山頭火つれづれ-四方館日記

放浪の俳人山頭火をひとり語りで演じる林田鉄の日々徒然記

六十にして落ち着けないこころ海をわたる

2004-11-17 11:16:29 | 文化・芸術
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山頭火のモノローグ

鳥のように、獣のように、
せめて虫のように死にたい、――
わしにふさわしい死に場所を求めて旅に出るのだ。
―― 山頭火!
ルンペンはのう、ぬくい四国が好きだ、
あの放哉も四国の小豆島で死んだ。―― 

伊予の国だ、
昔、八十八ヶ所を巡礼したことがあるが、
人が親切で貰い物が多かった、
―― 芋、だんご、米、――

松山だ、―― 
正岡子規、高浜虚子、その他のよき俳人はみな松山の人々、――
あの風土が俳句的にできているのだ。

この身の故郷を捨て、心の故郷を求めて、
―― 松山へ、行こう!


月へひとりの戸はあけとく

2004-11-17 02:22:45 | 文化・芸術
「直したいけど直らない私の癖」なんて、
あまり書きたくないんだけれど‥‥。
ほんとにどうにもならない癖ってのはあるもので、

昔の唄でありましたよね、
爪を噛むのはおよしよ、なんて。

映画を見ていたり、本を読んでいたり、
ふと我れに返ると、そうなっていた。

近頃はもう歯がダメだから、その癖もなかなかお目にかからなくなったが、
それでも読書などの最中、ふと顔をだすことがあると、我れに返る。