イネの土づくりの考え方。
そろそろ終盤にはいった宮崎県の早期水稲の苗つくり。 そう、
例年であれば3月の中旬くらいから田植え[こちら]がスタート
する時期ですものね。。そんな早期水稲の施肥設計について・・
・ “いろいろな施肥設計があるのはなぜなの?”というご質問を
いただいたので、今回はそんなご質問にこたえてみた回となり
ます。
品質の揃った良いコメを、同時に収穫するためには必要なこと
だとおもいますし、またこういった努力は、土の肥満防止にも
つながりますから、よろしかったらご参考に。
↓
『イネの早期作の土づくりの考え方。』
イネの植えられる田んぼでは、その田とその田に植えられるイネに
あわせて、与える肥料の量がきめられます。そうなんです、肥料を
与えるだけ与えたとしたら、イネの収穫が皆無になる場合がありま
すから[こんなかんじ]。
またイネの必要とする以上の成分が与えられると、あまった肥料分
は排水に乗って、あるいは地下水に溶けて河川や海に流れ込み、い
ずれ環境に悪影響 をおよぼすことになってしまいます。
そこで作物が無駄なく吸える肥料の量をみきわめるわけですが・・
これを「田んぼの設計をたてる」といいます(もちろん有機肥料も
おなじように考えます)。
具体的には、田んぼの土の性質やイネの品種、毎年の生育状況・栽
培環境にあわせて肥料の種類や量をきめていきます。
具体的には
● 酸性土壌・砂質土・腐食が少ない・漏水しやすい などの土の性質
● 活着不良・分けつ遅延・軟弱徒長・熟期遅延・倒伏などの、例年の
イネの生育
● 日照不足・冷水かんがい・整備田・秋落ち田・谷間などの栽培環境
といった項目をチェックし、それぞれの田への適当な施肥量を、施肥設計
のなかから検討していきます。
やせた田と、たとえば野菜をつくったり・家畜ふん尿がはいった肥えた田
では与えられる肥料の量や種類はちがいますし、水のあったかいところと、
冷たいところの肥料の量や種類もちがいます。
また、イネの品種によって与えられる肥料の量や種類もちがってきますも
のね。
こうやって、それぞれの地域の、それぞれの田とイネに適合した資材 と
と、そのやる量が、正しく選ばれていくわけです。
こうやってできあがった設計を、農家さんにお知らせします。
・・・普段何気なく目にされることの多い田んぼだとは思いますが、イネ
がうまく育ってくれるためには、〔試験場や改良普及所、民間の農業資材
業者といった〕農業関係者のこういった栽培の工夫〔と環境対策〕 が活か
されているんですよ。
さあ、 植え付けのシーズン の 始まりです。
「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」
そろそろ終盤にはいった宮崎県の早期水稲の苗つくり。 そう、
例年であれば3月の中旬くらいから田植え[こちら]がスタート
する時期ですものね。。そんな早期水稲の施肥設計について・・
・ “いろいろな施肥設計があるのはなぜなの?”というご質問を
いただいたので、今回はそんなご質問にこたえてみた回となり
ます。
品質の揃った良いコメを、同時に収穫するためには必要なこと
だとおもいますし、またこういった努力は、土の肥満防止にも
つながりますから、よろしかったらご参考に。
↓
『イネの早期作の土づくりの考え方。』
イネの植えられる田んぼでは、その田とその田に植えられるイネに
あわせて、与える肥料の量がきめられます。そうなんです、肥料を
与えるだけ与えたとしたら、イネの収穫が皆無になる場合がありま
すから[こんなかんじ]。
またイネの必要とする以上の成分が与えられると、あまった肥料分
は排水に乗って、あるいは地下水に溶けて河川や海に流れ込み、い
ずれ環境に悪影響 をおよぼすことになってしまいます。
そこで作物が無駄なく吸える肥料の量をみきわめるわけですが・・
これを「田んぼの設計をたてる」といいます(もちろん有機肥料も
おなじように考えます)。
具体的には、田んぼの土の性質やイネの品種、毎年の生育状況・栽
培環境にあわせて肥料の種類や量をきめていきます。
具体的には
● 酸性土壌・砂質土・腐食が少ない・漏水しやすい などの土の性質
● 活着不良・分けつ遅延・軟弱徒長・熟期遅延・倒伏などの、例年の
イネの生育
● 日照不足・冷水かんがい・整備田・秋落ち田・谷間などの栽培環境
といった項目をチェックし、それぞれの田への適当な施肥量を、施肥設計
のなかから検討していきます。
やせた田と、たとえば野菜をつくったり・家畜ふん尿がはいった肥えた田
では与えられる肥料の量や種類はちがいますし、水のあったかいところと、
冷たいところの肥料の量や種類もちがいます。
また、イネの品種によって与えられる肥料の量や種類もちがってきますも
のね。
こうやって、それぞれの地域の、それぞれの田とイネに適合した資材 と
と、そのやる量が、正しく選ばれていくわけです。
こうやってできあがった設計を、農家さんにお知らせします。
・・・普段何気なく目にされることの多い田んぼだとは思いますが、イネ
がうまく育ってくれるためには、〔試験場や改良普及所、民間の農業資材
業者といった〕農業関係者のこういった栽培の工夫〔と環境対策〕 が活か
されているんですよ。
さあ、 植え付けのシーズン の 始まりです。
「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」