モノ作るって大変なんだ。

それを言わず、ただ一言。
「まあ、とにかく履いてみろよ」

かっこいいじゃないか!


ウインドフォイル初挑戦!

2018-08-06 11:57:52 | windsurfin'



数年前から話題の空飛ぶウインドサーフィン。
フィンが写真のようにナガーくて、下端に飛行機が付いてるような感じ。
ある程度の速度が出ると揚力が発生して、まさにフライトするってこと。



ローカルの数人が始めて、で、昨日乗らせてもらいました。
コンディションはほぼストレートオンショア。面ガタ。
自分は5.1㎡ +76Lでビンビン。

まず、フィンがとにかく長いので、胸まで水に浸かるところまで道具を運ぶ。
そこからウオータースタート。
ボードは超幅広ショートレングスのスラロームボード。セイルは5.3㎡。
そういうボードには乗ったこと無いのに、しかもフォイルが付いている。


ボードが前に進んだ瞬間、前足をストラップに入れないと前にふっ飛ばされる。
完全にオーバーコンディション。
後足も即座にストラップに入る。

そこからだ。
ちょっとセイルを引き込むと、なにこれこれ!!!フワーっとリフトアップする。
ボードが接水していないから、確かに空飛ぶ感覚だ。

で、それは風が強すぎたのかどうかわからないけど、このままだと離陸してしまう!と思うほどリフトアップ。
たぶんノーズは空向いてたんだろうな。
そのときの恐怖感はなかなかのもんです。

ノーズを抑えなくちゃ!と思い、前足、ジョイント荷重を意識。
そしたら減速したのか、それとも高速のままノーズが下を向いたのか、、、

空中高いところからフォワードループの勢いで大撃沈。
いやいや、こえ~のなんの!

気持ち入れ替え、セイルをひっくり返して逆タックで再スタート。

いきなりフワーってリフトする。
飛んだのは数メートル。
またもやフォワード大撃沈。

このコンディションだと4.5㎡でもオーバーかも。
4.2㎡で飛べたね。

動画で観ると簡単そうなんだけど、、、
まあなんでもそうだね。上手い人がやると何でも簡単そうに見える。
トレイルのダウンヒルも、ウエーブライディングも。

とにかく昨日のオレの動画がもしあったら、
すげー難しそう!!!に見えたね。

今度は微風のフラット海面でトライしてみたいなあ。