グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

トマト青枯れ病予防対策のひとつとして。

2016-07-26 17:49:52 | Weblog
トマト青枯れ病予防対策のひとつとして。

 『トマト栽培の代表的な連作障害である「青枯れ病」対策に
  製鉄の製造過程で出る「転炉スラグ」の施用が有効である


とする研究内容が発表されていますが・・・そのような「転炉スラグ」
の資材として、

 転炉スラグを粉にしたうえで、酵母や糖蜜で造粒したエフグリーン

という商品があります。

ハウス施肥設計を立てるにあたり、トマト栽培にかぎらず これまで
にこの商品を

  葉が軟弱に育ち、病気がちなハウス作
  樹が出来すぎて葉が大葉になりやすいハウス作
  軟弱にそだったイネの追肥や、露地野菜の元肥

において、これらのハウスのPHをあげる資材として、またあるとき
は 水田や畑作における土壌改良資材のひとつとして、20年ちかく
にわたって[あるときは石灰質肥料がわりに]使用し観察してきた経
緯があるのですが、 実際に使用されている耕作者のみなさまからは

 ■ 葉質が硬く丈夫になり、葉を害する病害に対して効果あり
 
という旨の一定の評価をいただいております。

そうった症状にお困りの方には、少ない面積からでもいちどお試しに
なることをおすすめしています。

ということで今回は、トマト青枯れ病予防の資材のご紹介にくわえて
PHをあげる目的で使われる資材は用途に応じてうまく使い分けよう
・・・というおはなしでした。


◎ ケイ酸カルシウムが主成分である転炉スラグは鉄やマンガン
  などの微量要素が豊富で、酸性土壌の改良資材として使用さ
  れており、PHを長期的に高くキープできるという特長があ
  ります。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜