北斗七星の化身、妙見神の乗り物は。
神さまの乗り物シリーズ[前回分こちら]として、よろしかったら。
↓
熊本県、八代市にある八代神社におまいりしたときです。見上げ
たお社の屋根に、こんな妖しい動物の姿をみました。
亀蛇〔きだ〕です。
八代市で毎年執り行われる妙見祭の人気者として、ガメの愛称でよば
れるこの亀蛇・・首の長さ約2.5メートル・体長4メートルという
巨大な姿で、勇壮に走り回る神獣でもあります。 亀蛇を前面にもって
きた妙見祭のユーチューブは こちら 。
さて、この亀蛇〔きだ〕と八代神社のご関係ですが・・・
『天武帝白凰九年 (六八〇年) 秋、中国から亀蛇の背に乗って海を
渡ってきた妙見神は八代郡土北郷八千把村竹原津 (今の竹原神社
付近) に上陸し、約三年間仮座した。言妙見宮には、上宮、中宮、
下宮がありて上宮は延暦十四年(七九五年)桓武天皇、中宮は永暦
元年 (一一六〇年) 二条天皇、下宮 (現在の八代神社は文治二年
(一一八六年) 、後鳥羽天皇の勅願 (ちょくがん) により創建。
北斗七星と北極星を神格化した天御中主神 (あめのみなかぬしのかみ)
と国常健命 (くにとこたちのみこと) がご祭神。』
という謂れがあるのだそうです。
そうなんです、つまりこの神獣である亀蛇〔きだ〕は、北極星あるい
は北斗七星の化身ともいうべき妙見神の乗り物だというわけですね
〔ガメラの背中に乗って移動するみたいでかっこいい~!〕。
そしてこれが妙見神社の御神幸行列に亀蛇が参加している理由という
ことになります。
そんな歴史の追加資料といたしまして、弘化3年に描かれたという
「妙見宮祭礼絵巻/青井郷秀筆」の一部をご紹介ですが・・ここでは
彩りも鮮やに、獅子舞猪といっしょにお侍さんといっしょの亀蛇が
描かれたりもしています。
ということで今回は、北斗七星の化身である妙見神と、その乗り物
である神獣の亀蛇[きだ]のご紹介でした。
「古事記」「日本書紀」に、「ここは火の国、八代の郡(こおり)
の‥」という文が残るように、八代は北極星を目印として
近海航路を行き来していた古代の海洋民族にとっての重要
な港町であったことでしょう。
彼らは颯爽と亀蛇に似た形の亀甲船を乗りこなしていたの
かも知れませんねえ。
「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」
のの
神さまの乗り物シリーズ[前回分こちら]として、よろしかったら。
↓
熊本県、八代市にある八代神社におまいりしたときです。見上げ
たお社の屋根に、こんな妖しい動物の姿をみました。
亀蛇〔きだ〕です。
八代市で毎年執り行われる妙見祭の人気者として、ガメの愛称でよば
れるこの亀蛇・・首の長さ約2.5メートル・体長4メートルという
巨大な姿で、勇壮に走り回る神獣でもあります。 亀蛇を前面にもって
きた妙見祭のユーチューブは こちら 。
さて、この亀蛇〔きだ〕と八代神社のご関係ですが・・・
『天武帝白凰九年 (六八〇年) 秋、中国から亀蛇の背に乗って海を
渡ってきた妙見神は八代郡土北郷八千把村竹原津 (今の竹原神社
付近) に上陸し、約三年間仮座した。言妙見宮には、上宮、中宮、
下宮がありて上宮は延暦十四年(七九五年)桓武天皇、中宮は永暦
元年 (一一六〇年) 二条天皇、下宮 (現在の八代神社は文治二年
(一一八六年) 、後鳥羽天皇の勅願 (ちょくがん) により創建。
北斗七星と北極星を神格化した天御中主神 (あめのみなかぬしのかみ)
と国常健命 (くにとこたちのみこと) がご祭神。』
という謂れがあるのだそうです。
そうなんです、つまりこの神獣である亀蛇〔きだ〕は、北極星あるい
は北斗七星の化身ともいうべき妙見神の乗り物だというわけですね
〔ガメラの背中に乗って移動するみたいでかっこいい~!〕。
そしてこれが妙見神社の御神幸行列に亀蛇が参加している理由という
ことになります。
そんな歴史の追加資料といたしまして、弘化3年に描かれたという
「妙見宮祭礼絵巻/青井郷秀筆」の一部をご紹介ですが・・ここでは
彩りも鮮やに、獅子舞猪といっしょにお侍さんといっしょの亀蛇が
描かれたりもしています。
ということで今回は、北斗七星の化身である妙見神と、その乗り物
である神獣の亀蛇[きだ]のご紹介でした。
「古事記」「日本書紀」に、「ここは火の国、八代の郡(こおり)
の‥」という文が残るように、八代は北極星を目印として
近海航路を行き来していた古代の海洋民族にとっての重要
な港町であったことでしょう。
彼らは颯爽と亀蛇に似た形の亀甲船を乗りこなしていたの
かも知れませんねえ。
「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」
のの