航空機についてここ数年見てきていた。停滞感を感じていた日本経済の中にあって、かつてのYS‐11のように国産機が造られると楽しいなと思っていた。そんな頃、三菱のMRJの開発の話がニュースとして取り上げられ始めた。その時のことはよく覚えている。ぜひ進めるべきだと、拍手をしたい気分だった。
また、時を同じくして、ホンダの小型ジェットの開発の話しも伝わった。小型であるところが日本の技術の得意とするところだと、これもニュースを追いかけていた。
アジアで国産の高性能航空機を独自に開発できるのは、おそらく今でも日本くらいではないかと思っていて、その後の売れ行きなども楽しく見ていた。中国も国産機の開発に余念は無いようだが、高い安全性を求められるものであるだけに焦りは禁物だと思う。ホンダジェットの方は評判は良いようだが、MRJは、滞り気味のニュースも流れたりした。が、なんの、じっくりと完成させて、世界の空を大いに飛んで欲しいと思っている。
以前、フィリピンへ遊びに行ったときに国内移動で乗ったツギハギのオンボロ航空機が、もしかしたらYS‐11だったのではないかな、と記憶を辿っているところだ。かなり以前のことなのではっきりはしない・・・。有視界飛行で、眼下にフィリピンの深い青の大海原が広がっていたことをそのプロペラの振動の記憶とともに懐かしく思い出す。