冬場は荒天が多く、航海中
ただひたすら耐える
ことを余儀なくされることの多い新日本海フェリーですが、冬場以外は快適そのもの。ほかのフェリーとは違い、レストランとは別に「グリル」なんていうものがあります。
グリル利用のためには、乗船予約の際に前もって申し込んでおく必要があります。ディナーで¥5,250、ランチで¥2,500。結構なお値段ですね。
話のタネにディナーにしても良かったんですが、この会社は夏季繁忙期に異様に強気な料金設定をするため(一等客室の場合、閑散期¥18,000が¥25,000!)、ディナーにすると完全に予算オーヴァー。ゆえにランチにしました。
これが入口。「ホテルの一角」と言ったら信じる人もいるでしょうね。
室内の様子。言われなければ誰も「フェリーの中」とは思わないことでしょうね。
この状態で料理を待ちます。友達の結婚式に出席したのを思い出すなあ。
この日は私たちを入れてグリル利用者は5人。お盆の時期で、ほぼ満席だったことを思うと、ものっそい低利用率ですw
しばらくすると、ちゃんとした服装に着替えた従業員さんがお料理を運んできます。
まずは前菜。トマトのスライスにオリーブオイルベースのソース。手前の白いやつはチーズです。こくがあって美味しうございましたよ(ま、高いんだから当たり前だけどな)。
お次はパン。バターとジャムでいただきます。たぶん、船内のオーブンで焼いたもの……ではないと思います。
んで、メイン・ディッシュのブイヤベース。上品な味で美味しうございましたよ(ま、高いんだから当たり前だけどな)。
魚をアップ! これはキンメ(ですか?)
もひとつ魚をアップ! こちらはタラ(ですか?)。
こっちの皮が黒い方の魚ですが、たぶん私のものだけ
いまいち火の通りが甘かった
のだと思います(高い金取っといて!)。異様に小骨をはずすのに苦労しましたからね(嫁さんも、隣のテーブルの夫婦も、いとも簡単に骨をはずしていましたから……)。
〆にデザート。大食らいの私としては、「へ? もう終わり?」感の強いランチでしたが、まあ満足でしたよ。何より、移動中にこんな優雅な気分が味わえるのですからね。他の交通機関では考えられないことです。
ただまあ、やっぱりランチだと中途半端な感じなので、次の機会には奮発してグリルディナーといきたいところです。