はーい、げんきです。

遠くにいる友達に私的トピックスの紹介。話題はその時その時いろいろ。

9月17日の陸前高田

2011-09-19 19:37:29 | daily
 今日は敬老の日。
 休みです。
 いろいろやってますが、とりあえず土曜のおさらいを。

 金曜の夜に、いつものバスに乗って行ったのは、もう4回目になる陸前高田。
 この日も一本松さんが出迎えてくれました。
 新芽が変色していて再び衰弱、というニュースがあったので心配です。
 いきものなので寿命に限りはありますが、最後のその時まで見守っていて欲しいです。

 気仙大橋を渡って陸前高田に入ります。
 橋のそばの木材の山は、きっと松原にあった松の木かと。
 

 川を渡って市街地に入ると、すっかり見慣れた風景。
 
 この日の瓦礫の山。
 
 見慣れた景色になってはいけないと思うのですが、この状態がずっと続いています。
 変わっているようで、あまり変わっていない。
 これも。
 

 お祭りの時の山車が解体されているようです。
 
 夏も終わりですね。

 ボランティアセンターは、今日もバスが一杯。
 
 でも、活動中はほとんど見かけません。
 それほどあちこちに派遣されているということです。

 出発するバスを、スタッフが見送ってくれます。
 
 彼らもボランティアです。

 では、我々も出発。
 現場へ向かう途中、高田小学校で運動会をやっているのが見えました。
 
 みんなガンバレー。

 でも近くの交差点には、まだ取り残されている車。
 
 市の中心部方面。体育館。
 

 現場は、高田高校のすぐ近くでした。
 
 現場に着くと、いつも通り万が一の時の避難場所が指示されます。
 海は見えますが、随分離れているように思えても、実際、ここまで津波は押し寄せてきていますから、油断できません。

 今回バスには、父子で参加した高校生くんが乗っていました。
 帰り際、通っていた学校がこんなになってしまっても、みんながんばっているんだから、自分もがんばらないと、と話してくれました。

 この日の作業は、側溝の土出しです。
 
 あの、こんもりした山の麓をぐるっと囲むように側溝が通っていて、蓋を取ると、もれなく土がみっしり詰まっています。草も生えてます。
 しかし70人パワーで、すごい勢いで取り除かれています。
 
 休憩中。
 曇り空ですが、いつの間にかヘトヘトです。

 ふと上を見ると、支柱がグニャリと曲がっています。
 
 ここまで上がれば、普通はここまで津波なんか来るとは思わないよなあ、とか考えながら作業再開。
 30分働いて15分休憩、な感じで、結構30分あっという間です。
 
 そして、本日のお弁当。
 
 みんな適当な場所で食べます。基本、外。

 昼食の後は、避難場所へ続く道を上がってみました。
 
 途中、倒れた電柱を発見。
 
 こんな所まで水が駆け上がってきたわけです。
 

 この坂の上には、高田高校の第二グランドと火葬場があります。
 グランドには仮設住宅が。
 火葬場には、人が集まっていました。
 陸前高田市には、今もたくさんの人が暮らしています。

 では坂を下って、午後、もう一働き。
 もう勢い止まりませんね。
 仕上げに側溝の蓋を閉じるわけですが、津波に流されて蓋が足りないとの事。
 厚さ10センチくらいありますが、辺りを見回して、ああ、流されちゃうかもね、と妙に納得。
 とにかく予想を遥かに超えた勢いで、側溝ミッション完了です。
 
 はい、撤収!
 

 人と道具をバスに積んで、ボランティアセンターへ戻ります。
 
 今日の現場担当の方がお見送りしてくれました。
 こちらこそ、ありがとうございました、の気持ちで一杯です。

 というわけで戻ってきました。
 今日も盛況。
 
 センター横の稲刈りはもうすぐですね。
 

 そして気仙沼へ向かうわけですが、涼しくなったので活動時間が一時間延びたのでスケジュール押してますが、この日も採れたてランドに寄ります。
 その交差点には、おなじみ大阪府警さん。
 
 ここは相変わらず信号が無いんですが、信号がついてしまうと交通整理の必要が無くなるので、この光景も見られなくなります。
 できたら、このままであって欲しいと思うわけで、いつの間にやら大阪府警のファンですわ。
コメント
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