雨飾りファームだより

日本百名山の雨飾山の麓から猫と金魚と農業と、田舎暮らしの日常を綴るブログ

住み継ぐということ。

2016-03-03 07:25:11 | 日記
 今、私たちの地域の過疎化のどうやったら歯止めをかけられるのか。どうやったら残っている住民が暮らしやすくなるのかを、地域づくりプランの作成をしながら考えています。

 もちろん、理想はいくらでも描けるのですが、現実的に、具体的にとなるとなかなか難しいことです。

 誰かがお店を経営してくれないかな~

 誰か帰ってきてくれないかな~

 誰か事務局やってくれないかな~

 誰か会長してくれないかな~

 誰か~誰か~・・・・・・


 巷では昨日から学生の就活が本格的に始まり、そんな中で地元にどれだけの若者が帰ってくれるのか、期待と不安が交錯します。

 でも、では大学3年のうちの娘はどうするの?って話です。

 その時、親としてここに残って家を継いでもらいたいとは言えない自分がいることに気付きます。もちろん、自分はずっとここに住んでいて不自由だとかは感じたことがないのですが、

 そういうことではなく、娘にはもっともっと人生の勉強をしてもらいたいと思っているからです。

 ここに住むことが大前提だと、人生の選択肢が限られてしまうような気がしてここに縛ることが親として怖いのです。

 息子にしても同様で、ここで生きるのは今でなくても出来る気がするんです。

 今は、広い視野を持ってより優秀な人たちと仕事が出来る環境で勉強してもらいたいと思うのです。いつか、優秀な人材となってここに戻ってくれればいいなあと希望しているのですが、

 地元に子供を残せない私の理由なんです。

 いつか、そういった子供たちが、優秀な人材となってこの地に帰ってくることを夢見て私はこの地でゆっくり楽しい日々を送ります。