グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

真冬の虫たちの避寒場所。

2022-12-05 23:29:20 | Weblog
​​​​真冬の虫たちの避寒場所。

2022年の今年と比較すると、2017年は寒かったんだなー、と
思いつつ、次回関連で2017年12月分です。
 ↓

冬になると雲のない晴天の気象が続くために、放射冷却現象がおこり
朝の最低気温が想像以上に冷え込むことの多い宮崎県の沿岸部地域。

ここ1週間ほどの最低温度は

    13日 14日 15日 16日 17日 18日
    00度 00度 04度 06度 01度 -1度

という具合に、雲が多くなる15日と16日以外は、0度付近で推移
していきます。

そんな真冬の宮崎での剪定中に[12月12日]捕獲したのが・・・


     
     

秋の終わりに孵化したのであろう やや小さめのカマキリやマツムシ
などのバッタ類です。

そして捕獲はしなかったのですが、この場所にはほかにもカメムシ類
に サツマゴキブリやアマガエルや数種のナメクジ類に カタツムリ
などなどたくさんの生き物がつどっていました。そうそう、脱皮した
のであろうシマヘビの脱け殻までみつけましたよ。いやあ、いま考え
てもほんとにすごいにぎわいぶりでした。

さて、ここでクェッションなのですが・・・・

この霜が降るのがあたりまえになった12月にもなって[このような
まるで秋口にタイムスリップしたかのような]そんな小動物たちのつ
どってた賑やかな場所が現実にあるのですが・・・あなたはそれはど
こだと思われますか?

これがですね、そんな小動物たちの保養所というかシェルターという
か、そんな場所が こちら。


       
      

そう。
大きめの葉を持つツタがはびこった、南に面したブロック塀なんです。

南側からの直射日光があたって温度を保ったブロックは、ある程度の
時間まではあったかいでしょうし、おい茂ったツタの大きな葉は朝方
の霜もふせいでくれるでしょうし。さらにいえば天敵である鳥たちか
らの目隠し効果[直角なので鳥の足場にもなりにくいし]もあるので
しょうしねー。 いやいや、ほんとに 良い場所です。

      

寒さがきびしい真冬に、ふっとあたたかくなるインディアンサマーに
なると、どこから想像以上に元気な虫の声がきこえてくることがあり
ますが、それはきっと ここにいて越冬している虫たちの声。。

と、いうことで今回は、宮崎沿岸部における小動物の避寒場所でみつ
けた真冬のカマキリとその仲間たちはけっこう元気だったよというお
はなしでした。


晴れ ここにいるカメムシなどの農業害虫はまだいいとしても、
  生命の危険もある​マダニ​なども越冬しているのでしょうか
  ら、そのあたりには気をつけたところですね、時節がら。

  51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染










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