雨飾りファームだより

日本百名山の雨飾山の麓から猫と金魚と農業と、田舎暮らしの日常を綴るブログ

現実と非現実の間。

2016-03-09 07:30:57 | 日記
 あの日から、5年経ちます。

 あの日はそれぞれの立場で迎えたでしょうが、私にとっても特別忘れることの出来ない1日でした。翌日に娘のスキーの大会が立山のスキー場であったので、ダンナと息子がキャプテンミーティングに行ってくれるというのでお願いしてありました。

 ところが、お昼に地区内で小火が発生し、ダンナが行けなくなってしまい急遽私と息子が立山に向かいました。娘は高校の合格発表でソフトテニス部の新入部員勧誘ということで学校に行っていました。

 北陸道で立山インターからスキー場に向かって走っていたとき、ナビの画面が突然変わりました。

 緊急大津波情報です!とナビ。

 何?

 息子と近くのコンビニの駐車場へ。

 そこで、テレビに映し出された光景はまさに非現実的なものでした。たくさんの車が流されていく・・・。

 なにこれ…。やばいじゃん!

 そこからは、もうこの世のものとは思えない光景が続きました。

 夜になって家に帰ってからも家族はテレビに釘付けで、翌日4時に家を出て大会に行かなければならないのでとりあえず寝ようと携帯のアラームを4時にセットして寝ました。

 と、ガタガタという揺れで私たち家族は跳び起きました。わー、こわい!!

 時刻は3時59分。4時のアラームが鳴る前に強い揺れで起こされました。こっちも地震?

 もう、日本がどうかなってしまう!そういう不安に襲われました。

 これが長野県栄村を襲った地震でした。

 この日を境にいろんなものの価値観が変わったと思います。非現実的な現実を突き付けられた日でした。

 

 私たちは決してあの日のことを忘れてはいけないし、そういうことが起こると言うことが現実だということを常に覚悟しておかなければならないでしょう。