Living in Australia

台湾生まれの祖母、日本生まれの両親、オーストラリア生まれの子ども達の三世代家族。息子はダウン症のスーパーマン!

保護者懇談会

2013-11-07 17:37:50 | 学校関係
今日は息子のサポートユニットが主催してくれたParents morning tea。そういう機会も習慣もないので、“保護者懇談会”相応しい日本語がなのか疑問だけど、日本語で書いた方がイメージがわきやすいかと思うので、ご了承を。今年既に3度目なので、今回は保護者の一人、小6の息子さんを持つお母さんが、“Parenthood and coping with a child who has special needs”というプレゼンをしてくれるというので、顔を出すことに。


モーニングティー用ケーキ


現在、ユニットには14人位の生徒がいて、うちのクラスは7名。7人のクラスメートの6人の保護者が参加していたので、今日はとても出席率が高かった。先生が一切関わらない、ただの親同士の懇談会なのに、仕事を休んできていた人も少なくなかったので、やはりスペシャルニーズの子どもを育てる上での経験談は、皆にとって非常に興味深かったのだろう。

プレゼン自体は、経験談からの間違った希望/正しい希望の持ち方、様々なポジティブな生き方を見つけている家族の紹介などを通して、前向きに子育てできるよう、子どものあるがままを受け入れる事について、という感じの内容。どちらかと言うと、まだ受け入れきれていない新生児や小さいお子さんを持っている親向けにお勧めな内容だったけど、始終頷きっぱなしだったので、共感、納得する、良いプレゼンだった。もし、私がこのプレゼンを病院で泣きくれていた時に聞けたらなぁ、、、と過ぎたことは悔いてもしょうがないので、彼女にそういう機会があれば良いのに、と話しておいた。Social workerが話を聞いてくれただけでも、随分、助けられたものだけど、こういう具体的な経験談が聞ければ、もっと心強かっただろうに。人間、知らない事に対する不安というのは、学ぶ事でしか克服できないから。。。

最後に、全員の子どもとのjourney(子育ての旅)の話をシェア。実は同じクラスにいる他の6人の子ども達でも、どういうスペシャルニーズなのか知っていたのは、もう一人のダウン症の男の子のみ。ダウン症の子どもは小学校は普通に進学する子どもも多いので、ユニット内には息子以外に2人しかいない。後の子ども達は、知的障害は共通だけど、自閉症だったり、脳の障害だったり様々。でも、なかなか聞き難いのが実情で、もう最終タームだと言うのに、全然お互いの事を知らないまま来たので、こういう機会を与えてくれた小学校にホント感謝。


学校に持って行くのは僕の係!


中には、生まれてすぐ数ヶ月持たないだろうと言われたのに、もう6歳の誕生日を迎える男の子もいる。7人の子どもがいて、6番目だけがダウン症だったベテランママさんは、私が以前から一番話してみたかったダウン症をもつ男の子の先輩ママ。色んな障害を持っている子どもが集まったユニットだけど、不思議なほど、障害を持った家族も親戚もいない人ばかりだった。私自身は、義理の両親は勿論、親兄弟も、受け入れてくれたけど、そうじゃない家族を持った人達もいる。簡単に家族の話をする筈が、殆ど全員、涙を溜めながら、これまでにあった経験談を語った。

このタームも残すところ、あと1ヶ月少し。今日、ここでは書けないけど、ユニットのアップ&ダウンの話もちらっと小耳に挟んだ。先生も常に当たりばかりとは限らないし、来年がどんな環境になるかわからないけど、このネットワークを良い方に活用して、少しでも息子達が良い環境で、楽しく学校に通えるよう、保護者の皆と一緒に頑張らなくては!


出勤前10分を利用して読み聞かせするダディ、、、
父親の鏡です(涙)


帰りがけに、“オランダへようこそ”というポエムのコピーをもらいました。1987年に書かれたもので、色んなウェブサイトで紹介されてるようです。日本語訳も載ってるサイトがあたので、ちょっとご紹介。なかなか素敵でしょ?






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