別府温泉、宇和島運輸フェリー、オレンジフェリー目的の旅から帰ってきてからもまだ正月休みが残っていたこと、および青春18きっぷがあと1回分残っていたこと。以上二つの理由により、あわくら温泉に行くことにしました。
JR山陽本線で上郡駅へ。その後は智頭急行線に乗って向かいます。
智頭急行線の過疎ダイヤ、および、夕方までには帰って来たいという個人的な事情により、
往復の所要時間約7時間、滞在は3時間弱
という強行日程になってしまいましたが。
朝は異様に早く出たので、朝食はもちろん ”姫路のえきそば” ですわ。
在来線ホームの高架化に伴って、えきそばブースもリニューアル。なんか、在来線ホームには似つかわしからぬ洗練された店舗になってしまいましたね。私は以前の「いかがわしさ」を感じさせる店舗が好きでした。透明のアクリル板か何かで仕切られていて、ステンレスのカウンターがあるという……。
「学割」……。今までなかったのが不思議ですね。私が高校生の頃は学生の利用者もかなり多かったのですが……。今ドキの高校生もこの「えきそば」を食ってるんですかね?
とんがらしの入れ物は昔のままですが、割り箸は使い回しの塗り箸に。時代ですね。
わりと立派な店舗になったので、以前のように
寒風吹きすさぶ中で立ち食い
ということはなくなりましたね。
食券をカウンターに置き、「きつね」か「天ぷら」を指定すると(←たぶん、シロートはこの過程をよく忘れますよねw)、すぐにできあがります。
「大盛えきそば(¥400)」。ノーマルに+¥50で1.5玉です。
ノーマルの「えきそば」が1杯¥350かぁ……。高くなったもんだなあ。私が高校生の頃は、最初¥180、後に消費税の導入で¥220になったと記憶しておりますが、それにしてもたかだか20年ほどでほぼ2倍とは……。
お馴染み中華風の麺。初めて食ったときは「この手があったか!」とずいぶん驚いたものですが、実は ”えきそば” のウマさの秘密はこの麺ではなく、個性的なダシにあったのだと思います。クセのある濃厚なダシ……。決して上品な味とは言えませんでしたが、どうにもヤミツキになる味でした。
そう考えると、やはり今の ”えきそば” のダシは、有名になったこともあってやや万人ウケするように変わってしまったんでしょうか? 「こんなに上品な味だったかなあ?」というのが正直な感想です。
まあ、高校生の頃は、1杯¥180(のち¥220)のこの ”えきそば” よりも、1杯¥150(のち¥180)の姫路飯店(通称:ヒメハン)のラーメンの方をよく食べていたので、私の記憶なんてあんまりアテにはなりませんが。
とにかく、姫路に行くことが少なくなった現在、せっかく姫路くんだりまで行ったからにはぜひとも食いたい味ではあるのです。
それにしても、車内持ち込みが廃止になったのは残念。やっぱり、
車内持ち込みしたくせに汁を残すバカ
が大勢いたからなんでしょうねぇ……。新快速の車内とかでもプラッチックの丼がひっくり返ってエラいことになっていることが多かったからなー……。まったく、車内持ち込みするんなら汁の最後の一滴まで飲み干せっちゅうねん!
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