Now+here Man's Blog

Surf, Run and Trails / Endurance For Fun

6’3”に乗って波乗りジョニーが、風に吹かれた豆腐屋ジョニーになった日。

2009-08-30 20:58:05 | surfin'


オアフで、BEAR ボーヤングモデル9’1”を探したがどのショップにもなかった。
理由は簡単。
オーストラリアシェイプがハワイにあるわけないのだ。

仮に在庫があったとして、それを買うことがなく良かった。
在庫がなかったことで少しホッとしたのだ。

なぜホッとしたのか、理由はあった。
結局のところオイラはショートに乗りたかったのだ。

しかしショートに乗るには非常に躊躇していた。

その躊躇は当然である。
普通はショートやってて、歳取ったからロングに転向するのである。
オイラはその逆だ。

あの短い板をパドルするだけの体力がこの歳になって残っているだろうか。
強いカレントに負けず、若いサーファーに負けず波を取ることができるだろうか。

ウインドサーフィン、スタンドアップ、ロングボード。
とりあえず、それらの道具で波に乗れた。
でも全然足りねえ!なんで足りねえんだ?!?!?!

それはショートボードサーフィンなのだ。

この世の中で4.0のサイドショアのリッピングと同じくらいカッコいいことは
おそらくショートボードサーフィンしかないのだ。

というわけで、ショートをゲットした。
友人のお下がりで、6’3”のトライフィンのエッグ。MEL SURFBOARS MAUI
正確にはショートではないが、自分から見ると短すぎるほどのルックス。


早速、日曜、海に出かけた。
台風11号からのウネリがうっすら届く。
インサイドダンパーで抜けれる波がない。
とりあえず波の形はどうでもいい。まずはパドルの練習。
『今日はパドルできれば大の字』なのだ。

水に浮かべ、身体を乗せる。パドルする。
板が左右にフラフラする。進どころか、沈んでる感じがする。
四苦八苦し波待ちの位置に付く。
板にまたがる。ノーズを上げてはいけない。ロングみたいな波待ちになるから。
ケツの穴を締めて背筋を伸ばしショートらしい波待ち姿勢を取る。

コシ~ハラのウネリが来る。パドルを開始する。ノーズが下がらない。波においていかれる。
これを3回繰り返す。
いきなり腹が立つ。
オイラは周りができて自分ができないとすぐ腹が立つタイプだ。

4回目から最後のヒト掻きでノーズを落とすコツをなんとなく掴む。
なんてことはない胸で押すのだ。ロングにはなかったことだ。

板は滑り出すが、ダンパーのため3度、4度マッ逆さまに落ち酷い目に遭う。

次は小さめの波を狙う。
初心に帰る。まずはスープに乗ってみる。板に立ってみる。
立った感覚を掴んだ。

次はフェースでテイクオフして立ってみる。ただただ真っ直ぐ滑る。
チョッカリサーフ!ロングにはないスピード感。

そして次。テイクオフして素早くレイルを入れてターンしてみる。
ロングのまったり感とは異次元ものである。
ウエーブのボトムターンがドライブなら、
ショートのボトムターンは豆腐をカミソリで切ったような感じだ。

『風に吹かれて豆腐屋ジョニー』という豆腐が販売されている。
そこの社長が始めてサーフィンでボトムターンしたとき、カミソリ豆腐を体験したのだ。
オイラは直感的にそう思った。
オイラも豆腐屋をやろうと思ったくらい衝撃的なターン感覚だったのだ。
普通の会社員から豆腐屋経営を決意させるくらいドラマチックなターンだったのだ。
(別に決意してねえけど)

ダンパーだったので1ターンで波の沖側に身体を投げ出して危険を回避する。
これを2、3回繰り返す。

もし波が良かったらアップスンダウンできたかなあ?

とりあえず初日でフェイスから離れずターンできたので目標クリア。
これをぜってー乗りこなしてポイントノーズのショートを買うぞ!!

パドルだけのつもりが横に走れたので上出来である。

ウエーブ万歳!オヤジサーファーに乾杯。オイラに乾杯。


トスカーナ地方の川島直美とヤリテーナ地方のオイラ

2009-08-24 17:12:50 | インポート




川島直美がトスカーナで結婚式を挙げた。
理由を聞くと、『ブドウ畑に囲まれて式を挙げたい』だったそうだ。

血がワインでできてると公言するくらいだから、
本当にワインが好きなんだろう。

彼女はソムリエのダンナと毎日高価なワインを飲むだろうが、
普通の会社員のオイラは彼らより一桁値段が安いのを求める。

で、安くて美味しいのを見つけた。
ご紹介しましょう。

『ビリッロ』というワインだ。

マレンマというのは、トスカーナの沿岸地帯で
スヴェレート地区のトゥアリータ、
ボルゲリ地区のサッシカイア、オルネライア、カ・マルカンダなど、
名だたるスーパートスカンが生まれる銘醸ワインの産地である。

とはいえ、これらのワインは、

サッシカイア → 14200円
オルネライア → 15300円
カ・マルカンダ → 12600円

毎日は飲めない、どれも高価なものばかり。
そんなマレンマ地区において、超お値打ちワインがある。
それがビリッロというワインである。


しかも、2006年は2005年を上回る良い年と言われている。
その2006を、自宅から自転車10分のところのイタリアンレストランで発見した。
っつうか、そこで飲んで初めて分かった。

(WEBサイトからの評価を失敬します)
完熟した凝縮度の高いブドウから造られた、完成度の高い1本。
カシス、ナツメグなどのアロマ。
滑らかな舌触りで余韻も長く、際だったブドウの旨みを感じる味わい。


トスカーナの貴族「レ・コルティ家」が所有するワイナリーが、「テヌータ・マルシリアーナ」。

2,500haという広大な土地を所有しながら、オーナーはあえてその中でも、
わずか18haのみの最良の地をブドウ畑として選んだ。

そんなマルシリアーナの素晴らしさを手軽に味わえるワインが
この「テヌータ・マルシリアーナ・ビリッロ」。


さて、そのレストランとは茅ヶ崎駅北口にある『ハリハリ食堂』である。
食事は間違いなく美味しい。
ウッディーな店内にはJAZZがBGM。
ボリュームがあって安く、しかも美味しいから値段に対して満足感が凄くある。
ひと品ひと品、心をこめて作ってるって感じがする。

味付けがナチュラルなのでワインと喧嘩しない。
ワインが食事を引き立たせ、食事がワインを引き立たせる。

ビリッロはネット格安で2400円で買える。
これを店で飲むと恐らく6000円~7000円が妥当だろうな。

ハリハリではこれを3400円で提供してる。
飲まなきゃソンソン!のワインなのだ。


土曜日の日中スタンドアップで波乗りして、
それから地元のウインド仲間とそのイタリアンへ行った。

その日はフランスの白を飲んだが、
オイラ的にはイタリアの赤がいいかも。

とにかくいろいろたくさん飲むのがよろしい。
飲まないとわからない。

少ししか飲まなくて評論するのはおかしい。
川島直美は毎日相当量飲んでいるので評論できるのだ。
なので川島ファンとしてはOK!


ウエーバーの脱糞徒然草

2009-08-21 17:05:55 | ThinkAbout..

21日、金曜日。
朝から南風がちょろ吹き。

後ろ髪を引かれる思いで出社。
仕事をしつつ、江ノ島の風速計が気になる。

南南西マックス10M強。
6点台の風だし、ストレートオンショア。
魅力は感じない。感じるはずもない。感じるわけがない。
、、、と自分に言い聞かせる。


職場が内陸で、海までの移動に時間がかかるなら諦めも早くつく。

しかし海沿いで生活していると
『諦めが悪い』『ソワソワしやすい』『イライラしやすい』
というのが日常的に起こる。
それに予定が立たなくなる。
いつ吹くかわからないので休みの日に遠出できないのだ。
『井の中のウエーバー、地元の海は知ってるけど大海は知らず』


今16時だが、風は完全南西になりマックス13Mになった。
5.0が十分に走る風速だ。

今日サボリーマンのひとたちは、風待ち時間が長かったが、今、
至福の時間を過ごしてるのではないだろうか。

職場から相模湾の水平線を臨んでこう思う。


茅ヶ崎は南西から西になると、それこそ御前崎と同じで、
アウトに向かうとき目標物はなく、
何もないところへヒタスラ大プレーニングできる。
そしてギャラリーも誰も見ていないところでキンキンのジャイブをして
一人満悦し、インサイドに戻ってくる。
そこにはサーファーの群れがあり、彼らより先に波を捕まえてサーフィンをする。
御前崎には無い光景で、ある意味障害物競争みたいな感じだ。
彼らは地雷である。

目の前にいきなりドルフィンスルーをしたボディーボーダーが現れる。
キンタマがキュイ~ンと縮みあがる。
目の前のスープを超えようと進むと、
そのスープにショートボードの先っちょと人間の手足が見える。
鼻穴がブワ~っと広がる。


ワイプアウトするとサーファーの群れに囲まれることがある。
ウオータースタートをもたついているとでかい波に巻かれ、
岸側にいるサーファーを巻き込んでしまう可能性がある。
大トラブル、大ゲンカになる。危ない、危ない。

なぜそれでも茅ヶ崎でウエーブが盛んかというと、
決まったときの波は極上になるためである。

もちろん常にサーファーがいるわけでもない。

強風になるとウエーブエリアとサーフィンエリアに必然的に分れる。
風を求めるエリアと風をかわすエリアに分れるのだ。

なので波があって、4.7~5.7くらいの中風だと、エリアはわかれない。
スーパー銭湯状態ライクア鵠沼になる。
かなりの度胸がないと出艇でビビってしまう。
オイラは腰低く、『すいません、すいません』って言いながらサーファーの脇を抜けていく。

そんなことを繰り返しているので、良く思うのは、、
ゲッティングこそがウインドの先生であり、
そこにウインドサーフィンの全てが集約されているような気がする。

そこで挫けない人だけがウエーブをし続けてる気がするなあ。


あのゲッティングの緊張感は嫌だけどたまらない。
日常の生活では決して経験できないことである。
ウンチ我慢中なら確実に脱糞してしまう状況なのである。

ボトムターンやリッピングが『いっちゃう』感覚なら、
ゲッティングは紛れもない脱糞感覚なのである。

プレーニングやジャイブはどうだろう??
気持ちいいけど、ずっとやってると飽きちゃう。

さて!
明日土曜はどうでしょ。

前線は東に抜けちゃうが、日本海の低気圧はちょこっと停滞である。
風は少し残るかなあぁ。

日曜は間違いなくファンサーフができる。
朝はオフショアでサイズもあるでしょう。

では、みなさん、よい週末を。

ご安全に!



オイラのスタンドアップの上で艶めかしい会話を聞きながらオイラがスタンドアップしちゃった夏の日2009

2009-08-18 17:19:18 | surfin'


土曜、スタンドアップをした。
最初、2、3本乗れる波はあったが、
潮が上げてあっという間に波は割れなくなり、乗れなくなった。

浜に上がり、すぐには帰らず、
天気が良かったのでしばらく日光浴することにした。

スタンドアップのデッキには広い範囲でパッドが貼られているので、
その上で寝るには最高に気持ちいいのだ。

寝ていたら、すぐそばで女性たちの会話が聞こえてきた。

オイラから2Mのところで22、3歳の女性3人組が突提のブロックに座ってた。

『生理の時って、チョーいらいらするよね』
いきなりこんな会話が聞こえてきたのだ。
『私なんか、子宮がチョーいたいしぃ~!!』
笑いながら話してるんで痛みの臨場感が伝わってこない。

3人ともきれいな顔をしていて、普通よりは全然上のレベルである。

一人がウオシュレットの話題に変えた。
『私の家のトイレにはウオシュレットないしぃ、
だから生理の時、ちゃんと洗えないのよね~』
『それ、わかるわかる! 私の家のトイレにもウオシュレットないんだぁ~!』

『わあ!きったねー!!』多分家のトイレにウオシュレット付いてる娘が言った。

オイラは彼女たちのあまり清潔ではないあそこを想像してしまった。
で、オイラは寝たふりをこいて、彼女たちの顔をチラチラと見た。

ブスが言ってると腹がたつが、
意外ときれいな娘たちが言ってるのでスゲーなまめかしい。
なまめかしいを漢字で書くと艶めかしい。←ナマメカシイ感じだね。


しまいには、一人がこう言った。
『生理直前ってやりたいー!って気持ちになるのよね』
『そうそう!!同じく賛成!!』

うおおおお!なんだ?なんだ?こいつら!!
酔っ払ってるのか?
すぐそばにオイラがいるんだぞ!

オイラはビックリした反面、もうおかしくてたまらなくなった。
吹き出すのを我慢するため、肩が震えた。

オイラはもちろんうつ伏せで寝ていた。
仰向けで寝ていて、なにかのキッカケでスタンドアップしたら
彼女たちに変態扱いされてしまうからだ。

スタンドアップの上でスタンドアップしてるぅ~!!って言うかはわjからんけど

話題を提供したのは彼女たちなのだにゃ~。

三種の神器~なんちゃって技術者オイラの徒然草

2009-08-13 17:08:42 | ThinkAbout..

戦後、三種の神器として、白黒テレビ、冷蔵庫、洗濯機が、
マスコミや家電メーカーの策略もあって普及していった。

興味深いのは、冷蔵庫よりテレビの普及率が高かったことだ。

オイラが生まれたころ、その三種が本当に家にあったかどうかは知らない。
生まれる寸前はなかったかも。
貧乏で無かったわけではなく、無くて普通だったんだと思うよ。

さて、ここで電子レンジの話をしよう。

電子レンジの特許は1946年で、
国内で一般向けに製品化したのはシャープ。それは1965年。

マイクロ波は通信などで用いられてきたが、
これを加熱に使用するという着想は、まったくの偶然から生まれた。

レーダー設備設置技師が、
ポケットの中の食べかけのピーナッツ・クラスター・バーが溶けていたことから
調理に使用可能であることが判明したとされる。

電子レンジはボタンを押して『チーン』となるが、
これは製品が生まれた当時から現在まで全く(ほとんど)変わっていない。

変わったのは外殻の素材やタッチパネル程度でたいして進化していない。

それに比べ、三種の神器の白黒テレビ、冷蔵庫、洗濯機は凄まじく進化した。
洗濯機は水さえも使わないし、テレビはもはやFPD液晶ではなく有機EL。

もしかしたらその三種の神器の進化は人間の技術力を持てば当然なのかもしれない。
としたら、電子レンジは何故進化しないのだろう。

それは、製品開発が早すぎたのである。
当時の技術にしてはズバ抜けし過ぎていたのだ。

ということで、電子レンジ開発には宇宙人が介在していたのでは?という説もある。

宇宙人が遠い宇宙を旅する時、味気のないドライフードだけだと嫌で、
やはりお母さんの作った料理をタッパに入れ、宇宙船内で『チーン』して食べたのだ。
しかし、地球に着いたとき電子レンジが壊れた。
地球人に新しいのを作ってもらわなくてはいけなかったのだ。


これを裏付けることとして、
(テレビは真空技術や電子ビームの物理学がないとできないけど)
冷蔵庫や洗濯機は工作機械と材料と電気配線ができればなんとか手作りできる。
しかし、電子レンジは無理なのだ。
マイクロ波を作り出す装置は作れないのだ。