
バレンタインにはワインを贈ってくれるかい?
夜中の3時過ぎに帰ってもドアにロックはしない?
僕が64歳になっても愛してくれるかい?
と歌うはポールのビートルズナンバー。
地球外知的生命体に、地球の文化を全て伝えるには、
『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』だけ渡せばいい、
とまで言われている人類史上№1の名盤におさめられている。
そのポール、64歳誕生日直前に、その歌を伝えるべくヘザーと皮肉にも離婚した。
さて。
曲を聞いた中学生の時分は、64歳は、まさに100万光年彼方未来にあったが、
もはや100万光年は約20年を残すところになった。
64歳になったらどのように生きているだろうか。
オジサンは嫌!と言った若い女もやがてただのクソババアにるだろうか。
まさか盆栽とかやってないだろうか。
とにかく64歳はカッコ悪いのだろうか。
はいはい!
では、こうなりたい64歳を紹介しましょう。
世界最強の64歳グループである。
泣く子も黙り、悪魔を憐れみ、I CAN'T GET NOで、
転がり続ける石だか、出し続けるベロだか、
ザ・ローリング・ストーンズである。
最近公開された『SHINE A LIGHT』は、
デパーテッドのマーティン・スコッセシ監督のメガホンによる。
オレは生のストーンズを東京ドームに見に行ってもちろんぶっ飛んだが、
スクリーンでは【等身大】の彼らが見れるため本物のコンサートより
満足度200%オーバーである。
ミックは開演30前までは曲目を決めない。
撮影するためには、曲のどの部分で誰にフォーカスするとか段取りがある。
だから直前に『jumping' jack flash』が決まって、
スタッフがドタバタドタバタである。
その緊張感がリアルに伝わってくるから、ステージシーンはビンビンである。
64歳になりながら不良の代名詞とされる世界一のライブパフォーマー。
ボディーは見事にシェイプされ、今なおロックのトップに君臨する。
THE ROLLING STONES
こんなジジイになりたいものである。
キースがウエーブや波乗りしていると、
まるで海賊が海で遊んでいるようでビビリものである。
ロック野郎は必ず観るべし!!