Living in Australia

台湾生まれの祖母、日本生まれの両親、オーストラリア生まれの子ども達の三世代家族。息子はダウン症のスーパーマン!

息子のアセスメント

2012-08-09 22:18:11 | 学校関係
本日は、恐怖の息子就学前最後のアセスメント。
2度目にも関わらず全くテストができない程にひど過ぎると酷評されて、凹みに凹みまくった昨年。今年は毎年同席してもらっていたPreschoolのSpecial needsの先生と相談して、ベストの環境にする為、Preschoolに来てもらった。しかも、私たちがいると甘えるので席を外し、一番うまくやっているSpeech therapistに来てもらい、その様子を見て貰うという特別待遇。

朝、緊張しながら夫婦揃ってPreschoolに連れて行くと、既にサイコロジストが到着している!予定より30分以上も早く来ていた彼女の姿を見て、いきなり「しまった!やられた!」と言う感じ。朝の登校時、うまくクラスに馴染めない事が多い息子。娘もママっ子で離れるのを嫌がって、全く同じだったのだけど、息子のは輪を掛けてひどいことも。今朝も部屋の隅に行き、ママから離れるのを嫌がり、ダダをこねていた。先先生方がうまく対応してくれたのだけど、後で結果の時にこの時の態度を上げられ、真っ先に問題だと言われた。

一旦、家に帰ってアセスメントが終わるのを待ち、約2時間半後、結果を聞きにPreschoolへ。まず最初に、NSW州の学校形態の話から説明され、自分達がどこに息子が位置すると思うか聞かれた。Austism専用クラスなど、特殊なクラスがある学校もあるので一概に言えないけど、簡単に言うと、この4つの選択肢がある。

1)Mainstream(普通校)
2)IMクラス(普通校内にある軽度知的障害児用クラス)
3)IOクラス(普通校内にある中度知的障害児用クラス)
4)Special school(養護学校、重度障害児用の学校)

うちの息子は、IMであれば良いな、と去年は願っていたけれど、一年遅らせた結果でも、IOのそれも真ん中より下よりと言われた。流石に3年目なので、何を言われても堪える覚悟はしてきたけど、いきなりボディブローをまともにくらった感じ。今まで頑なに、娘の通う普通の小学校に最初の数年だけでも通わせたい、と思っていたのに、サイコロジストの酷評を聞くに従い、どんどん揺らいでいく決心。もう既に、娘の小学校に「ダウン症ですが。」と入学手続きも提出してきた。このアセスメントが終わってから校長とは面接のアポを取って、話に行く予定だったけど、その前に私たち夫婦がすべきことは、IOクラスの見学かもしれない。知らないだけで、もしかしたらIOクラスの環境が息子に最適かもしれないので、知らずに頑なに決断するのはとても危険だから、Preschoolの先生経由でDept of Educationに連絡してもらい、IOクラスの見学に行くアポも取ってもらうことに。

親として、この一年でものすごく息子は成長したと思うし、それを誇らしいと思う。でも、アセスメントは成長の成果を見るものではなく、どれだけ年齢にみあった行動、能力が備わっているか、しか見ない。だから、息子が私に似て頑固で言うこと聞かなくて、これと思った事を貫くのも、全てマイナスポイント。できない事があるとふざけて誤魔化したり、とびきりのかわいらしさで周りを笑わせたりするのも、今は良いけど大きくなっても続けたらどうするの?と、ただただ否定的に見られる。私は障害というものについて全く知識が少ないし、ダウン症だから小さいうちにやっている事を大きくなっても続けてしまう傾向がある、とかあるのだろうけど、でも2人の子どもを育てている母親として、どの子も個性は色々あって、成長なんて人様々だと思う。いつか大きくなって恥ずかしいと思う気持ちが芽生え、やめてくれるかもしれない。ダメだよ、と言い聞かすうちにやめてくれるかもしれない。そんな未来に期待して何が悪いんだろう。どうして今すぐに直さないとダメ、としか全てを捕らえられないのだろう。。。

息子のアセスメント結果は、想像していたけど、やっぱり凹んだ。
悪いニュースは直ぐに話さないと気がすまない私は、夕方、時間を見つけ少しずつ娘には話した。まだ8歳だけど、娘は本当によく理解してくれていると思う。この一年半、誰より弟が自分の学校に来るのを楽しみにしていた娘。悲しませたくない。だけど、感情だけでは動けない大事なことなので、家族で相談して、息子と娘にとって一番良いと思える学校進学を決めなくては。デッドラインは4学期。あと数ヶ月しか残されていないので、凹んでる暇があったら考えなくては!



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