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農業の現場の おはなしなどなど。

本当に強いの?日本農業の現実。

2011-07-04 11:29:40 | Weblog
 本当に強いの?日本農業の現実。

「雇いたくても日本の若者を雇えないという農業の現実 」と題して、2月に
お伝えしていた回の内容を実証するニュースが報道されました。

ニュースはつぎのように。

■ 6月27日 朝日新聞  

『来なければパニック』 農家 最悪なら規模半減

震災後、原発事故の影響を恐れて、中国人実習生が帰国してしまったため、
労働力がなくなったという現実。農業も例外ではない。
中略・・・農業算出額が全国2位の茨城県には、農業の外国人実習生が約
6千人
。多くは中国人で、鉾田市では約2千人のうち震災で約400人が
帰国した。JAかしまなだ〔鉾田市〕では、代替としてシルバー人材や被
災者の雇用も検討したが、勤務条件や住居確保の問題で難しい面があった
という。
 

実習生問題.jpg 農家も同じ.jpg

と、いうものです。

安い国外の農業労働力をつかわねば成り立たなくなっている日本農業
一面を象徴するニュースではありませんか。

また、そのような農業を展開する農業者を、“優れた農業経営者”として
取り上げがちなマスコミのあり方
にも、なんだか割り切れない感情を抱い
てしまうのです。

そしてここからは、研修生や実習生を雇わねばならないことを、頭では理
解したうえでの、筋を違えた ぼやき になります・・・ 。


実に惜しいですよね。これらの研修・実習生が日本の若者でないことが。
できうるのであれば、雇用されるものが、ここ数年続いている農業就農の
波に乗った日本の若者達であったらいいのにと、思わずにはいられません。

そして思うんですよ。

 農家に生まれたというだけで、雇用者の立場に立てる農業後継者 
  ↑ ↓
 そして農家に生まれなかったというだけのことで、例え充分に能力があっ
 たとしても、どんなに農業を愛しているとしても雇用される側に立たされ
 てしまう農業就農希望者


この大いなる立場の違いって、いったいなんなのでしょうね、まったく。

この部分をしっかりと考え直さない限り、日本農業には明日は無いと、
おもわずにはおられません。


▼ 農家のこせがれ なんてとんでもない。
  就農に関する限りは“農家のおぼっちゃまん”でしょう、現実は。。

夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染