ラジオで一人称の話をしている。女性からのメールで自分のことをワシと言う人のものなどを紹介していて面白い。
ロッキーのテーマで高揚し、気合が入ってしまう人のメールも紹介していて、私と同じなので笑った。ろくすっぽ映画の方は観ていないのに、あのテーマが何処からか聞こえてくると、ウ―ッと気力が充溢し始め、月夜に狼に変身する狼男のごとく、少し違うか、力がみなぎってくるのはどういう訳か・・・。聞こえてくると自分の置かれている状況に関係なく、突如そうなるので、ほとんどの場合、そのパワーのはけ口がないことが多く、ランニングでもしに行くことになるのである。あるいは重りを持ち上げたり、と・・・。
いつもかかりつけになっている近所の医者へ今日、行った。内科の先生で、ずっとメタボ対策をして頂いている先生のところである。今日は採血検査であった。私は、この採血検査で、血を採ってくれるカワイイ看護師を「吸血鬼」と、ひそかに呼んでいる。だから採血検査は「吸血検査」と言っている。メタボではあるが大分、改善もされ、たちまちの重大な病気でもないから、力も血もみなぎっていて、欲しい人がいたら血などいくらでも分けてあげたいくらいだ。ただ、高脂肪、高尿酸の血かも知れないから病気になっても知らないゾ。吸血鬼に血を採られて血そのものが無くなってしまうと、高脂血症、高尿酸血症にもかかりようがないのだろうな、と注射針を刺されながら思った。その前に出血で息絶えるだろうけれど。結果は数日後。採られた血は小さな注射器に2,3本であった。大袈裟な・・・。
狼男、吸血鬼、ときたが、どれもどこかユーモラスだ。近頃は、現実の事件での、生の人間の方が怖い。訳の分らぬ馬鹿げた事件が多すぎる。
ラジオというのは、パーソナリティーがしゃべり続けにしゃべり続ける。TVなどと違って、映像で間を埋めるということもできず、したがって言葉を発し続けるのだろう。沈黙を恐れているようでもある。というよりただしゃべりたいのだろうな。人は空白を埋めたがるものなのかも知れない。絵などを描くと、そうだから・・・。