今朝はサンデープロジェクト、サンデージャポン、NHK将棋講座と三またをかけていて、しかもビデオもないし、朝は(いつもか?)頭も起きてないからここにこれから書くことは正確ではないかもしれないということからまず今日もお断りしておくが、たまたま見た佐藤ゆかりに対する田原総一郎の質問の仕方はすごく悪意に満ちていた。
なにせ野田はサイトを一時閉鎖してしまったので、証拠を挙げることはできないが、田原は野田のパーティに出席したことがあって、その際の野田と写っている写真がサイトにあったはずである。
田原だけでなくスタジオ全体が佐藤ゆかりをとっちめてやろうという雰囲気に満ち満ちていた。
自分が見始めたときにはなんと鈴木宗男と出ていたが、まずこのツーショット自体非常に意図的なものを感じざるをえなかった。
そして、どうも鈴木宗男の話しに共鳴するかのごとき、「勝ち組」と「負け組み」の話しを田原などがする流れの中で、佐藤になぜあなたは収入もすごく高いはずなのに国会議員になろうとしたのか、と尋ね、佐藤は収入に関してあまり高くないというような謙遜をした後、「エコノミストは無責任に言っているだけになりがちなので、政治家として責任を持って現実を変えてゆきたい」というような発言をしていた。
いかんせんビデオがないので正確にこう言ったかどうかは自信がないが、そのようなことをいったあとに、松原聡東洋大学教授が今度は「佐藤さんはエコノミストでもあった(る?)からお聞きしたいのだけれども累進課税を高めようという議論や消費税を下げようという議論がありますがそれをどう思いますか?」ときいた。
私は唖然とした。
自分はひどい貧乏だし、経済などには全く詳しくないが、そういう議論は聞いたことはなかったからだ。
わが耳を疑うとはこのことである。本当にこういうことを言ったかどうかは自信がもてない。
累進税率が高すぎる、とか、消費税を上げよう、という議論なら理解できるが、それではあまりに普通の議論過ぎて、あえてエコノミストにきく必要もないことだろうが、累進税率を引き上げろとか消費税を下げろ(もしかしたらなくせと言う議論だったかもしれない)という議論はいまどき共産党でもしないのではないかと思いつつ調べてみたら、社民党は累進税率引き上げを公約に掲げているようだし、共産党も少なくとも議員の一人は消費税引き下げを主張しているようであった。
さてこれは松原が言ったことを自分が正確に把握しているとすれば、という前提に立っての話であるが、いずれにしろ松原は自分が累進税率や消費税に関してどういう立場に立っているのかは一切示さずにこういうことをきいたということは確かであって、その点において佐藤がエコノミストは無責任(これも自分のきいたと思えることが正しかったらと言う前提に立っているが)といっていることを裏打ちするような発言であったと思われる。
たくさんアルバイトをしている松原なら累進税率をあげられたらさぞかし困るだろうと思うが、そういう立場を超えた議論であれば、それはそれとして立派な説かもしれないが、いずれにせよ松原自身の意見は分からない。
松原のサイトも見たが、昔々、大学の先生方が自分でサイトを作るとそれだけで自慢していた時代の遺物のようなほほえましいサイトであったが、あまり見やすいものではないし、さほど行く価値のないサイトであった。
佐藤ゆかりのサイトの中味は残念ながら自分のような経済はまったくわからないものにはあまりに専門的で少しでも理解することは難しいのであるが、松原も一応エコノミストのようなものであろうから、累進税率とか消費税みたいなしごく大雑把な話をしないで、できるだけ佐藤のサイトにある政策を読んだ上で具体的な質問をすべきではないだろうか。
さらにひどく不快な感じがしたのは松原の質問に答えたかと思った瞬間、草野厚慶応大学教授が例の大声でしゃべりだしたのだが、この人は鈴木宗男よりも声が大きく、佐藤のか細い声を聞き取ろうとして音量を最大のままにしていたので草野が不意にしゃべりだした瞬間、頭が割れそうになった。
この人はマイクはどう考えてもいらないでしょう。
この人がしゃべりだすと、スタジオ全体にこの人の声が響き渡っているのがよく分かる。
マイクを通して聞えてくるのは、そのスタジオ全体の鳴り響き方であって、この人の声そのものではない。
しかもこの人が言ったことが「地元利益誘導型の政治家になるのではないでしょうね」という全く一般的礼儀を欠く質問の仕方であって、しかも鈴木宗男がそばにいたことを思えばテレビ朝日が仕組んだとんでもないいじめ番組だったと思われても仕方がない。
これに対する佐藤の答えは国から地方への税源委譲の話しなども交え、「今までは国が地方に指示していたが、これからは地方が自分で考えてゆく時代」などと言って、草野は「なるほど」などと妙に感心していたが、そういうことは佐藤のサイトに書いてあるし、いっちゃなんだけれども、至極当たり前のことを言ったに過ぎない。
それで感心したふりをするのは、これまたひどく人をバカにしているようできわめて失礼な人間だと思った。
さらに田原が佐藤に野田聖子のことをどう思うかきいたところ、佐藤は「特に意識はしておりませんでした」と答えた。
その瞬間、田原はすさまじく大きな声で「ウソだ!」と叫んでいた。
じゃ、何できくのかね。
自分で人がどう思うか決め付けた上で質問するのは非常に失礼でしょう。
こっちも勝手に想像してよければ、もうみんな大人なんだから、選挙公約を出したり消したりしてるような人を佐藤ゆかりが相手にするわけないってことわかってあげてもいいのではないかと思うのだけど、どんなもんでしょうね。
しかし考えてみると、あの週刊文春などは野田聖子が本命で、名前も忘れてしまったが民主党の若い人が対抗、と予測していたのではなかったかしらん。
そういう状況だと佐藤としてはみっともないぐらい票が入らないということも充分想像できたわけで、そういう状況下ではたしかに佐藤の言うように自分の政策を訴えてゆくということで精一杯だったかも知れない。
いずれにしても、老教授たちがよってたかって若い女性をアカハラ(アカデミック・ハラスメントの略)している場面を生中継しているみたいですごく気持ち悪い朝だった。
来週はぜひ野田聖子と鈴木宗男を一緒に座らせておなじことしてほしいけど、ま、無理でしょうね。
翌1:21分追記
当初、鈴木宗夫と書いてしまいました。どうもしんずれいいたしましました。
(19日さらに追記:題を直すの忘れてました。)
一応直したつもりですが、まだ直してなかったのがあったらごめんなさい。
あといろいろな人の名前でキャッシュされていたのに消された?のもありますが、中にはほめ殺しみたくなってしまったものもあるかもしれません。
すいません。
まだ何日かは(体の続く限り???)野田聖子批判が続きそうです。
長文を最後までお読みいただきありがとうございます。
文中敬称略