Now+here Man's Blog

Surf, Run and Trails / Endurance For Fun

就職失敗からの脱出4~ 稲村クラシック The Day has come!

2013-09-26 21:56:30 | ThinkAbout..


このブログを立ち上げたもう何年も前の事、ここはNowhere manってタイトルにした。
どこにもいない男。存在しない男。ビートルズのラバーソウルのこの同タイトルの曲は、ひとりぼっちのあいつだな。
そこからなんとは這い出して、Now+Here、ちゃんと実在する!に変えた。

人生は実に波瀾万丈で、また振り出しに戻る事がある。
オレはそれなりに人生経験を積んできて、そこから学んだ事は現状維持はしないということ。
立ち止まる事は現状維持ではなく、むしろ後退。少し早歩きくらいの方がいい。

オレはささやかな試みをした。
小さな夢を買った。

5月にマウイ行きのチケットを買ったのだ。

目標を持って、そのささやかな夢を、マウイの波と風に乗ることを実現するために、
絶え間なく、約500日、12000時間、悩み考え実行し、うまく行ったと思ったらどん底に落ち、その繰り返し。

面接を受け、あるときは役員面接まで到達し、でも結果ダメで、でも諦めなかったよ。

オレは漂流してたんだ。
誰にも見つけられないくらい流された。
レスキューは来ない。
自分で岸まで帰らなくては行けない。

体温低下にならないようにがんばったけど、でもドンドン衰弱して行く。
500日漂流した結果、ヘリが見つけてくれた。助けてくれた。

ということで、前置き長くなりましたが、アプローチし続けた会社から正式に内定をもらった。
現職は9末で退職。 明日、27日出社最終日。

10月いっぱいはリフレッシュのためドロップアウト!
マウイ行きも正式確定!

この一年振り返ると、再転職は成功したのではなく成功させてもらった、と思う。
オレの一番大切なものはこの湘南の地と友達である。
出し好きな連中と地元で飲むビールに勝るものはない。

大好きな連中がみんな幸せにこの湘南の地で過ごしてくれればいい。
そしてやがて誰かが死んでいってもそれもウマいビールで送ってやる。

オレの根底の夢はそんな些細な、でもとてもシンプルで素敵なものである。

オレはそんな連中から、思い通りに好きに生きてるヤツ、と言われたいだけなのよ。
飲んでてもしかめっ面で仕事のグチ言うようなヤツとは一緒にいたくないからな。

今日は、稲村でイナムラクラシック2013が23年の間を経て開催された。
見に行ったよ。

あのギャラリーの数とトッププロの勇気、そしてバカでかい波。
茅ヶ崎と稲村ではちょっと離れているけど、自分の住んでいる地方での開催。
オレは凄いところに住んでるんだな、と思った。

仕事も波乗りもウインドもビールも、そして死ぬことも全てこの地でなし得たいと心から思った。
そんな大会だったよ。

オレは波瀾万丈な人生にいるけど、そんなに悪くもない波瀾万丈だなと、稲村クラシックを見たおかげで思った。

(でも去年みたホキパのAWTの大会の波の方が倍でかかったな)



就職失敗からの脱出3

2013-09-24 22:52:22 | ThinkAbout..
9月一週目の土曜日、その会社へ訪問した。
途中で和菓子の詰め合わせを買い、お土産を準備した。
車で自宅から15分弱。
自転車でもなんとか行ける距離。

世間話を交えて、会社の今の情勢やらを聞いた。

「ちょっと忙しくなってきたので間接職が欲しい。
その前まではリストラしたくらいだから経営状態に波はある。
この業界はしょうがないよね。
○○部を任せたいと思ってる。
年収額は計算してるよ。
上場のようには出せないけど、世間一般の基準に照合はする。
数日内に部長会があるからそこで推薦するよ。
こういう業務があり、そこが現在アテンドできてなくて、だからこの人材が必要だ、
という展開にしようと思ってる。
必ずや全員賛成にならない場合もあるけど、そこでなんとか頑張ってみる。」

予想外の明るい展開にびっくりした。

いくら知り合いとはいえ、これほど期待させることを言うのだから、採用されるだろうと思った。
よほどのことが無い限り。
問題は額面だろうが、多くは望んでいない。

「採用期待していいですよね!」
と何度か念を押してその会社を後にした。
2時間もいたな。

オイラ、そのときから猛烈に奥歯が痛み出した。
根が深く、除去不可能な親知らずが、正常な奥歯を押しているようだ。
虫歯の痛みとは違う。
なんか、張り詰めた緊張が一気に解放されたせいだろうか。

確証はないが、採用される可能性はほぼ100%に近いものだと確信した。


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月曜になった。
先方から、その部長会に社長も参加して、その会議体で推薦することになった。
何とかできるよう、推薦内容を考えます。

そんなメールがあった。

しかし、その日以降、なかなか次のメールが来ない。

9/6、7、8、9。。。。。
週変わり、9/16、17、18。。。

自分からの連絡は失礼だし、せかしてるようで、
このジレンマは、心臓がギュウーっと潰されるような、そんな毎日を過ごした。

その悶々の中、自分の転職を自分の中で正当化するため、いろんな事を考えた。
半沢直樹は銀行員として闘う道を進んでるが、オレは闘う道から逸れようとしてる。
まず、それが1年前からオレ自身を苦しめた。

5月あたりから十分に寝れない日々が始まった。
波乗りから以前より遠ざかった。
ウインドは強風でギブアップが多くなった。
会社では全く無口になり、周囲が全員敵に見えて来た。

そして9月の今、オレはほんとに祈ったよ。
誰に祈ったんだろう?
まぎれもない、自分自身に祈った。
オレなら、オレ自身ならなんとかなるだろう。なんとかしてくれるだろう。

結局のところ、際どい境界線にいるときは、頼りになるのは誰でもない。自分しかない。
でも、その根拠なんてなーんにもないのだよ。

ジョン・レノンがかつてこう言いました。
人間の根本才能とは、自分に何かができると思う事。

オレは何もできないが、やらなくては漂流を続けてしまうという危機感だけだよ。

就職失敗からの脱出2

2013-09-18 22:38:13 | ThinkAbout..
今までの経験からすると書類選考通過は1割以下。
その中から1次面接通過3割以下。
そんなんで、企業への就職というのは、
特に人気のあるところなら数パーセントにも及ばない。

50歳超えると本当に厳しい。厳しいというかほぼ不可能な感じがするよ。

これを何社も何社も。。
その都度有給を使い、オイラにはもう有給休暇がなくなってしまった。
そして神経すり減らし、さらに現職の会社に通い続ける。

寝れない日はいつもで、3時間寝て目が覚めて朝まで眠れない。
こんな日が週に2回、それが3回、そんな日が続く。

結局のところ就職は困難すぎる、もう無理だ、、と悟ってしまうのがオチなのかなあ。
オイラの場合は、特にこれだというスキルや資格がないから絶望的になる。

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以前、ともに働いていた人は、オイラがかつていた会社への出向者だった。
同じ職場だったけど、オイラは社員、その人は協力会社。
その人がもともと在籍している会社では№3なんだけど、出向されたということだ。
まあウマが合い、出張、会議と一緒が多かった。
立場的にはオイラがその人をバックアップして、結果として成果を出した経緯がある。

オイラは何故その人のことを忘れていたんだろう???
実はこの転職活動期に脳裏をかすめることさえなかった。
2年間もだ。

昔はざっくばらんに話し、またある時は激しくやり合うこともあった。
そういう間柄。オイラはその人より4歳年下だ。

8月初旬、出張中の地から夜勤中に電話してみた。

電話では妙に尊敬語、丁寧語を使う自分に気持ち悪くなったが、
就職を真剣に依頼するにあたってそれは仕方がない。

突然のオイラの電話に、彼もびっくりして、
オイラから依頼事を切り出した後、少々沈黙があった。

経営状態、提示給与の面からも無理だよ、、、って返答だった。

だよな~。

でも数日あけて、オイラは数回ラブコールした。
なんとかしてくれ!頼む!って。

夏休み明けには、書類送るから面接受けさせて、とお願いした。
数日後メールがあった。 「いちお総務に書類は渡した。総務に聞いてるよ。」
こういうのが返ってきた。

しょうがねえな、みたいな感じだった。

就職失敗からの脱出1

2013-09-08 22:56:06 | ThinkAbout..
ある著名な人の言葉。

「批判されたくないなら黙っていればいい。
でもそれは生きているとは言えない。」

批判ならまだいいかも。
意見を聞こうとしない。聞く耳を持たない。
理解できない。理解しようとしない。
こんな会社には困る。
実はこのことがオイラを常に悩ませ、しまいにはオイラを窮地に追い込んだ。

ってなことで、今の会社へ入社した瞬間から辞めること、新しい会社を見つけることを考え始めた。
早い方がいい。一年未満ならあまりゴチャゴチャせず辞められる。
ま、簡単に言っちまえば、就職失敗さ。

まあいろんな考え方があるだろうが、
オイラは白浜のポートでスペシャルダンパーの波に無理に乗り続けるより、
スタボーで腰腹くらいのマタ~リコンディションを選びたいと思った。

せっかく入れた上場企業だけど、結局は熱いものが見つからない。
そんなことを言うのは若造のセリフなのか、普通なら黙って耐えていくものなのか、
オイラはただのわがままなのか、それとも欲が強いのか、、、よくわからん。

転職活動では役員面接まで漕ぎつけて不合格になることもあった。

そこは、今考えれば未経験の業界だったので入らなくてよかった。
きっとオイラの守護霊様が、そこへの入社を拒んでくれたのだろう。
この歳になってまた苦労する必要もないだろうとね。

とにかく新しいゲレンデを探し続けた。金や時間をたくさん浪費する。
ほとんどは無になる。98%も。
たぶん30社近くアプローチした。

夏が真っ盛りになり、長期出張中にも活動に励んだ。

途中で折れそうになる。折れる。
友だちと飲む。
風に乗る。
波に乗る。
生き返る。 日曜の夜までは。

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自分の行くところ、行くべきところが見えなくもなる。
新しいところへ行きたいという気持より、
今のところを辞めたい気持ちが遥かに大きいため、見境がなくなってしまうのだ。

そのために、自分の気持ちを整理して客観視するために記事を書いてみたりした。
A4に殴り書きであっという間に10枚にも及んだ。

内容を読み返すと期待に胸が膨れている。
でもその後また面接で不合格になる。
そのA4の紙を破いて捨てる。虚しくなる。

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年齢的に非常に非常に再就職は厳しい。
外資なら年齢関係ないが、英語必須で、しかも常にリストラが付きまとう。またまた綱渡りになるのは嫌だ。

大企業も、高収入も、もちろん地位も望まない。

最後の10年は、のんびり楽しく仕事できればいい。
最近はそんなことも考えはじめた。

活動があまりにも大変で、希望のレベルを下げていく覚悟も必要。

それは自分のレベルを下げるのではない。自然体になるだけだ。
そう思う事にした。

やっぱり、腰腹サイド~クロスオン、ドオンでもいいよ、5.0前後がいいなあ。
そしてそこへは渋滞もなく、自転車でも行ける。
帰宅してから飲みにも行けるところ。

考えたら、やっぱりそこは湘南であるべきだったよ。