雨飾りファームだより

日本百名山の雨飾山の麓から猫と金魚と農業と、田舎暮らしの日常を綴るブログ

田舎暮らしを考える人へ

2013-03-25 07:01:45 | 日記
庭付きの憧れの一戸建て。これが簡単に手に入るのは田舎です。
田舎暮らしに憧れる人も多いと思います。

最近は雑誌などで空き物件を探して来られる方も多くなりました。
なるほど、田舎暮らしの雑誌には時折、同じ集落の空き家が載っていることもあります。

まず、田舎に現状について理解してから田舎暮らしを始めることが大切だと思います。

田舎は都会には無いものが多くあります。
・交通網、交通機関が無い。無いに等しい。1時間に一本あればいい方。地方切り捨てにより、JRもバス会社も田舎がお荷物扱い。廃線の機を伺っている。
・大きな病院や専門医がいない。これも、都市一極集中の煽りで田舎には整った医療設備を持つ病院はあまりない。
・商業施設が無い。コンビニか無い。
・プライバシーが無い。

では、都会に無くて田舎にあるもの。
・自然。田園や畑。土地。荒れた田や畑は誰かに作ってもらいたいくらいですのでいくらでも借りられる。
・野性動物や生き物の宝庫。狐や狸、カモシカなどちょくちょく見ることができる。
・海や山が近い。登山やスキーがいつでもできる。海釣りや川釣りも好きな人には魅力的。
・ペットなどが自由に飼える。池の鯉も夢ではない。
・広い屋敷。古民家を改築すれば土地にあった都会では建てられない立派な屋敷に住める。庭も限りなく広い。
・車が必需品。出来れば一人一台。田舎では、車に乗れない都会を不便と思っている。
車があれば、買いものも病院も大概なんとかなる。田舎ではこんな便利なツールはない。

・ネット環境は意外と整備されているところが多い。
・トイレも若い世帯の家は大概水洗になっている。

まずは、以上のことを理解してもらいたいものです。
そのためには、田舎体験ツアーなどに参加して実際に何度も足を運び地元の人と知り合いになっておくことをお勧めします。