グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

いつのまにか大木に、その3。​

2022-03-16 16:02:02 | Weblog
いつのまにか大木に、その3。​
2021年分ですが、こちらも前回[こちら]に引き続いて次回の
資料編としてよろしかったら。


短期間で急激におおきくなっていった感のある件のクスの樹。

そのクスの伐採がはじまっているよ・・・との連絡を受け、こん
な雨続きのときに、しかも足場のわるいはずの雨の日に、にわか
雨などといえない時折の雷雨も襲ってくるバットコンディション
を絵に書いたような本日にかぎって伐採作業っていったい?

と、半信半疑で現場近くの路上におっとり刀[おっとりカメラで
すね/笑]でかけつけてみれば、なんと開始からまだいくらも時間
が経過していないはずだというのに すでに

            

安全には 切り落とせない部分のみを残して、ばっさばっさと
クスの大樹、切断伐採中~。

      

こちら↑が、電線と家屋の屋根瓦の真上に張り出した、下には
落とせない立ち枝の部分。


  

  

だったのですが、そこは大型の高所作業車。張り出した枝の部
分を落下させぬよう、すこしづづ細かに切断して処理し、伐採
自体は半日で終了。

あとは地表に落とした部分ですが、こちらはある程度の大きさ
の丸太の長さに切断加工して車の荷台に載せるという作業に取
り掛かり、こちらの作業も半日程度。

とういことで 併せても一日程度の時間で、あんなに倒伏が心
配されていたクスの樹は、根元からばっさりと跡形もなく処理
されておわりました。

障害物が存在せず大部分の切り枝を落下処理させることができ
というそんな地の利が優位に作用したという結果ではありま
すが、なんといっても便利だとおもったのは高所作業車です。

先年、足場の悪い樹上に登ってチェーンソウでの作業に挑み、
その作業性の悪さに辟易とした感覚を覚えた自分[​こちら​]とし
ては、

 ぁあ、高所作業車が欲しい

と、今回のクスの伐採撤去作業を見ていて喉から手が出るほど
思わされました。



晴れ  2017年、熊本市東区の県道で道路脇の法面に生育し
   ていた高さ9メートルほどの木が倒れ走行中の乗用車
   を直撃。運転していた当時32歳の男性が死亡しました。
   この男性の遺族などは、木が生育していた土地の所有者
   と道路管理者の熊本市に対して「適切な管理を怠ったこ
   とが事故の原因」と主張し損害賠償を求め裁判に。
   今年になって熊本地裁は道路を管理する熊本市と所有者
   両者に総額5100万円余りの支払いを命じました・・
   などというように、伸びすぎた管理不足の樹木に関する
   問題は、これからの時代、ますますおおきくなってくる
   ように思われます。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」​​​​