カッキーYAMA   akihiko tange

手始めに、日常的なことを気の向いたときに載せていくつもり。

八戸の港 2017

2017-07-01 | エッセイ

 昨日、青森から新宿経由で帰って来た。新幹線は久しぶりだった。さすがに速い。あっという間だった。半分くらいは寝ていた。盛岡あたりをまだ明るいうちに通過するので車窓から岩手山、早池峰などの山々が見られるかなと思っていたのだが、やはり見事に寝ていた。睡魔には勝てず。うとうとと鼻ちょうちんで寝ていてふっと目が覚めると盛岡駅を発車するところだった。中ほどの座席だったので窓まで遠く、どこかの窓に近づいて行って眺めるというほどの気力もなく、寝ぼけ眼であれがそうかなと思ったけれど、ずいぶん低い山だったのでおそらく違うだろう。
 鼻ちょうちんで思い出したが、昨日は午前中は八戸にいたのである。以前行って、一度泊まってみたい街だなと思っていたのであった。そこの館鼻岸壁を歩いた。館鼻というのをどう読むのか行ってみるまで知らず「かんび」などと思っていたのである。日曜には有名な朝市が立つらしいのだが、昨日は全く屋台も何もなく、ただ綺麗に打たれたコンクリートの堤防だけがあって、通常の港の感じだった。船が停泊し、作業する人たちがいて、食べるものをやっている店が数軒開いているといった・・・。
 陽射しの強くあたるコンクリートの上で港を眺め、ついでに柔軟体操などし、海面を上から覗いたりした。魚はあまりいそうにはなかった。開いている店の中に「みなとの駅」という名で、看板にイカ素麺と書いてあるのをみつけたので食べに入ったら、今イカはないんです、なかなか入らなくて、ということだった。それでも、イカの揚げ物の丼なら作れます、と言うので、即座にそれにした。これがタレのかかったご飯に揚げたてのイカがのって、実に美味かった。帰り、陸奥湊の駅前の平日もやっている生鮮市で、海のものを少しだけ買い、その場で醤油を借りて食べ、土産の品も少し仕入れた。旅をしているなという感覚になった。






















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