グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

シジミ貝[しじみがい]に乗る神さま。。

2023-02-18 23:08:33 | Weblog
シジミ貝[しじみがい]に乗る神さま。。
神さま・仏さま の 乗り物シリーズ[前回分こちらこちら
こちら] として 過去分ですが、よろしかったら。
 ↓
佐賀県の唐津神社にお詣りしたときのこと。その境内に合祀され
ている火伏稲荷神社さまがおられました。

そんな火伏稲荷神社さまのことで、どうにも気になってしまった
のは、この神さまについての由緒・謂われに関する解説板です。

    

いわく・・・

 富士の裾野より来られ松浦川を 蜆貝にのって渡河 され

の部分。

パッと見したときは、しじみ採りの船に乗って渡河されたのだな
と 軽く考えていたのですが、あとになって この案内板の映像
中の文章をあらためて振り返ってみたとき、いやまてよ ひょっ
としてあの小さな蜆の貝に乗っていらっしゃったのかもな など
とも思ったのです。

・・・あるときはキツネを乗り物にしたり、あるときは亀や蛇を
乗り物にしたり・・・といった神さまたちも[これまでお邪魔し
た神社のなかには
]いらっしゃっただけに、なかには[あたかも
ウルトラセブンのように自分の体長を自在にコントロールして
シジミの貝殻を船に仕立てる神様もいるのかもしれない
な、いた
らかっこいいだろうな と思った次第ですが、真実や如何に。


晴れ 貝の舟にのる情景・・・といえば ボッティチェッリの
  『ヴィーナスの誕生』が代表的なものかと 思いますが、
  ちょうどあんなかんじを想像[おもったりも]して。。


51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜

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仏陀の乗り物といったら。

2023-02-16 17:22:06 | Weblog
仏陀の乗り物といったら。
神さま・仏さま の 乗り物シリーズ[前回分こちらこちら] として
2013年分ですが、よろしかったら。
 ↓

4月8日の花まつり、仏陀のお誕生日ともいわれるこの日『平山郁夫
/シルクロードの軌跡展』にでかけた私は、お目当ての仏像展示をし
げしげとみていたのでありますが、

          展示仏.jpg

この写真に写した像のお姿をみたときに、なにかただならぬ気配を
感じてしまったのです。 像というよりも、そう、この陰の部分に。

 ゾワッ.jpg


そしてそのただならぬ気配の原因は・・・影の形に加えて、像を正
面からではなく、斜めの方向から見たときにわかりました。


  坐像正面.jpg横から坐像.jpg

仏陀の頭にあるのは、まさしく目鼻に口もあり、しかもに視線をお
くっている生き物の顔。さらにはその顔から下の部分を確認すべく、
下の方向へ視点を動かしていけば・・・

   この生物は.jpg



仏陀の光背 だけではなく仏陀のお座りになっている台座もまた、
この生きものの身体であることが、やっと私にはわかったのです。


 ウロコのある台座 2.jpg

こちら、この台座の部分には、はっきりとしたしウロコの文様。
この長い身体を持ち、ウロコで覆われている生きものといえば
蛇/ヘビ

仏陀は台座に座っている・・・というよりは巻いたドクロの上に
乗っておられるのでした。

そうなんです、正式にはこのヘビの名前は蛇神ナーガ。仏陀は
「ナーガ上の仏陀坐像」と つけられた像のタイトルどうりに、
トグロを巻いたナーガの身体の上に乗られて座禅をされていた
というわけですね。

ちなみにカンボジアのアンコールトムから出土したとされている
この「ナーガ上の仏陀坐像」にみられる造形は、カンボジアやラ
オスなどの国々では、よくみかけられものだということで・・・


  ウロコのある台座.jpg

展覧会からかえって調べてみれば、今回ご紹介した「ナーガ上の仏陀
坐像」よりも、光背が よりヘビらしくあり、しかも台座にはもっと
はっきりとウロコ文様が確認できるという、わかりやすい仏像の画像
もたくさん発見したのでした。

そしてなかには仏陀というよりも蛇神ナーガを強調したかったような
こんなになった像[主客転倒な]もあるということで ↓






のののののののののののののの+ 主客転倒.jpg

ただただ びっくり。

いじょう今回は『平山郁夫/シルクロードの軌跡展』で見た「ナーガ
上の仏陀坐像」でであった仏陀の乗る蛇神ナーガのおはなしでした。


晴れ ちなみにナーガの伝説は・・・成道後の仏陀がなおも樹下で
  禅定を続けていると、風雨のひどくなることがあった。そこ
  へ蛇神ナーガが現われ、その大きな体で仏陀を七重に取り巻
  き、また七つの頭で仏陀の頭上に大きな傘を作り、仏陀を守
  ったということらしいですよ。最後の写真のどでかいナーガ
  であったなら、先日の爆弾低気圧でもしのげそう。ですよね~。

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寒の戻りに負けまいと。

2023-02-15 12:03:24 | Weblog
寒の戻りに負けまいと。
2月初め。

ふわふわとしたドライフラワー然としたアワダチソウ[​こちら​]を
見かけたくだんの野っぱらに出かけてみれば、

 

これがこのあいだまでの あの荒涼とした野っぱらだったのかな
と見まごうほどに、きれいに除草された土地に変貌していました。

 ん~、あのときにもっとアワダチソウいただいとけばよかった

などと、あのふわふわとした感触を思い出しつつ、なにかいるよ
うな気配を感じ、自分の立っている足元を みつめるともなく見
つめてみれば

  

    

      

そこにいたのは、地面一面に土中からでてきたばかりの ツクシ
土筆、つくし。 寒風のあたりにくい場所から順に出現中なので
ありました。

 おいおい、踏んでじゃねえよ

とばかりに、元気に顔をだしてきているツクシに教えられた春の
風景。あれから10日ばかりたった今日あたりには、あの元野っぱ
らは、もっともっとたくさんのツクシが顔をだしているのでしょ
うね~。


晴れ 一雨ごとの温かさかな・・・とはいいつつ、今年の寒さは
  特別なもの、いやいやほんとに厳冬でした。 1月はじめの
  大雪の日には、鹿児島といえどこの野っぱらも 一面に雪
  だったんですよね。
 
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バレンタインデイに聞きたくなるのはテルミンの音色。

2023-02-14 17:39:13 | Weblog
バレンタインデイに聞きたくなるのはテルミンの音色。
意中の人からチョコもらえた人は、ファレルウィリアムスの♪はっぴぃ
や 森七菜の♪スマイル なんかを口ずさむ心持ちなんでしょうけれど
意に反して チョコがまだな方の ん?という気分のときは、ナールズ
バークレイの ♪クレイジー なんか 個人的にぴったりだとおもうの
ですが、いかがなものでしょう。ということで、別ブログの古い回です
が よろしかったら。


『バレンタインデイに聞きたくなるのはテルミンの音色。』

たとえばウルトラQなどの SFや恐怖ものの作品の効果音に多用さ
れきたのが テルミン/ThereminVOX 。
ロシアの物理学者にしてチェロの名手だったレフ・セルゲイヴィッチ・
テルミン博士によって1919年に発明された世界初の電子楽器です。

その演奏奏方法は独特・・・テルミンは触れられることなく音を発生さ
せます。手を近づけると音程が高くなり、遠ざければ音程が低くなる。
つまり、アンテナ部分に 手を近づけたり・遠ざけたりすること、
それが演奏する方法なのです。

ゆらめきの連続するテルミンの作り出す音。

この音に、かぎりない癒しを感じるという方もおられます。
そのいっぽう不安定な心の動きを感じるという方もおられるようです。

そこで、まずは クレイジー。
ナールズ・バークレーによって大ヒットしたこの曲を、テルミンの音
色にては、いかがですか。 ページは ここ  。

いっぽう、おなじみの有名なロシアの演奏家の演奏風景は こちら 。

ということで今回は、暑気払いに見ることの多い映像作品で耳にする
ことが多い
 テルミンの音ふたつ のご紹介でした。


 テルミン.jpg
  

ちなみに、本日は ↑テルミンTシャツ着てます/笑。


晴れ 触れなくても音が出る楽器であるなら自分にもでる・・・って
  おもったあなた。もしかするとあなたこそが、テルミンの名演
  奏家なのかもっ。

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まじまじと見るのは初めてな植物。

2023-02-13 19:03:20 | Weblog
まじまじと見るのは初めてな植物。
特別に寒さを感じる日の多かった本年2023年1月の鹿児島空港近く
の年明けの野っ原。

そんな野っ原を車で通行中に、道沿いにこんなふわふわとした植物
をみかけました。車を停めて車外に出て、この植物を まじまじと
と見ながら触ってみると、触り心地も まさにふわふわ。


  

花瓶にでも放り込んで、ボリューミューなドライフラワー的なかん
じで、部屋に飾ろうかな・・と思いつつ、このお花はなんだっけか
と思案しつつ、周りを見渡したら、

冷たい風の当たらぬ野っ原の窪地の部分に のこっていました♪
このふわふわなドライフラワー的な感じになる前のお花が。。
それが こちら ↓。




  

そうなんです、一面を黄色い色で埋め尽くすことのおおいイメージ
を持つ、あの セイダカアワダチソウのお花 だったんです。

4,5年前まではここ南九州でも、あそこにもここにもそちらにもこ
ちらにもといったかんじで、休耕田や新しく切り開かれた道路の壁
面などで大繁殖していたものですが、最近ではかつての大群生ぶり
も一段落したかたちで群生しているセイダカアワダチソウのお花で
した。

侵入されたら爆発的に増えちゃうのではないかという、このお花に
まつわるイメージがあるもので、周りで見かけたら必要以上にばし
ばしと除草してしまう関係上身近にはあるけれども親しくはない物
の代表格的なお花
であるのですが、
なかなかにきれいなドライフラワーになるな~ と こんかい認識
いたしました。

  ← おおきくなります~

米国サウスカロライナ州の州花であるとも聞くので、今シーズンは
増えるのだけは勘弁してほしいということで、鉢植えにでもして鑑
賞してみましょうかね。。


晴れ よくよく考えれば ハチミツの蜜源となったり、その長くな
  る茎の
利用で簾/スダレの材料として使われたり、入浴剤とさ
  れたり、[これは知らなかったのですが]新芽を天婦羅にして
  食べることもできるという[虫媒花である]セイダカアワダチ
  ソウ。そのような効用があるのに、ブタクサなどと間違われ
  て花粉症の原因になるとまちがえられたりするのは、ちょっ
  と気の毒にも思えたりして。
 
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