はーい、げんきです。

遠くにいる友達に私的トピックスの紹介。話題はその時その時いろいろ。

1300年記念

2012-02-15 20:23:49 | book
 近頃ゆっくりと本を読む時間がなくてトホホです
 乗り物に乗っちゃうと、基本的に外見てますんで、博多だろうが、陸前高田だろうがそれは一緒。
 むしろ都内に出る時が一番読めます。
 ロングシートに座っちゃうと、あんまり外見えないから

 そんなわけで、最近見つけた面白い本。

 日本の神様 出雲と伊勢の神物語/徳間書店

 この神様だらけの国、日本において、今さらなにゆえ神様の本?と思って見てみたら、そこには「古事記編纂1300年記念スペシャル」って
 すごいぞ、日本!
 隣国の4000年にはおよばないが、1300年で十分じゃん。
 中身は、古事記と日本書紀を読み解いてくださっているんですが、それだけじゃなく興味深い事がいろいろ書かれていました。
 日本人は無宗教ではなく多宗教なのだとか。
 日本の神様の歴史は、日本という国の歴史であるとか。
 それなのに連合軍は天皇を神でなく人と定義し、日本の神ばかりでなく日本という国、を否定したとか。
 ほほう、広島城を吹っ飛ばしただけでは足りないか、米

 「民族の神話を学ばなかった民族は、例外なく滅んでいる」という、ある歴史学者の言葉が紹介されていて、侵略者が最初に学校をぶっ潰す本当の意味を理解しましたよ。
 おお、根絶やしにするのは簡単だ。
 でもそう簡単に滅びないのは、口伝えでも伝承されるからだ。
 今、日本があるのは、その昔、ちゃんと日本の歴史を学んだ人達が戦後も生きていたからだ。
 でもろくに日本の歴史を学んでいない現代人は、もしもう一度異国の統治下に置かれたら、次の世代の人達に伝えてあげることができない。
 と、考えると、太安万侶が712年に編纂、という一文で済ませてはいけないのでは?と思ってしまいます。

 ま、それが巻頭で、後の方には、日本の神様を訪ねてマップや神社の基礎知識などが載ってます。
 それでなんと700円!
 お買い得です
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする