こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

[国語の文章問題]

2017-08-24 05:00:00 | こくご日記
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。よろしくお願いいたします。

「こくご食堂」本日調理する食材は、[国語の文章問題]です。

ここのところ、読書がすすみません。時間を作って読みたいのですが、気持ちが向いていないようです。それでも、活字を近くに感じています。なぜかと考えました。仕事の授業で国語の文章問題読んでいるからでした。

国語の文章問題で、短縮された文章をたくさん読んでいます。私は説明文が好きです。物語の文章問題では、物語の途中から読むことになり、どうも感情移入しにくいからです。説明文は、論点がズバリと書いてあるものが多く、問題も解きやすいです。その説明文の中で、久しぶりに聞く生物の名前がでてきました。それは、プラナリアです。

ご存じの方も多いと思いますが、プラナリアは体を3つに分割すると、その分割したものが成体になる水中の生き物です。プラナリアは100に分断しても成体になったと言われているそうで、とてつもない生命力。そんなプラナリアは宇宙でも研究されていて、宇宙でも分裂し、成体になったそうです。プラナリアの話は、理系ですよね。しかし、国語の説明文では出題されます。国語の学習をしながら、理科の知識も得られるのです。それを面白いと思うか、興味ないから受け付けないと感じるかで、後の問題解答に違いがでてきてしまうのです。

国語の文章問題では、物語も面白いです。少年達が冒険する話などは、読んでいてワクワクしますし、戦争の話では、生徒がいるのに涙がでてしましそうになります。子供を持ってから、母の子供に対する心情を書いた小説でホロっときます。でも国語の問題文では、物語は「いいところ」で終わることが多く消化不良になりがちです。だからそこで、物語の続きを想像するのも面白いです。

数年前に英語検定を受験した、当時小学2年生のお母様の話を思い出しました。英語検定の長文では、大気汚染のことが出題されたそうです。その生徒さんは優秀で、英語検定も3級か準2級を受験していました。長文も読めます。しかし、地球温暖化、大気汚染が、理解できていませんでした。英語と理科がわからないと答えられない問題なのです。

勉強はつながっているのです。国語の文章問題をたくさん読んでいるだけでも、読書したことと同じくらい学習していることがあります。その時は広く浅くですが、興味を持って調べると、学習が深くなります。このブログを読んでいる父兄のみなさん、お子さんの教科書を読むだけでも、感動がありますよ。是非お子さんに教科書を借りてみてください。


▲ 中学一年生の国語の教科書



[手紙]

2017-08-23 05:00:00 | こくご日記
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。よろしくお願いいたします。

「こくご食堂」本日調理する食材は、[手紙]です。

初めて手紙を書いた相手は従姉でした。私より1歳年上の従姉とは、夏休みになると毎日一緒に遊んでいました。離れ離れになると、文通が始まりました。学校のことなどを書いていたと記憶しています。住所も宛名も書いたので、今でも住所を暗記しています。

それから小学校高学年になると、年賀状を書きました。住所が近所なので都道府県は省略して書いていました。

中学生になると、レポート用紙などに手紙を書いて、可愛く折り込んで手紙を書き、休み時間になると友達に持っていきました。友達とは休み時間も放課後も話をするのに、なぜ手紙の交換をしていたのか不明ですが。この手紙は、「勉強わからない」、「親に頭にきた」など今でいうツイッターのような内容だったと思います。この中学の友達と交換していた手紙、まだ存在していました。小学生から携帯電話をもって、メールやブログなどのツールを使いこなす中学生の生徒が、手紙をたくさん筆箱に入れていました。昔同様、折り紙のように綺麗に折り込んでいます。少し感動しました。時代が変わっても、変わらないヤング文化はあるのです。男子生徒にはあまり縁のないこのミニ手紙。文章を書くということは、「こくご」の力を養うのにとても重要です。文書に書くことで、自分の考えがまとまることもあります。文章に怒りをぶつけると、その怒りが収まることもあります。自筆で書く文字には、気持ちも現れます。丁寧に書いてあれば気持ちが落ち着いている時で、雑な文字を書いているときは気持ちも荒れています。

メールの時代に逆らって、手紙を書いていた時期もありました。その時は、無地の便せんと封筒で、切手の使い方で遊びました。便せんと封筒の色と、切手の絵柄は手紙を送る相手に合わせました。ほんわかした友人には、ピンクの便せん封筒で切手は可愛らしいシールの犬のもの。和風のものが好きな友人には浮世絵。花が好きな友達には、季節の植物の切手。


▲ 記念切手(抽象画)



▲ 記念切手(ファンシー)



美術展に行ったときはハガキも購入しておきます。すぐに思いを伝えたいときはハガキもいいです。


▲ 絵葉書


ただ、現在は切手の料金が変更になり、この2円切手を貼らなければいけなくなってしまい、それがこの切手の絵とあわなくなり、手紙を書くことから遠ざかってしまいました。また新料金の記念切手をそろえようかと思います。


▲ この切手と絵柄が合わない




[生きる]

2017-08-22 05:00:00 | こくご日記
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。よろしくお願いいたします。

「こくご食堂」本日調理する食材は、[生きる]です。

親戚からトウモロコシをもらって帰宅。朝までトウモロコシを庭に置いておきました。早くゆでないと取れたての意味がないと、翌朝早く起きて庭をみると、アリの行列。心を落ち着かせて、トウモロコシの皮をむき出しました。トウモロコシをゆでる時に最後の皮を残しておくと甘みが逃げないので、20本ほど皮をむきました。すると、トウモロコシか入っていた袋から白い芋虫みたいなものがでてきました。


▲ 白い虫に集まるアリ



写真では白い虫は止まっていますが、私が見たときは、跳ねるように動いていました。それでもアリがたかっているのです。幼い頃、瀕死の虫を運ぶところはみたことがありますが、こんなに活きのいい虫にアリが集まっているのは初めてみました。我が家の庭には餌がありません。トウモロコシも稀に見ない餌だったでしょうが、この白い虫もアリにとっては餌なのでしょう。

改めて、「生きる」とはこういうことなのだろうと思いました。跳ねる白い虫も、それを追うアリたちもどちらも必死です。残酷のようですが、「生きる」ためです。しばらく見ていましたが、後は、アリと白い虫に任せようと、コンクリートの上から土のほうへそっと出してやりました。どうなったでしょうか?土なら白い虫は逃げたかもしれませんし、力つきてアリが運んでいったかもしれません。

アリと白い虫のその後を考える暇もなく、部屋にもどりトウモロコシ茹でを開始。大きな鍋に3つお湯を沸騰させ、何回も茹でました。それがこれです。


▲ 茹であがったトウモロコシ


食べているときには、すっかりアリと白い虫のことを忘れていました。私も人間なので、「生きる」ために食事をしていたわけです。

[お勧めの本]

2017-08-20 22:42:29 | こくご日記
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。よろしくお願いいたします。

「こくご食堂」本日調理する食材は、[おすすめ本]です。

小学生の頃、漫才ブームでとても人気のあったのがB&Bという漫才師でした。タモリさんがやっていた「笑っていいとも」の前進は「笑ってる場合ですよ」という番組で、そのB&Bの漫才師が司会をしていました。漫才ブームがさり、テレビでもあまりB&Bを見ることがすくなくなっていました。久しぶりに見たのは、この本の人気で出演していたテレビ番組でした。



▲ お勧めの本


「佐賀のがばいばあちゃん」 
島田洋七 徳間文庫 
「がばいばあちゃんの笑顔で生きんしゃい」 
島田洋七 徳間文庫 
B&Bの洋七さんが書いた本でした。後に、テレビで特別ドラマ、映画にもなりました。我が家では、小学生だった息子達がこの本を大好きで、ドラマも喜んで見ていました。

物語は昭広少年が、お母さんの実家に預けられるところから始まります。広島の原子爆弾でお父さんが亡くなり、女手一つで子供達を育てていたお母さんは、幼くて留守番もできない一番下の息子を実家の佐賀にあずけなければかなったのです。ここから、おばあちゃんとの生活が始まります。「がばい」というのは「すごい」という意味ですが、「がばいばあちゃん」のような使い方はしないそうです。

とにかくこの「ばあちゃん」はとても素敵な人です。生活は厳しくても心の豊かな方。そして、ばあちゃんと昭広の周りにも、素敵な大人がたくさんでてきます。この「ばあちゃん」は、何か問いかけると、なんでもポジティブに返しをします。それもとても楽しいです。「お腹すいた。」といえば、「気のせいじゃ。」ケチは最低。節約は最高。など、ばあちゃんの言葉もとても深いです。運動会になると、毎年担任の先生は「お腹が痛いから弁当を交換してくれ」と質素な弁当の昭広に言ってきてきます。後に、先生達の優しさだったと知ることとなるのですが、「人に気づかれないのが本当の優しさ、本当の親切。」とばあちゃんは言います。確かにその通りですよね。

映画では、吉行和子さんが「ばあちゃん」を演じています。イメージにピッタリです。夏休みの宿題も追い込みでしょう。まだ読書感想文を書いていないお子さん達には、この本がお勧めです。最後の1週間、頑張ってください。


[キャッチボール]

2017-08-20 05:00:00 | こくご日記
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。よろしくお願いいたします。

「こくご食堂」本日調理する食材は、[キャッチボール]です。

私の夏休みも本日で終了です。昨日は、重い腰を挙げて和室の整理をしました。思いがけないものがでてきて、思わず手をとめました。



▲ 刺繍糸と枠と下絵



刺繍糸と枠の入ったビニル袋に遊戯王の絵が入っていました。長男が遊戯王を好きで刺繍したことがあったな。すっかり忘れていました。そして、別の場所からこれがでてきました。


▲ 遊戯王の刺繍の袋



この袋は息子二人と私で剣道をしていたきに、道着を入れていた袋です。次男は「くまのプーさん」の刺繍をしました。袋に何か入っていました。


▲ 私のグローブ 


これは、私のグローブです。息子達とキャッチボールをするために購入しました。ミズノのもので、巨人の広岡という選手のモデルだったかな?小学生の低学年までは、息子達と夕方よくキャッチボールをしていました。キャッチボールは、会話をしながらすることが多く、なぜか投げる人が問いかけ、球を受けると投げるときに相手が返答します。体を動かす「こくご」の勉強だったかもしれません。当時は何を話していたでしょうか。きっと学校の友達の話を聞いていと思います。私は野球初心者なので、へっぴり腰でやっていたでしょう。高学年になり、息子の投げる球は痛くて捕れませんし、私が長距離投げることができないので、キャッチボールは終わってしまいました。

私のグローブを見た次男が、
「またキャッチボールする?」
と、笑いながら言ってきました。
「やる?」
お互い冗談だと感じながら会話するのもいいものです。

いつか孫とキャッチボールする日もくるかもしれません。遊戯王の刺繍の袋を洗濯して、ピンクのグローブを大切にしまいました。