農業経営を圧迫する重油高つづく。
2016年12月には リットル当たり68.35円 であった農業用の重油
価格が、2017年12月には 同 80.15円[農水省による] と、約
2割近くも 値上がりしています。
加えて農家の経営を圧迫しているのが、この冬の厳しすぎる寒さ です。
たとえば宮崎県産として有名なハウスマンゴー栽培では、生産経費の4割
ちかくを暖房のための重油代金が占めるため “ハウスマンゴー農家の経営
状態は厳しくなるばかり” “このままだと赤字経営になってしまう”といっ
た声も聞かれる状態となっているようです。
お花の状態→
・・・ということで、本年をさかのぼること4年前。14年時の原油高騰時
の当ブログの再録です。今後の今シーズンの今後を占うといった意味合い
ということでよろしかったらご参考に。
↓
『ここまで施設栽培の燃料費が上がってくれば』
施設野菜の暖房〔11月から4月にかけて〕に使用されるA重油の価
格が上昇することで、農業の生産現場ではその燃料費高騰の影響が広
がっています。
そのA重油の平均価格ですが、2008年~2009年がリットル当
りの約70円だったのに対し、2012年~2013年にはリットル
当り90円と上昇・・・
ということで、いま2013年~2014年にかけての今シーズンの
価格上昇が心配されています。
昨年の新聞 →
ちなみにここ宮崎県における、ここ2・3日の価格は〔急激な円安
の影響もあって〕100円を超えているのはまちがいのないところ
なので、2013年~2004年にかけてのリットル当りの平均価
格は100円を超える事態になるのかもしれません。
参考までに作物別10アール当りの重油価格の影響を表にしてみると
のののののの必要重油量ののの70円のばあいの90円のばあい
のキュウリのの05850Lののの409500円のの526500円
のピーマンのの13500Lののの945000円の1210000円
のマンゴーのの22000Lの の1540000円の1980000円
という具合になります。もちろん施設農家の経営規模は10アール
ではとどまらないことが常ですから、30アールとか50アールと
か、場合によっては100アール以上のばあいもあります。そうな
ると大規模経営になっていくほど、重油代の増加分は当然増えてい
くことになるのです。
そして・・・こうなると心配されてくるのが、農家の経営です。
これは個人的な推測ではあるのですが・・・リットル当りの平均価
格が100円を超えるなると、その影響をかなり少なく見積もった
としても半数以上の農家の経営が赤字になるという可能性すらあり
ます〔いまのところ農産物価格の上昇も望み薄みたいですし〕。
その行き着く先は 施設栽培からの撤退や廃業という選択肢なのかも。
円安の影響によるコスト増大の影響は農業や水産業だけには
とどまりません。他産業の企業トップも、円安による輸入コ
スト増加のによる悪影響懸念しているというロイター記事は
こちら 。
「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
2016年12月には リットル当たり68.35円 であった農業用の重油
価格が、2017年12月には 同 80.15円[農水省による] と、約
2割近くも 値上がりしています。
加えて農家の経営を圧迫しているのが、この冬の厳しすぎる寒さ です。
たとえば宮崎県産として有名なハウスマンゴー栽培では、生産経費の4割
ちかくを暖房のための重油代金が占めるため “ハウスマンゴー農家の経営
状態は厳しくなるばかり” “このままだと赤字経営になってしまう”といっ
た声も聞かれる状態となっているようです。
お花の状態→
・・・ということで、本年をさかのぼること4年前。14年時の原油高騰時
の当ブログの再録です。今後の今シーズンの今後を占うといった意味合い
ということでよろしかったらご参考に。
↓
『ここまで施設栽培の燃料費が上がってくれば』
施設野菜の暖房〔11月から4月にかけて〕に使用されるA重油の価
格が上昇することで、農業の生産現場ではその燃料費高騰の影響が広
がっています。
そのA重油の平均価格ですが、2008年~2009年がリットル当
りの約70円だったのに対し、2012年~2013年にはリットル
当り90円と上昇・・・
ということで、いま2013年~2014年にかけての今シーズンの
価格上昇が心配されています。
昨年の新聞 →
ちなみにここ宮崎県における、ここ2・3日の価格は〔急激な円安
の影響もあって〕100円を超えているのはまちがいのないところ
なので、2013年~2004年にかけてのリットル当りの平均価
格は100円を超える事態になるのかもしれません。
参考までに作物別10アール当りの重油価格の影響を表にしてみると
のののののの必要重油量ののの70円のばあいの90円のばあい
のキュウリのの05850Lののの409500円のの526500円
のピーマンのの13500Lののの945000円の1210000円
のマンゴーのの22000Lの の1540000円の1980000円
という具合になります。もちろん施設農家の経営規模は10アール
ではとどまらないことが常ですから、30アールとか50アールと
か、場合によっては100アール以上のばあいもあります。そうな
ると大規模経営になっていくほど、重油代の増加分は当然増えてい
くことになるのです。
そして・・・こうなると心配されてくるのが、農家の経営です。
これは個人的な推測ではあるのですが・・・リットル当りの平均価
格が100円を超えるなると、その影響をかなり少なく見積もった
としても半数以上の農家の経営が赤字になるという可能性すらあり
ます〔いまのところ農産物価格の上昇も望み薄みたいですし〕。
その行き着く先は 施設栽培からの撤退や廃業という選択肢なのかも。
円安の影響によるコスト増大の影響は農業や水産業だけには
とどまりません。他産業の企業トップも、円安による輸入コ
スト増加のによる悪影響懸念しているというロイター記事は
こちら 。
「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」