干して・乾かして。ダイコン加工。
地元ではあたりまえなのだか、初めてその土地を訪れる方にとっては
奇異な光景に見られることもある農村風景のひとつとして、たとえば
宮崎市の田野町〔たのちょう〕で冬のあいだにだけみることができる
“ダイコンやぐら”というものがあります。

“ダイコンやぐら”とは、スギの木とタケを使ってやぐらを組み、そ
のやぐらに取り付けた棚に、こんなふうにダイコンをかけていくもの
です。
ののののののののの
これがその代表的な やぐらの例。
やぐらの大きさは、〔生産者によって違いはありますが〕高さ約6メ
ートル、そして長さは50メートルを超えるといったところが平均的
な大きさとなります。ちなみにダイコンが吊るされる横の棚数は10
段というものです。
さらに珍しがられるのが、このやぐらの数であり・・・・秋から冬に
かけて田野町内作られるやぐらの数は約300基あるといわれていま
すよ。
ダイコン栽培が盛んな宮崎県内でも、とくにこの一帯にこのやぐら連
が集中してあるのは、もちろん理由があります。それは ここ田野町
の気候が
● 強い日射量がある
● 冬場に雨が少ない
● 冬場の気温が0度から15度
● それてせいて氷点下にはなりにくい
● 一定方向に吹く乾燥した風がある
という干しダイコンを作るの理想的な気候をしていることにあります。
その作業工程ですが・・・ダイコンを育て始めるのが9月。やぐらを
組み始めるのが11月。大根を干し始めるのが12月上旬。といった
ところでしょうか。
そしてダイコンを架けてから干しあがるまで、つまりは干しダイコン
が完成するまでの日数ですが、降水が少ないという天候条件に恵まれ
れば 約2週間かからずに完成するといわれています。
逆に困るのは、曇りの日が多い・雨が多い・気温が高いといった暖冬
になったとき。また気温が寒すぎて氷点下以下の朝が続いたときも要
注意となります。
ちなみにこのような〔干しダイコンづくりにあわない〕気象のときに
は、ダイコンやぐら全体に吊り下げられたダイコンの上にビニールシ
ートをかけて雨を防いだり、そのビニールシートの内側でストーブを
炊いたりするわけですが・・・そういった場合には
ののののののののの
よく新聞ネタとして取り上げられるという、このような幻想的な早朝
の光景がみられることにもなります。
ということで今回は、12月から2月にしか見ることができないという
田野町独特の農村風景のご紹介でした。プロ野球球団による春季宮崎キ
ャンプがはじまったいま。もうしばらくはこのやぐらを見ることができ
ますので、興味のある方はぜひ田野町へ!
◎ このやぐらを組み上げるにつかわれているのが スギの木と竹。なに
せ架けられるダイコンの数が多いので、丈夫な〔上手な〕つくりが要
求されます。実際に、組み立てる途中のやぐらが壊れて死傷者が出た
ということすら過去にはありましたが・・・これって農業・農作業の
厳しい一面をあらわしたともいえる話しですよね。
「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
地元ではあたりまえなのだか、初めてその土地を訪れる方にとっては
奇異な光景に見られることもある農村風景のひとつとして、たとえば
宮崎市の田野町〔たのちょう〕で冬のあいだにだけみることができる
“ダイコンやぐら”というものがあります。

“ダイコンやぐら”とは、スギの木とタケを使ってやぐらを組み、そ
のやぐらに取り付けた棚に、こんなふうにダイコンをかけていくもの
です。
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これがその代表的な やぐらの例。
やぐらの大きさは、〔生産者によって違いはありますが〕高さ約6メ
ートル、そして長さは50メートルを超えるといったところが平均的
な大きさとなります。ちなみにダイコンが吊るされる横の棚数は10
段というものです。
さらに珍しがられるのが、このやぐらの数であり・・・・秋から冬に
かけて田野町内作られるやぐらの数は約300基あるといわれていま
すよ。
ダイコン栽培が盛んな宮崎県内でも、とくにこの一帯にこのやぐら連
が集中してあるのは、もちろん理由があります。それは ここ田野町
の気候が
● 強い日射量がある
● 冬場に雨が少ない
● 冬場の気温が0度から15度
● それてせいて氷点下にはなりにくい
● 一定方向に吹く乾燥した風がある
という干しダイコンを作るの理想的な気候をしていることにあります。
その作業工程ですが・・・ダイコンを育て始めるのが9月。やぐらを
組み始めるのが11月。大根を干し始めるのが12月上旬。といった
ところでしょうか。
そしてダイコンを架けてから干しあがるまで、つまりは干しダイコン
が完成するまでの日数ですが、降水が少ないという天候条件に恵まれ
れば 約2週間かからずに完成するといわれています。
逆に困るのは、曇りの日が多い・雨が多い・気温が高いといった暖冬
になったとき。また気温が寒すぎて氷点下以下の朝が続いたときも要
注意となります。
ちなみにこのような〔干しダイコンづくりにあわない〕気象のときに
は、ダイコンやぐら全体に吊り下げられたダイコンの上にビニールシ
ートをかけて雨を防いだり、そのビニールシートの内側でストーブを
炊いたりするわけですが・・・そういった場合には
ののののののののの
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よく新聞ネタとして取り上げられるという、このような幻想的な早朝
の光景がみられることにもなります。
ということで今回は、12月から2月にしか見ることができないという
田野町独特の農村風景のご紹介でした。プロ野球球団による春季宮崎キ
ャンプがはじまったいま。もうしばらくはこのやぐらを見ることができ
ますので、興味のある方はぜひ田野町へ!
◎ このやぐらを組み上げるにつかわれているのが スギの木と竹。なに
せ架けられるダイコンの数が多いので、丈夫な〔上手な〕つくりが要
求されます。実際に、組み立てる途中のやぐらが壊れて死傷者が出た
ということすら過去にはありましたが・・・これって農業・農作業の
厳しい一面をあらわしたともいえる話しですよね。
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