こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

[参考書]

2017-08-29 05:00:00 | こくご日記
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。よろしくお願いいたします。
「こくご食堂」本日調理する食材は、[参考書]です。

参考書を使ったことのある方は、どのくらいいらっしゃるでしょうか。お恥ずかしながら、私は大学受験をするまで、参考書を持ったことも使ったこともありませんでした。

大学受験の日本史の参考書はこれです。


▲チャート式シリーズ新日本史 数研出版


これがその写真です。この参考書を何回も使ったのでボロボロ。愛着もあります。

大学受験のとき通っていた個人塾の先生に、参考書のつかい方を習いました。まず、わからない用語があったら、巻末にある索引で探せること。重要語句がどこに何が書いてあるかわかるように、インデックスをつける。そして、必要なら書きこみをする。これは日本史ですが、「こくご」の場合、漢文・古典・文法では参考書を活用できます。参考書を読み、予習で三割の理解。授業を受けてから復習で再度参考書を読む。これで三割理解。残りの四割はテスト前に再度参考書を読めば完成。予習まで手が回らなくても、復習で利用するだけでも違いがでます。


▲上の写真の参考書の中。書きこみをしています。



▲インデックス




▲日本史B用語集 山川出版



▲これが用語集の索引 


簡単なことですが、なかなかできないことです。勉強で大切なのは、わからないことを、どうやって解決するかです。わからないことの調べ方が不明だと、わからない問題を放置してしまいます。今は、インターネットで調べられますが、それがつかえないもあります。授業中など。参考書をつかいこなすと、どのページに何が書いてあるかわかります。そして、分かったことを書きこみすることで、自分のオリジナル参考書になるのです。

参考書が使いこなせれば、先生がもう一人いることになります。そして、毎回正しい解答をしることができます。

参考書選びは、大型書店にいき、自分の目で確かめて使いやすいものを選んでください。これもポイントです。大型書店では、買いに行った教科だけでなく他教科の参考書も沢山あります。問題集にも目がいくかもしれません。書店では、本の背表紙を見るだけでも勉強になります。本を買う時は大型書店を選んでください。

勉強をするとき、勉強の仕方も見直してみてください。「何をやっても成績が上がらない。」と嘆く前に、他の勉強方法を検討してみましょう。私の塾では、勉強方法の基本を教えてから、生徒と一緒に考えていきたいです。斬新な学習方法がみつかるような気がします。楽しみです。

[出逢い]

2017-08-28 05:00:00 | こくご日記
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。よろしくお願いいたします。
「こくご食堂」本日調理する食材は、[出逢い]です。

仕事で知り合った方にすごい方がいました。ご本人に確認をしたら、ブログ掲載OKとのことで、ご紹介いたします。阪口美由紀さんという方です。

http://misakichi4.exblog.jp/


仕事が始まる前に、偶然話しをしていました。
「横浜トリエンナーレのイベントで、横浜の寿町で劇をやるみたいで主人と見にいくのです。」
と私の世間話し。
「えー。見たいな。水をたくさん使う劇団ですよ。前にその劇団を見にいく予定だったけれどいけなかったのですよ。」
「よく観劇されるのですか?」
「劇をやっているのです。」
驚きました。こんな身近に劇団の方がいるとは。さらに驚いたのが、この方、元高校の英語の先生。今は塾でもお仕事をしていると、共通点も多いこと。そして、「読み聞かせ」のボランティアもしているそうです。私も息子達の小学校でやっていました。劇団員の読み聞かせ、大人の私でも聞いてみたいです。ブログも10年も継続されているそうで、大先輩。今度お会いしたら、聞きたいこと満載の方です。ご本人の許可を得て、ブログのアドレスを掲載させていただきました。

最近、ご縁というものを強く感じます。週に一度、中学生に数学を教えているのですが、その職場にも、美術大学出身の方がいます。私は大学で美術史を学び学芸員の資格もあるのですが、その美術大学出身の方とは、絵画の話しで盛り上がりました。私が何かをキャッチできるように心穏やかにしていると、嬉しいご縁は引き寄せられてくるように思います。

私のこくご教室では、様々な職業の方に仕事を語ってもらう企画も考えています。自己表現をするために演劇の発声を教えていただきたいです。美術大学ではどんなことを学ぶか、など生徒に直接語りかけていただきたいです。小さい頃から仕事の種類がたくさんあることを知って、自分はどんな職業が向いているか考えてほしいです。そして私も、刺激を沢山浴びています。


[夏の風物詩]

2017-08-27 05:00:00 | こくご日記
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。よろしくお願いいたします。
「こくご食堂」本日調理する食材は、[夏の風物詩]です。

小学生や中学生の頃、ある周期でオカルトブームがありました。「口裂け女」「トイレから手が出てくる」など、都市伝説のような話。「心霊写真」の本、楳図かずおさんのマンガなど、誰かが持ってくるとしばらくブームになります。

中学の時、夏休みといえば、日本テレビで昼に放送された、「怪奇特集 あなたの知らない世界」でした。通常の昼は、お昼のワイドショーという番組なのですが、夏休み、冬休みなどに「怪奇特集」が編成されます。中学生の頃になると、昼は1人で家にいることが多く、この番組をみたいのですが、怖い。友達に電話して一緒に見たこともありました。

「怪奇特集 あなたの知らない世界」は、一般の方の手紙を参考に構成された心霊の再現ドラマで、今で言うと、「本当にあった怖い話」に似ています。でも、「怪奇特集 あなたの知らない世界」は、よくテレビで見る俳優さんが演じているのではないので、怖さが倍増します。

再現ドラマが終わると、「新倉イワオさん」が解説をします。新倉さんの風貌や語り口がまた恐ろしさを増すのです。

一番びっくりした話があります。大学生になり、「夏の風物詩」であった「怪奇特集 あなたの知らない世界」を見ていました。主人公がバイクに乗って登場します。そのバイクが事故にあい、主人公は死亡。お葬式のシーンになりました。御坊さんのお経がながれ、カメラが遺影にターンすると、その遺影の写真が、小学校の同級生でした。怖さは飛んでしまい、慌てて仲の良い友達に電話しました。彼は小学生の頃から劇団に入っており、卒業後も活動をしていると聞いていましたが、幽霊の役で再現ドラマに出てくるとはおもいませんでした。

「怖い」と感じるとき、頭の中では映像・写真・マンガでみたストーリーから一歩進んだ想像をしていることが多いです。例えば、「このお化け、私がお風呂に入っていとき出てくるかもしれない」とお風呂の幽霊を想像することです。想像しているときは、頭の中で文章も浮かんでいます。これも「こくご」の力を使っているからです。

今日は夏休み最後の日曜日です。みなさんの「夏の風物詩」を楽しんで、少し息抜きをして、残暑を乗り越えましょう。


[読書]

2017-08-26 05:00:00 | こくご日記
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。よろしくお願いいたします。

「こくご食堂」本日調理する食材は、[読書]です。

こくご専門の先生になると言っているのに、読書を本格的に始めたのは大学受験の時の塾の先生がきっかけでした。塾の先生から、生徒それぞれに合った小説を読む課題が出ました。一番初めの課題本は、遠藤周作の「海と毒薬」でした。塾には同学年の生徒は3名のみで、珍しく3名全員で読みなさいと言われました。1945年九州大学付属病院で行われた、アメリカ人捕虜の生体解剖事件を題材にしており、対象的な登場人物二名が登場します。勝呂と戸田。読み終えた受験生3名は、「お前は、戸田だ。」「私は勝呂だな。」と語りあったのを覚えています。

大学生になり、通勤時間が片道二時間半でした。起きている時間の大半が乗車時間で、これを読書タイムとしました。この時は本当にいろいろな本を読みました。自分のセレクトだと偏るので、身近な人に「好きな本」を聞いて、興味を持つ、持たないに関係なく読むことにしていました。ある時、アルバイトの同僚に、根掘り葉掘り好きな本を聞いていて読んでいたら、「俺のこと好きなの?」と勘違いされました。その同僚からは、「シドニーシェルダン」「落合信彦」という私の読書ワールドにない分野の作家を紹介されて刺激がありました。

結婚してから本の好きな隣人がおり、その方からは、三浦綾子の「氷点」を勧められました。この作家も私とは無縁だったので、しばらく三浦綾子の小説を読みました。表面だけみると、お昼の連続ドラマのようにオドロオドロシイのですが、テーマは「人を許せるか」という深いものでした。

起業セミナーでご一緒だった方の中に、「読書会」を主宰している方がおり、一回参加しました。その方はビジネス書を紹介されダニエル・ピンク、大前研一「モチベーション3.0」、偶然居合わせた共通の知人の方は、坂口安吾「堕落論」を紹介されました。私は映画を見るまえに原作を読んでいたので、北川恵海「ちょっと今から仕事やめてくる」でした。読書会では、各自推薦する本紹介をしました。改めて、私の本の選び方とは違う世界があると実感しました。

ここ数年、小説より「パソコン」や「掃除の本」など実用的な本を読むことが多いです。今でも、「読書が趣味」とおっしゃる方には、「どんな本読んでいますか?」と聞くことがあります。私の友達で、仕事が終わるとスターバックスで至福の読書タイムを過ごす方がいます。彼女のお勧めは、村上春樹「海辺のカフカ」。心にとめて、いつか読む本にしています。


▲最近読んでいる実用書


一昨日、本屋に立ち寄り久しぶりに本を二冊買いました。そのお話はまた後日。

夏が終わると「芸術の秋」です。夜長を読書タイムにしてみませんか?

[箇条書き]

2017-08-25 05:00:00 | こくご日記
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。よろしくお願いいたします。

「こくご食堂」本日調理する食材は、[箇条書き]です。

作文を書く時に必ずすることがあります。それは箇条書きです。このブログを書くときも、箇条書きをします。例えば、昨日のブログ「国語の文章」を書くときの箇条書は以下の通りです。

国語の文章
 プラナリア
 説明文と物語文
 音読
 幼児教室、英語検定受験

これで、この箇条書きの順番を頭で入れ替えて、文章を作っていきます。短い文章はこれでいいですが、長い作文となると、この箇条書きを情報カードやメモに書きうつし、順番をどうするか検討します。実際にカードや紙を動かしながら文章を頭に浮かべると、スラスラ書けるようになります。

中学生の女児の宿題が読書感想文だということで、
「箇条書きで書きたいことを書いてみて。」
というと、長い文章を書きだしました。
「箇条書きってわかる?」
と聞くと分からないようでした。全ての生徒がどうではないと思いますが、箇条書で要点だけ書く習慣がないのです。箇条書が書けるという前提で話しをしているのが問題でした。

箇条書きができないということは、話しを短くまとめる力が弱いということです。まとめる力をつけるには、相手に何かを伝えることです。それも、端的に分かりやすく。少し勇気がある方は、町で見知らぬ人に道を尋ねてみてください。本当に分かりやすく短い文章で教えてくださる方がいます。そういう方の説明を参考にするといいです。

説明文では余計な文章をそぎ落としていくと、作者の言いたいことがわかります。すると、そのそぎおとされた文章はたった2行か3行です。長い文章から、箇条書を見つけるのが説明文の読解になります。それが要約になります。「こくご」の力をつけるには、箇条書き、練習する必要があります。