今日は子どもの日
高校生の頃習った、山上憶良の子を思う歌(反歌)を思い出す。
銀(しろかね)も金(くがね)も玉も何せむにまされる宝子にしかめやも(万葉集』巻5-803)
1300年も前の日本人が何時の時代にも通じる真実を歌にしている。
現代人は子供を大事にしていない。
宝と思っていない。
一番悲惨なのは親の虐待、せっかく授かった命を何と思っているのか!
次に政府、待機児童などという言葉は聞きたくない!
三番目は地域社会、子供の声がうるさいと保育園の建設に反対して阻止したという、何という横暴!
四番目は会社、マタハラなどと言う事が横行しているらしい、女性活躍社会とは?
少子高齢化の今、日本民族絶滅の危機を何とか阻止しなければとおもうが・・・
高齢者には絶望の文字しか思い浮かばない。
介護ばかりが取り上げられているが、出産・育児が一番大切だ。
生まれなければ介護は無いのだから。
人口が増加するには100年以上かかる、簡単では無い。
山上憶良:子を思う歌(万葉集を読む)
山上憶良 やまのうえのおくら 斉明六~天平五頃(660-733?) 略伝(やまとうた)