なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

ブータン

2007-01-11 00:55:23 | Weblog
 夕べは良いこともあったけれど、ひどい目にもあった・・・らしい
 夕食後に久しぶりにTVを見ました。
  ニュース・天気予報・スポーツ番組以外はめった見ないけれど、何かの弾みで見たのです・・・”仏教””ブータン”というフレーズに釣られました。
 五木寛之の仏教に纏わる取材の旅で、今日はブータン編
  私はこういう番組が好きです、それにブータンにも興味がある。
 ヒマラヤの不もとの60万人くらいの小さな国
  男は着物と言うかドテラみたいな着物みたいな服で膝から下が出ている
 仏教が国教で国王以下皆信心深そうです
私は自分では(中東では動物並みとされる)無宗教です。
 もしかしたら神主の道を進んだかも知れない家に生まれていますが、何を信じているか聞かれれば、両手を広げるしかないから、この番組は仏教的興味ではない
  ヒマラヤの麓、高いところにある国なのに自然が豊か、穏やかな人々
 そういうものに関心がある
改めて一度は住んでみたい国だと思いました。
  日本と日本人が失ったものが残っていると感じました。
 この表現は正しくないかも知れません・・・”残っている”はやがて消える運命みたいですね・・・ここでは消えていかないでしょう
 ここに住みたい・リタイアしたらどうかなと思ったのですが、決定的なことがありました
  私にとって永遠の憧れの地、片思いの国のようです
五木寛之がブータン取材中に車で移動・・・3000以上の峠をいくつも越えていきます
  そこでは一見穏やかな日に見えるのに、風が強そうです
 仏教の色とりどりの経文を書いた旗が風に舞っています。
  この峠は3600mとか、それにしても風の国みたいです
考えてみると(迂闊にも)この高さは私には致命的な要素かも知れない
 昔外国で4000m近いところに一気にロープウェイで上がって展望台に上ったのはいいとして、隣の小さな峰まで半分走ってしまった(ほんとにアホ)
  マア半分接待旅行で、大事なお客さんの娘さんが走っていったのを追いかけざるを得なかったのではあるが・・・
 こういう高地が空気が薄いのを忘れていた
  慣れれば大丈夫とは言うものの、呼吸器系循環器系に難ありですから・・・恐らく旅行でさえもドクターストップだろうな

 ところでブータンに関しては囲碁でもなんだか引っかかることがあるような気がする
  昔読んだ囲碁の本の中に”ブータンルール”があったような気がしてネット検索したけれどどうも分からない・・・
  そこでもしかしたらそれはブータンではなくて、ネパールかチベットの思い違いかも知れないので、探索の手を広げるとあった(と思う)
 恐らくチベット碁ルールのようです<アミン>というらしい
  一番の違いは、例えば抜き跡に手を入れられない・・・つまり3目にして取らせてから中手で殺すことができない。
  抜かせてから抜き返す事もできない
 昔インドで原型ができたものがチベットを通ってモンゴルまで広がったらしい
  勿論中国・朝鮮・日本にも来たはず
 ところでブータンは仏教でチベットの影響を大きく受けているらしい
  だからもしかしたら、チベットの仏教と一緒に碁もブータンに来たかも
私の記憶では(読んだ本に出ていた)、大正か昭和の初めか忘れましたが、ブータンかチベットの方が日本に来て碁を打ったらしい。
 多分日本の専業棋士かアマの高段者と思いますが、その国のルールで打ったところ、「2目にして取らせた所を取り返せば、相手には目が無いから死に」と読んでいたところ、その国のルールでは「2目抜きの跡もコウと同じ様に1手他に打たなければそこに手を回せない」をウッカリしていた・・・
 そういう話を思い出した
チベットルーらしいかも記憶ではブータンの様な?
 さてブータンの映像をTVで見てから、布団に入った
 小さな発熱カーペットを入れて暖かいはずなのに、どうにも寒いのです
確かにカーペットは暖かいと思うのですが、なぜか足が暖まらない
  こういうのは初めて・・・いや、体に熱があるかも知れない>>>TVでブータンの風に当たってしまったみたいです
  ベッドで横になってネット観戦をしたけれど、とても集中できません
   例のブラックノートも書く気になれない・・・と思う間に意識が薄れて、一局が終わっていた(対局の御両人には失礼しました)、さらに次に気がついたらもう6時半となっていた。
  この時点で寒気は去っていたけれど・・・出勤のために暖かいベッドから出なくてはいけない!!