丑三つ時に屋内に侵入しようとする獣の正体は。
毎晩ではないが、深夜になるとやっきて通気口から屋内に侵入しようとす
る獣のはなしのつづきです。
↓
通気口付近に現われた、あの獣。事務所の屋内にはいることに執着してい
る様子だった、あの獣のことが気になりました。
侵入されることはなさそうだけれど、正体だけはたしかめてみるか
と おもいたって、[カシの枝を剪定したうえで]それから3日ほど事務
所に泊まり込むことにしました。
そう思い立っての最初の夜の丑三つ時。
だいたいおなじ時刻に、あいつは通気口の網を破って屋内に侵入しよ
うやってきました。そこでこちらの対策ですが・・・今夜も前夜と同
じように、ただ 忍び足ではなく普通の調子で
通気口と反対側にある倉庫側から、技と大げさにドアの音を立てて
↓
屋外にぬけだして
↓
気配のする通気口側の壁に通じる犬走りを足音をたてながら近づき
↓
建物の曲がり角を普通曲がって
通気口付近にちかづきました。すると、もちろん あいつはいません。
そうなんです、あいつはこちらが曲がり角から現われる前には、すでに
どこかへ[見通しの良くなったカシの樹上ではなくおそらくは事務所の
角をまがって]移動しているのです。
ここで、こちらは 奴を大げさに探すフリをします。くやしがるフリま
でやれば、もっと ◎。
ここでは、あいつにそう思わせ、調子づかせることが肝要 なのです。
その翌日は雨。
あいつは現われませんでした。
その次の日、さらにその翌日。2日間つづけて あいつは現われ、こち
らはその2日の間には
角を曲がってはみたものの、あいつを見逃して、そしてくやしがる
という動作を 続けました。
そして、いよいよ。その次の日。
こちらの作戦を実行する日がやってきます。
同僚に助太刀を頼んでの、その作戦ですが・・・
あいつがあらわれたら
↓
同僚に、大げさにドアの音を立てて、屋外にでてもらい
↓
気配のする通気口側の壁に通じる犬走りを歩いて
↓
建物の曲がり角を曲がってもらう
それと同時に、わたくしは
あいつがあらわれたら
↓
同僚といっしょに、ドアから屋外にでて
↓
建物の反対側から犬走りを忍び走って
↓
そのまま通気口のある壁側へは曲がらずに待機して
↓
壁側から曲がって走ってくるであろうはずの あいつを大網で受ける
というものです。
さて、その当日のよく晴れた朝。
いったん帰宅して、出社の準備を済ませ、漁で使うときの大型犬でも
すくえそうな木枠のぶッとイ手網を車に積んで再び出社し、乗ってき
た車を所定の位置に停め、いよいよ今夜あいつの正体が判明するかな
と わくわくした気分で口笛など吹きながら
いつもどうりに[今夜あいつを待ち受けるはずの通路側から]事務所
の入口に向かうわたしは、[今夜あいつがまがってるはずの角から]
おもいもかけず ゆっくりと歩いてでてきたリス色をしたネコ大の獣
と遭遇したのです。
あっけにとられる私、ポカンと口が開いたあいつ。
そこには、はからずも想定外の時間に・偶然にも遭遇してしまい、棒
立ちになるしかなかった両者の姿がありました。つづく・・・。
◎ 10年ほど前に、鹿児島の沖永良部島の海中でのダイビング中に
おおきな岩を乗り越えようと 上に泳いでみたときのこと・・・
岩の反対側には偶然にも同じく岩を乗り越えようと浮上してきた
アカウミガメがいたらしく、マスク越しににらめっこ状態になっ
たことがありましたが、両者ともに棒立ちになって固まって/笑
しまいましたよ、このときも。
「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
毎晩ではないが、深夜になるとやっきて通気口から屋内に侵入しようとす
る獣のはなしのつづきです。
↓
通気口付近に現われた、あの獣。事務所の屋内にはいることに執着してい
る様子だった、あの獣のことが気になりました。
侵入されることはなさそうだけれど、正体だけはたしかめてみるか
と おもいたって、[カシの枝を剪定したうえで]それから3日ほど事務
所に泊まり込むことにしました。
そう思い立っての最初の夜の丑三つ時。
だいたいおなじ時刻に、あいつは通気口の網を破って屋内に侵入しよ
うやってきました。そこでこちらの対策ですが・・・今夜も前夜と同
じように、ただ 忍び足ではなく普通の調子で
通気口と反対側にある倉庫側から、技と大げさにドアの音を立てて
↓
屋外にぬけだして
↓
気配のする通気口側の壁に通じる犬走りを足音をたてながら近づき
↓
建物の曲がり角を普通曲がって
通気口付近にちかづきました。すると、もちろん あいつはいません。
そうなんです、あいつはこちらが曲がり角から現われる前には、すでに
どこかへ[見通しの良くなったカシの樹上ではなくおそらくは事務所の
角をまがって]移動しているのです。
ここで、こちらは 奴を大げさに探すフリをします。くやしがるフリま
でやれば、もっと ◎。
ここでは、あいつにそう思わせ、調子づかせることが肝要 なのです。
その翌日は雨。
あいつは現われませんでした。
その次の日、さらにその翌日。2日間つづけて あいつは現われ、こち
らはその2日の間には
角を曲がってはみたものの、あいつを見逃して、そしてくやしがる
という動作を 続けました。
そして、いよいよ。その次の日。
こちらの作戦を実行する日がやってきます。
同僚に助太刀を頼んでの、その作戦ですが・・・
あいつがあらわれたら
↓
同僚に、大げさにドアの音を立てて、屋外にでてもらい
↓
気配のする通気口側の壁に通じる犬走りを歩いて
↓
建物の曲がり角を曲がってもらう
それと同時に、わたくしは
あいつがあらわれたら
↓
同僚といっしょに、ドアから屋外にでて
↓
建物の反対側から犬走りを忍び走って
↓
そのまま通気口のある壁側へは曲がらずに待機して
↓
壁側から曲がって走ってくるであろうはずの あいつを大網で受ける
というものです。
さて、その当日のよく晴れた朝。
いったん帰宅して、出社の準備を済ませ、漁で使うときの大型犬でも
すくえそうな木枠のぶッとイ手網を車に積んで再び出社し、乗ってき
た車を所定の位置に停め、いよいよ今夜あいつの正体が判明するかな
と わくわくした気分で口笛など吹きながら
いつもどうりに[今夜あいつを待ち受けるはずの通路側から]事務所
の入口に向かうわたしは、[今夜あいつがまがってるはずの角から]
おもいもかけず ゆっくりと歩いてでてきたリス色をしたネコ大の獣
と遭遇したのです。
あっけにとられる私、ポカンと口が開いたあいつ。
そこには、はからずも想定外の時間に・偶然にも遭遇してしまい、棒
立ちになるしかなかった両者の姿がありました。つづく・・・。
◎ 10年ほど前に、鹿児島の沖永良部島の海中でのダイビング中に
おおきな岩を乗り越えようと 上に泳いでみたときのこと・・・
岩の反対側には偶然にも同じく岩を乗り越えようと浮上してきた
アカウミガメがいたらしく、マスク越しににらめっこ状態になっ
たことがありましたが、両者ともに棒立ちになって固まって/笑
しまいましたよ、このときも。
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