山頭火つれづれ-四方館日記

放浪の俳人山頭火をひとり語りで演じる林田鉄の日々徒然記

風鈴の鳴るさへ死のしのびよる

2004-11-11 05:03:26 | 文化・芸術
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山頭火のモノローグ

世を捨てたなどとうぬぼれてはいない、―― 
世に捨てられた自分をみつめている。――


人間の心は、底のない穴のようなもの、―― 
一尺掘っても水は湧く、―― 
しかし、掘っても掘っても掘りきれるものではない。
―― 徹し得ないところにすべての悩みがある、
悲しい望みがある。――