歴史も詰まった さくらじまこみかん/桜島小蜜柑。
12月の上旬に収穫期を迎える直径4センチに満たないような小さな、しか
し発色の良いかわいく甘いミカン。
さくらじまこみかん/桜島小蜜柑です。かわいい女の子のイラストの描かれ
た箱のなかに、2段になって ぎっしりと 箱詰めされておりました。
あの雄大な桜島を思い出しながら、愛でるこの小ミカンの対照的な姿はほん
に可憐といったかんじなのですが・・・じつはこのミカンは
● 桜島で生産されている特産品
● ギネスブックに認定された世界一小さいミカン
という特長にくわえ
● イネも育ちにくい火山灰土壌であっても育つ
● 幾度にもわたる活火山桜島の大噴火にも耐え抜いてきた
● 毎年の台風の強風や水害にも耐えてきた
● 樹齢200年以上の大木の樹もある
といった、逆境にもめげない芯の強さも魅力的なんですね。そして箱の中に
入れられている説明文にて、わたしも今回初めて知ったのですが
■ 島津義弘が文禄・慶長の役の際に朝鮮半島から持ち帰った
■ 関ヶ原の戦いの後に紀伊国から持ち帰った
■ 1603年(慶長8年)には島津忠恒が家康に献上している
といった説[不確かだともいわれているそうですが]まであるというのには、
うれしい びっくり。 こうなると 大河ドラマや戦国時代ファンとしては
現地にいって食してみたいと、あらためておもわずにはおられませんでした。
コミカンの収穫の時期に桜島にお越しの節は、ぜひ山の展望台にて薩英戦争
の展開された錦江湾を眺めながらのご試食を。そして訪れるたびにおもうの
ですが、・・・こういった歴史に彩られた観光資源を持つ鹿児島って、ほん
とにほんとに うらやましい~です。
それにしても同じ桜島の土壌で、ギネスブックに認定された世界一
大きい大根である桜島大根も栽培されるわけですから、その桜島の風
土については農業関係者としても興味津々。。
「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」