山頭火つれづれ-四方館日記

放浪の俳人山頭火をひとり語りで演じる林田鉄の日々徒然記

草は咲くがままのてふてふ

2004-11-13 22:57:24 | 文化・芸術
古典を読む 風姿花伝

世阿弥の風姿花伝にまねぶ -<1>

<秘すれば花>

秘すれば花なり、秘せずは花なるべからず

花にも年経るにつれ折々の花あり、と。
 「時分の花」
 「まことの花」
 「老骨にのこりし花」
 「巖の花」
 「萎れたる花」
 「年々去来の花」
 「因果の花」
などについて記す。

芸の花の、その風姿は「声」と「身形(みなり)」にあり。
  芸能と云うものは、眼をよろこばせ、耳を楽しませ、
  心にひびくもの、とや。

    参照-馬場あき子著「古典を読む-風姿花伝」
                  岩波現代文庫