今日もまた暑かったですが、中秋の名月。
秋なんだよ。
ウチからは、まんまるの月がきれいに見えますが、皆さんのいるところはいかがですか?
というわけで。
週末ボラ、東松島です。
今回は、ウチの最寄り駅前から朝3時半にバスが出発。
眠いとか眠くないとかの問題以前に、みんなテンション低めです。
バスはその後ひたちなかでさらにボランティアさんをピックアップして、一路、東松島へ。
9時頃に到着。
遠くに見えている松林は、きっともっとたくさんあったんだろうなあ。
自衛隊の松島基地は、ここから数キロしか離れていないそうです。
川沿いにいきなり現れた建物。

消防署だったようです。
この辺りから、突然被害がはっきりと見えるように。
バスは運河沿いを行き、まずは野蒜小学校へ。
周辺の瓦礫などの片付けは、ほとんど済んでいるようでした。
きれい、というか、何もありません。
この小学校は、避難場所に指定されていて、地震後、多くの人が避難してきて、そのまま津波に巻き込まれてしまいました。
誰もこんな所まで津波が押し寄せてくるなんて思っていなかった、そんな場所です。

校舎の時計は4時を指していました。
津波が到達した頃でしょうか。
手前の仮設の建物は、住宅ではなく、市役所の分庁舎になるそうです。
住人の数は随分減ってしまいましたが、住んでいらっしゃる人達もいるのです。
校舎入り口前には、校歌が刻まれた碑がありました。
隣の体育館。

この中まで津波は容赦なく押し寄せたとのこと。

中に慰霊棚があるので、お参りしてから作業にとりかかります。
本日の作業は、避難経路確保のための草刈り。
現場まで移送されます。
はい、草、伸び放題。

この奥が高台になっていて、この付近の津波の退避場所のはずが、道が草に埋もれていて避難どころではありません。
では、啓開します

(←憶えたての言葉)
この日はまたエライ暑くて、30分働いて、15分休憩、のペースで作業します。
若いお兄ちゃん達は、初めから飛ばすので、大概早々にぐったりしてますね。
でも、その甲斐あって、昼には随分スッキリしました。
そして昼ごはん。

石巻市のお料理屋さんが作って配達して下さいました。ありがとうございます。
春巻き美味!
遊びに?来てくれた猫さん。

なんだかホッとします。
午後は増員されたので、作業スピードが一気に上がります。
サクサク進んで。
完成!

すっかりきれいになりました。
山盛りの刈りとった草は、近くで瓦礫を撤去していた方が、ついでに、と言ってトラックで持って行ってくれちゃいました。
かっこよすぎ

ただ、山の上の方はスズメバチの巣が見つかったので、あとちょっと、の所で断念です。
片付けをしてると、程よい頃合いになったので、依頼されたお家の方にご挨拶して引き上げます。
帰りは歩いて戻り。
途中線路を横切りました。

レールは残っていますが、今は誰も通らないので、草に隠れてしまっています。
そして見つけたマンホールの蓋。

とても素敵な絵柄。
近くには海水浴場があるみたいでした。
そして小学校に戻ってきました。
意外と近かった。
今回は、このバスで行きました。

前にいるのは、東松島のスタッフさん。
地元の方ではなく、やはり週末にお手伝いに来ていらっしゃるようです。
ご苦労様です。
それでは、帰ります。
帰りに見えた、野蒜駅。

おそらく、そのまま。
そして、止まったままの列車を発見。

この列車が姿を消したら、本格的に復興、ということになるのでしょうか。
もう、半年経ったのが夢のようです。